構造化データは、ページに何が書かれているかを、検索エンジンが読み取りやすい形で伝えるための情報です。CS-Cartは、JSON-LDという形式の構造化データを、商品ページなどに自動で出力します。お客様が見る画面の見た目は変わりません。

構造化データがあると、Googleなどの検索結果で、商品の価格や在庫の有無、評価の星などが表示されることがあります(リッチリザルト)。CS-Cart 4.21では、パンくずリストと、店舗(組織)の情報の出力が加わりました。

このページでは、以下の内容を説明します。

  • 自動で出力される構造化データ
  • 店舗(組織)の情報を追加
  • 構造化データを確認
  • 店舗の情報が出力されない場合

自動で出力される構造化データ

次の3種類は、設定をしなくても自動で出力されます。

商品(Product・Offer)

商品ページには、商品の情報(Product)と、販売条件の情報(Offer)が出力されます。

  • 商品の情報:商品名、説明、画像、商品コード(SKU)、ブランド。GTIN(JANコードなど)・MPN・ISBNは、商品に登録されている場合に含まれます。
  • 販売条件の情報:価格、通貨、在庫の有無、商品ページのURLなど。

たとえば、基本通貨が日本円のECサイトで、35,000円の在庫のある商品なら、価格「35000」、通貨「JPY」、在庫「InStock」が出力されます。「商品レビュー」アドオンでレビューが投稿されている商品では、評価の平均やレビューの件数も含まれます。

商品名・価格・在庫などの登録内容が、そのまま検索エンジンに伝わります。商品詳細の情報を正しく入力しておくことが、構造化データの質を高めることにつながります。

パンくずリスト(BreadcrumbList)

カテゴリーページや商品ページなど、パンくずリストを表示するページには、パンくずリストの情報(BreadcrumbList)が出力されます。CS-Cart 4.21で追加されました。

検索エンジンは、この情報からページがECサイトのどの階層にあるかを理解します。検索結果で、URLの代わりに「ホーム > カテゴリー名 > …」のような階層が表示されることもあります。

店舗(Organization)

ECサイトの運営者の情報(Organization)が出力されます。CS-Cart 4.21で追加されました。

店舗の名前、ECサイトのURL、ロゴは、ストアフロントの設定から自動で入ります。そのほかの情報は、次の節の画面で追加します。

店舗(組織)の情報を追加

店舗の説明・電話番号・メールアドレス・SNSのページを、Organizationの情報に追加できます。

管理画面の左メニューから「ウェブサイト > SEO」をクリック。

「SEOルール」の画面が開きます。右上の「もっと」をクリックし、表示されたメニューから「JSON-LD」をクリック。画面の幅が広い場合は、「JSON-LD」ボタンが右上に直接表示されます。

「SEOルール」の画面で「もっと」のメニューを開き、「JSON-LD」を示した画面
SEOルール:もっと

「手動JSON-LDフィールド」の画面が開きます。

「手動JSON-LDフィールド」の画面
手動JSON-LDフィールド:組織

「組織」の区画に、以下の項目があります。どの項目も、空欄のままにすると出力されません。

  • 説明:店舗の説明。例:「北海道産の海産物を産地直送でお届けする通販サイトです。」
  • 電話:店舗の電話番号。国番号を選べる入力欄で、日本の番号は「+81」が選ばれた状態で入力します。お問い合わせ先として公開している番号を入れてください。
  • メール:店舗のメールアドレス。
  • 同じ:店舗の公式SNSのページなど、同じ店舗を表すほかのページのURL(sameAs)。1行に1つ、https:// または http:// から始まるURLで入力します。説明の文字(ラベル)は付けません。

「同じ」の入力例は、以下のとおりです。

https://www.instagram.com/example_shop/
https://x.com/example_shop
https://www.youtube.com/@example_shop

入力が終わったら、右上の「保存」ボタンをクリックします。

注意:ここに入力した電話番号とメールアドレスは、ページのソースに書き込まれ、誰でも見られる状態になります。担当者個人のアドレスではなく、特定商取引法に基づく表記などで公開している店舗の連絡先を入れることをお勧めします。

構造化データを確認

構造化データは画面には表示されないため、次の方法で確認します。

  • Googleのリッチリザルト テスト:Googleが提供する確認用のツール。商品ページのURLを入力すると、読み取れた構造化データと、リッチリザルトの対象になるかが表示されます。
  • ページのソース:ブラウザでページのソースを表示し、application/ld+json で検索します。出力された内容をそのまま確認できます。

構造化データを出力しても、検索結果にリッチリザルトが表示されるとは限りません。表示するかどうかは検索エンジンが判断し、反映までに時間がかかることもあります。

店舗の情報が出力されない場合

次の点を確認してください。

  • URLの形式:「同じ」には、https:// または http:// から始まる完全なURLだけが使えます。www.instagram.com/... のように先頭が欠けたURLや、正しくないURLは出力から除かれます。
  • 有効なURLの数:「同じ」の有効なURLが1つも無い場合、sameAsの項目自体が出力されません。
  • 空欄の項目:「説明」「電話」「メール」で空欄の項目は出力されません。

検索エンジン向けのそのほかの設定については、SEOとrobots.txtの編集をご覧ください。

出典: CS-Cart 公式マニュアル(英語)