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TIOBEインデックスで見る2026年10月のプログラミング言語人気ランキング

TIOBEインデックス2026年10月版では、Juliaが3年ぶりにトップ20へ戻りました。トップ20の順位表と、9月からの動き、21〜30位をまとめます。

TIOBEインデックスで見る2026年10月のプログラミング言語人気ランキング

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ソフトウェア品質の評価と追跡を専門とするオランダのTIOBEソフトウェアは、プログラミング言語の人気の指標「TIOBEプログラミングコミュニティーインデックス」(通称「TIOBEインデックス」)を毎月発表しています。世界中のエンジニアの数、講座、関連する製品やサービスを提供する企業の数をもとに、GoogleやWikipediaなど20以上のサイトの検索結果から算出した指標です。

2026年10月のトップ20は次のとおりです。

2026年10月のトップ20

2026年10月 2025年10月 変化 プログラミング言語 レーティング 前年比
1 1 Python 19.23% -5.23%
2 2 C 11.33% +2.04%
3 3 C++ 8.87% +0.04%
4 4 Java 8.41% +0.06%
5 5 C# 3.79% -3.15%
6 6 JavaScript 2.77% -0.64%
7 7 Visual Basic 2.20% -1.02%
8 13 ↑↑ R 2.06% +0.55%
9 10 ↑ SQL 1.97% +0.20%
10 16 ↑↑ Rust 1.44% +0.24%
11 8 ↓ Go 1.39% -0.53%
12 14 ↑ PHP 1.26% -0.12%
13 11 ↓ Fortran 1.12% -0.58%
14 22 ↑↑ Swift 1.03% +0.09%
15 18 ↑ Scratch 0.97% -0.18%
16 23 ↑↑ COBOL 0.89% +0.03%
17 12 ↓↓ Perl 0.88% -0.78%
18 30 ↑↑ Julia 0.88% +0.42%
19 9 ↓↓ Delphi/Object Pascal 0.83% -1.03%
20 17 ↓ MATLAB 0.83% -0.33%

「変化」の矢印と「前年比」は、1年前(2025年10月)との比較です。

今月の注目ポイント:Juliaが3年ぶりにトップ20へ

TIOBEソフトウェアのCEO、Paul Jansen氏による今月の解説の見出しは「Julia Returns to the TIOBE Top 20」です。要点は次のとおりです。

  • Juliaは前回トップ20に入ってから3年ぶりに、18位でトップ20へ戻りました。前回は一時的な流行と見られることもありましたが、今回は人気が定着する可能性があるとしています。
  • Juliaが伸びている背景には、数値計算の分野で「高い性能」と「学びやすさ」を両立した言語が求められていることがあります。Pythonは手軽に書ける一方で性能が課題になることがあり、C++は性能に優れる一方で習得の負担が大きい。Juliaはその間を埋めることを目指した言語です。
  • Julia以外にも、トップ20に近づいている言語が2つあります。Flutter(UIの開発キット)で使われるDartは41位から27位へ、OCamlは38位から26位へ上がりました。OCamlは、リアルタイムの取引システムや構文解析の技術での利用が増えていることが背景の一つとされています。
  • 長く順位が安定していた中で、こうした動きが出てきたことに注目しています。

解説の全文(英語)は、TIOBEソフトウェアのTIOBE Indexのページで読めます。

9月からの動き

前月(2026年9月)のトップ20と比べると、次のような変化がありました。

  • 1位〜7位は9月と同じ顔ぶれ・順位です。 1位のPythonはレーティングが17.76%から19.23%に上がりました。
  • トップ20に入った言語: Perl(17位)、Julia(18位)、MATLAB(20位)
  • トップ20から外れた言語: Ada(17位→21位)、Assembly language(16位→23位)、Objective-C(19位→25位)
  • 順位が上がった言語: R(9位→8位)、PHP(14位→12位)、Go(12位→11位)、Swift(18位→14位)、COBOL(20位→16位)
  • 順位が下がった言語: SQL(8位→9位)、Fortran(11位→13位)、Delphi/Object Pascal(13位→19位)

9月の解説では、MATLABの順位の低下と、Juliaがトップ20に戻りそうなことが取り上げられていました。10月はJuliaがトップ20に入り、MATLABも20位に戻っています。

21位〜30位

順位 プログラミング言語 レーティング
21 Ada 0.82%
22 SAS 0.76%
23 Assembly language 0.76%
24 Classic Visual Basic 0.70%
25 Objective-C 0.61%
26 OCaml 0.61%
27 Dart 0.60%
28 Ruby 0.53%
29 VBScript 0.52%
30 PL/SQL 0.51%

26位のOCamlと27位のDartは、トップ20の下位(0.8%台)とまだ差がありますが、今月の解説で名前が挙がった言語です。

まとめ

TIOBEインデックスは、プログラミング言語の「人気」や「話題の多さ」を示す指標で、どの言語が優れているかや、どの言語で書かれたコードが多いかを示すものではありません(TIOBEソフトウェア自身もそう説明しています)。

TIOBEソフトウェアは、自分のスキルが時代に合っているかを確かめたり、新しいシステムで採用する言語を検討したりするときの参考になるとしています。実際の言語選びでは、作りたいシステムの要件、開発・保守の体制、使えるライブラリやフレームワークなどもあわせて検討することが大切です。

出典: TIOBE Software「TIOBE Index for October 2026」(www.tiobe.com、2026年10月14日に確認)

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