開発プロジェクトの炎上を防ぐための3つのポイント

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先日、[特報]27億円の賠償巡り新たなIT裁判始まる、文化シヤッターが提訴というニュースが業界では大きく取り上げられていました。

このようなプロジェクトは極端にせよ、大なり小なり開発プロジェクトには納期の遅延や、全く使いものにならないシステムが出来上がってしまういわゆる「炎上プロジェクト」は枚挙に暇がありません。

しかし、実は炎上を未然に防ぐ事は可能です。

そこで今回は、開発プロジェクトにおける遅延や失敗を防ぐための3つのポイントについて述べて見たいと思います。

目次

お互いのゴールは異なる

開発プロジェクトの遅延や失敗を防ぐ話をする前に、まず最初に確認をしておかないといけない事があります。

それは、クライアントとベンダーは同じ事について話しをしていても、それぞれが別のゴールを目指している、という点です。

まずお互いにその認識からスタートしなければ、炎上リスクが減る事はありません。

例えば、ECサイトのリニューアルを考えた場合に、クライアントのゴールは「リニューアルによりECサイトの売上をあげる」というものが考えらえます。

一方、ベンダーは「ECサイトを完成させる」という所にゴールがあります。

両者共に「ECサイトを完成させる」という点では共通ですが、このゴールの違いは大きな差を産む可能性を含んでいます。

具体的にクライアントが、ECサイトに商品の口コミを投稿できる仕組みを追加したいと考えた場合で考えて見ましょう。

クライアントにとっては、この機能を付ける事自体はゴールではなく、口コミによりユーザーに商品の魅力を伝えられて売上を増加させられるようになるかどうかが重要ですし、運用を想定するとユーザーが口コミを投稿しやすくする仕掛けも必要になってきます。

一方、ベンダーはただ単に「口コミを投稿できる仕組みが欲しい」と言われた場合には、口コミを投稿するための機能をどのように実現するかのみを考えます。

このように、たった一つの機能を作るだけであっても、両者のゴールは大きく異なっているという事の理解が必要です。

ポイント1.共通認識を持つ

お互いのゴールが違っているという前提に立つと、実際の開発プロジェクトにおいては、Webコンサルティングにより新たに開発を行うシステムやリプレースを行うサービスが、どのようなビジョンを掲げ、最終的にどのようなゴールを目指しているのかを明確にし、その共通認識を持つ事が重要です。

この共通認識を、実開発に携わる全てのプロジェクトメンバーがきちんと理解せずに開発を進めた場合には、クライアントが求めるゴールが実現できず途中での仕様変更や納期の遅延といった、不幸な自体を招いてしまいます。

そのため、まずはプロジェクトに参加する全てのメンバーが共通認識を持てるようにするために、要件定義書、画面設計書、機能仕様書といったドキュメントを作成して共有し、意識のすり合わせを常時行う事が重要です。

ポイント2.社外・社内含めてステークホルダーを減らす

大規模なプロジェクトや、大手企業のプロジェクトにおいてよくあるのが、「この仕様は別部署のシステムとの連携において調整が必要」という話や、「こちらの仕様決定については担当の◯◯さんの承認が必要」というもの。

このように、システム仕様やサービス設計にあたって非常に多くのステークホルダーが絡み、かつ関係が複雑で外部からの指示系統も複数あるようなプロジェクトになってしまうと、関係者間の調整コストが膨らみ、結果的にスケジュールを圧迫させる大きな要因となってしまいます。

そのため、プロジェクトのステークホルダーはできるだけ少なくする事が望まれます。

ポイント3.当事者意識を持つ

これは、発注をするクライアント側、受注したベンダー側の両方で見られるのですが、開発プロジェクトに対しての当事者意識が低く、要件定義や機能設計などを丸投げしてしまうケースです。

「パターン1.共通認識を持つ」で述べたように、目的を達成するためには共通認識と共に当事者意識を持って仕様策定を行いゴールに突き進む事が大変重要ですが、これがないと曖昧な要件や仕様が入り込む原因となったり、思いつきでの仕様変更や機能追加といった事態を招く結果となります。

この結果、開発段階においてもプロジェクト内での適切なリスクヘッジや、コントロールが行われずに、開発納期が大幅に遅れ、コストが増大する要因となってしまいます。

そのため、Webコンサルティングによって構築だけでなくその後の運用を見据えた業務フローを明確にし、要件定義書、画面設計書、機能仕様書といったドキュメントで仕様を明確化する事は必須要件です。

また、ドキュメント化された内容については全てのメンバーが理解していることを確認し、同一のゴールに進むためにそれぞれが当事者意識を持って進む必要があります。

相互理解が重要

以上のように、開発プロジェクトを炎上のリスクを減らすための3つのポイントについて述べてきましたが、全てのプロジェクトメンバーがゴールを理解し、共有認識を抱き、自分が何をなすべきかを理解する、というコミュニケーションと相互理解が重要だという事です。

そのために、我々はどんな小さなプロジェクトにおいても、機能仕様書といったドキュメントを作成し、クライアントとベンダーが共通認識を抱きながら進めるようにしておリます。

Web業界では、このようなドキュメントを作成しない会社も多数見受けられますが、これは炎上のリスクを多大に孕んでいるという事を理解して、発注時の参考にしていただければと思います。

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