GMOクラウド VPSをUnixBenchでベンチマークをしてみた

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VPSサービスは、今や500円代から使えるようになりましたが、実際に選ぶとなるとそれぞれにメリット・デメリットがあって難しいものがあります。

そこで、仕事で何台かVPSを借りる機会ができましたので、UnixBenchを使ってベンチーマークをしてみました。

今回、ベンチマークを行ったのはGMOクラウド VPSです。

GMOクラウド VPS
GMOクラウド VPS

目次

GMOクラウド VPSの特徴



GMOクラウド VPSは、一番安いマイクロのプランだとCPU仮想3コア、HDD 100GB、メモリ2GBのスペックですが、それを初期設定費用0円、月額利用料金(12ヶ月契約)980円で借りられる格安VPSです。

特徴としてはGMOクラウド VPSでは以下の7つが上げられています。

  1. 9種類から選べる豊富な「OS」
  2. サーバー初期構築の手間を削減!「パッケージ型VPS」
  3. 管理画面を利用してマウス操作で簡単に設定可能
  4. 330種類以上のアプリケーションを簡単インストール!
  5. 充実の設定代行オプションでお客さまの構築をサポート
  6. 耐障害性!オートフェイルオーバー
  7. 納得・安心の保証

Webサイトを見てわかるように、機動戦士ガンダムのマチルダ・アジャン中尉の広告で話題になりましたね。

現在は、15日間の無料お試し期間がありますので、取り敢えずしばらく借りてみるということも出来ます。

UnixBenchとは

今回測定に使ったUnixBenchは、LinuxをはじめとするUnix系OSでは昔からよく使われている定番のベンチマークツールです。

Linuxキーワード:UnixBenchとは

 Linuxパソコンの処理性能を測定するためのソフトウエア。CPUの演算性能、アプリケーション実行時の処理性能、2次元や3次元のグラフィックス処理性能を測定できる。マルチコアプロセッサにも対応しているため、コア数の違いによるパフォーマンスを評価することも可能である。

また、UnixBenchで測定すると以下の数値が出力されます。

 パフォーマンスを表す数値は、「George」と呼ばれるUNIXシステム「SPARCstation 20-61」の処理性能を基準にしている。SPARCstation 20-61の処理性能が「10」で、測定したLinuxパソコンの処理性能が「520」だった場合、「52倍高速である」と評価できる数値を結果として出力する。

つまり、数値を見るだけでサーバの性能を相対的に比較できることになります。

今回は、OSのアップデートを行ったのと、UnixBenchをインストールした以外は初期設定のままの状態で測定をしています。

各テスト項目の詳細やUnixBenchのコマンドについては、IDC Frontier Engineers’ Blog:UnixBenchに詳しく解説がされていますので、ご興味がある方はそちらをご覧下さい。

UnixBenchのインストール

今回、GMOクラウド VPSは、初期設定時にCentOS 6.2 LAMPPパック x64というものを選択して借りました。

そこで、yumでOSをCentOS 6.5にバージョンアップして、UnixBench自体もyumでインストールをしました。

# yum -y install perl perl-Time-HiRes make gcc
# curl http://byte-unixbench.googlecode.com/files/UnixBench5.1.3.tgz | tar zx
# cd UnixBench
# ./Run

GMOクラウド VPSの場合、これだけでUnixBenchが動く状態となりました。

UnixBenchの結果

実際にUnixBenchで測定した結果がこちら。Systemのドメイン名は消しています。

BYTE UNIX Benchmarks (Version 5.1.3)
  System: xxxxxxxxxx: GNU/Linux
  OS: GNU/Linux -- 2.6.32-220.2.1.el6.x86_64 -- #1 SMP Fri Dec 23 02:21:33 CST 2011
  Machine: x86_64 (x86_64)
  Language: en_US.utf8 (charmap="UTF-8", collate="UTF-8")
  CPU 0: QEMU Virtual CPU version 0.9.1 (4800.2 bogomips)
         x86-64, MMX, Physical Address Ext, SYSCALL/SYSRET
  CPU 1: QEMU Virtual CPU version 0.9.1 (4800.2 bogomips)
         x86-64, MMX, Physical Address Ext, SYSCALL/SYSRET
  CPU 2: QEMU Virtual CPU version 0.9.1 (4800.2 bogomips)
         x86-64, MMX, Physical Address Ext, SYSCALL/SYSRET
  15:43:27 up 1 day,  3:11,  1 user,  load average: 0.41, 0.17, 0.06; runlevel 3
------------------------------------------------------------------------
Benchmark Run: 木  7月 31 2014 15:43:27 - 16:14:53
3 CPUs in system; running 1 parallel copy of tests

