データ収集は、本来、製品開発やマーケティング戦略立案の前に行われるものであり、十分な調査結果を基にWebサイトやWebサービスのプロジェクトを開始しなければなりません。
しかし、過去の環境調査・競合調査・クライアント概要調査の結果と現状が乖離してきている、IT戦略を考えるうえで特にWebに的を絞った追加調査が必要、といった理由から、改めてデータ収集を行うケースがあります。
このような場合、我々に環境調査・競合調査・クライアント概要調査といったデータ収集をご依頼いただく事が可能です。
環境調査・競合調査・クライアント概要調査とは
環境調査
環境調査で行うのは、主に当該業界(及び関連業界)の現在及び将来に対して影響を及ぼす、政治・経済・法律・技術の趨勢といったマクロ要因、業界などの外部要因です。
例えば、当該産業に浮かび上がりつつある流通チャンネル、顧客サービスツール、コミュニティーの新たなインターネットモデルは何か、これらのインターネットモデルはいかにして様々なサプライヤー、バイヤー、新規参入者、代替商品、競合といった産業構成要因に影響を与えるか、これらのインターネットモデルはそれを導入した企業にどのような価値をもたらすか、新しいインターネットモデルの影響はどれぐらいの発展を促すと考えられるか、といった観点から行われます。
競合調査
競合調査で行うのは、クライアントの競合企業、また全く別の業界であっても競合となりうる企業が現在どういったインターネットを使ってどうのような戦略を行なっており、今後どういった影響を与えるのかを調査します。
ここでは、クライアントの従来及びこれからの競合は誰なのか、競合相手のインターネット戦略は何でどういった施策を実施しているのか、クライアントと比較して競合相手のインターネット戦略の実行具合はどうか、といった観点から行われます。
クライアント概要調査
クライアント概要調査では、競合他社の中で顧客の占める立場及び状況はどのような状況であるのか、クライアントの最大の強みはなんなのか、また有形資産、無形資産といったものは何がありどのように生かされているのか、現在保有しているWebサイトやWebサービスはどういったものなのか、といった観点から行われます。
データ収集については、期間と予算の制約がある事が多いため、対象となるWeb戦略やWebサイト関係する項目に絞って実施していきます。
実施方法
データ収集については、基本的に以下のようなプロセスで調査が行われます。
1.事業課題の把握と共通認識の確立
まず最初に、事業課題の把握を顧客と一体となって作業を実施することにより、事業課題についてクライアントと共通認識の確立を行うことで、何についてのデータ収集が必要であるのかを明確にし、事業課題に対して参考になるデータとしてはどういったものが必要かをお互いに理解をします。
2.調査手法の選定と情報収集
事業課題を解決するためには、どういった手法を用いてデータを集めるかを決定し、それに基づいて情報収集を行います。
情報収集においては、インターネット上に公開されている国や自治体、各種調査機関が公表している情報、アナリストやリサーチ機関のインターネット業界レポート、Googleトレンドやキーワードプランナーで開示されている情報、ソーシャルリスニングでの情報、インターネット調査での情報、専門家とのインタビュー、競合のWebサイトに対するヒュースティック調査、Google Analyticsのデータ、クライアントインタビューなどを組み合わせて行なっていきます。
3.分析とレポート作成
集めた情報に対する分析を行い、レポートを作成します。
導入事例
- 国立大学からの依頼による環境調査・競合調査・クライアント概要調査
- 大手インフラ企業からの依頼による環境調査・競合調査・クライアント概要調査
- 大手流通企業から依頼による環境調査・競合調査・クライアント概要調査
Webサイトの制作やリニューアルにあたってデータ収集を行いたい場合、リソース・シェアリングにご相談ください。Webサイトに特化した調査・分析だけの仕事も請け負っております。