Dhrystone 2 using register variables       28788181.9 lps   (10.0 s, 7 samples)
Double-Precision Whetstone                     2823.6 MWIPS (16.0 s, 7 samples)
Execl Throughput                               2548.2 lps   (30.0 s, 2 samples)
File Copy 1024 bufsize 2000 maxblocks        575998.9 KBps  (30.0 s, 2 samples)
File Copy 256 bufsize 500 maxblocks          156178.3 KBps  (30.0 s, 2 samples)
File Copy 4096 bufsize 8000 maxblocks       1310494.6 KBps  (30.0 s, 2 samples)
Pipe Throughput                             1539754.8 lps   (10.0 s, 7 samples)
Pipe-based Context Switching                 262787.2 lps   (10.0 s, 7 samples)
Process Creation                               5613.1 lps   (30.0 s, 2 samples)
Shell Scripts (1 concurrent)                   5224.0 lpm   (60.0 s, 2 samples)
Shell Scripts (8 concurrent)                   1434.7 lpm   (60.0 s, 2 samples)
System Call Overhead                        2013319.4 lps   (10.0 s, 7 samples)

System Benchmarks Index Values               BASELINE       RESULT    INDEX
Dhrystone 2 using register variables         116700.0   28788181.9   2466.9
Double-Precision Whetstone                       55.0       2823.6    513.4
Execl Throughput                                 43.0       2548.2    592.6
File Copy 1024 bufsize 2000 maxblocks          3960.0     575998.9   1454.5
File Copy 256 bufsize 500 maxblocks            1655.0     156178.3    943.7
File Copy 4096 bufsize 8000 maxblocks          5800.0    1310494.6   2259.5
Pipe Throughput                               12440.0    1539754.8   1237.7
Pipe-based Context Switching                   4000.0     262787.2    657.0
Process Creation                                126.0       5613.1    445.5
Shell Scripts (1 concurrent)                     42.4       5224.0   1232.1
Shell Scripts (8 concurrent)                      6.0       1434.7   2391.1
System Call Overhead                          15000.0    2013319.4   1342.2
                                                                  ========
System Benchmarks Index Score                                        1105.6

------------------------------------------------------------------------
Benchmark Run: 木  7月 31 2014 16:14:53 - 16:45:44
3 CPUs in system; running 3 parallel copies of tests

Dhrystone 2 using register variables       85786384.9 lps   (10.0 s, 7 samples)
Double-Precision Whetstone                    10313.4 MWIPS (10.0 s, 7 samples)
Execl Throughput                               8948.0 lps   (29.9 s, 2 samples)
File Copy 1024 bufsize 2000 maxblocks        430218.4 KBps  (30.2 s, 2 samples)
File Copy 256 bufsize 500 maxblocks          117715.1 KBps  (30.1 s, 2 samples)
File Copy 4096 bufsize 8000 maxblocks       1221115.6 KBps  (30.2 s, 2 samples)
Pipe Throughput                             4552010.1 lps   (10.0 s, 7 samples)
Pipe-based Context Switching                 700107.6 lps   (10.0 s, 7 samples)
Process Creation                              22715.6 lps   (30.0 s, 2 samples)
Shell Scripts (1 concurrent)                  11260.6 lpm   (60.1 s, 2 samples)
Shell Scripts (8 concurrent)                   1538.0 lpm   (60.1 s, 2 samples)
System Call Overhead                        3686640.9 lps   (10.0 s, 7 samples)

System Benchmarks Index Values               BASELINE       RESULT    INDEX
Dhrystone 2 using register variables         116700.0   85786384.9   7351.0
Double-Precision Whetstone                       55.0      10313.4   1875.2
Execl Throughput                                 43.0       8948.0   2080.9
File Copy 1024 bufsize 2000 maxblocks          3960.0     430218.4   1086.4
File Copy 256 bufsize 500 maxblocks            1655.0     117715.1    711.3
File Copy 4096 bufsize 8000 maxblocks          5800.0    1221115.6   2105.4
Pipe Throughput                               12440.0    4552010.1   3659.2
Pipe-based Context Switching                   4000.0     700107.6   1750.3
Process Creation                                126.0      22715.6   1802.8
Shell Scripts (1 concurrent)                     42.4      11260.6   2655.8
Shell Scripts (8 concurrent)                      6.0       1538.0   2563.3
System Call Overhead                          15000.0    3686640.9   2457.8
                                                                  ========
System Benchmarks Index Score                                        2135. 9

計測結果

UnixBenchからデータは、System Benchmarks Index Scoreの部分が総合結果になります。

GMOクラウド VPSのベンチマーク結果
サービス名 OS CPU HDD メモリ 1コア 3コア
マイクロ CentOS 6.5 仮想3コア
QEMU Virtual
CPU version 0.9.1
100GB 2GB 1105.6 2135.9

こちらの数字を単体で見ても、なかなかイメージが付かないと思いますので、他のVPSの測定結果も順次だして比較していければと思っています。





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