マーケットプレイス(Marketplace)とは、売り手と買い手をつなげるインターネット上の取引市場であるショッピングモールのECサイトであり、ECモールとも呼ばれます。
BtoC型マーケットプレイスとしては、楽天市場やYahoo!ショッピング、Amazonマーケットプレイス、CtoC型マーケットプレイスとしては、メルカリが日本では有名です。
しかし、高額なECパッケージを使ってマーケットプレイスサイトを独自に構築しようとすると、高額なライセンス価格に加え、必要な機能を揃えるために大幅なカスタマイズが必要です。
マーケットプレイスサイト構築のベストソリューション
CS-Cart Multi-Vendorは、マーケットプレイスサイトの構築と運用に特化したECパッケージで、世界中で1,300件以上の導入実績を誇ります。
世界で35,000件以上の導入実績を誇るCS-Cartをベースに、出品者(ベンダー)用の専用管理画面や手数料設定など、マーケットプレイスの運営に必要な機能を標準で搭載しており、高機能なオンラインマーケットプレイスを圧倒的な低コストで構築できます。
CS-Cart Multi-Vendorの3つの特徴
CS-Cart Multi-Vendor は、他の有償ECパッケージと異なり、以下の3つの特徴があります。
オール・イン・ワン
CS-Cart Multi-Vendor はマーケットプレイスサイト構築に特化していますので、 CS-Cart Multi-Vendor を導入するだけで、マーケットプレイスサイトの構築や運用に必要な機能が全てまかなえます。
ハイブリッドECパッケージ
CS-Cart Multi-Vendor は、有償ECパッケージで公式サポートが提供されていますが、ソースコードが公開されているため、ベンダーロックインに陥る事なく、カスタマイズも自由に行えるハイブリッドECパッケージです。
低価格
有償ECパッケージは、非常に高額なライセンス価格のものが多い中で、ライセンス価格は他社よりも圧倒的に安くなっています。
CS-Cart Multi-Vendorの対応例
CS-Cart Multi-Vendorは、楽天市場やYahoo!ショッピングのような店舗出店型のショッピングモール型ECサイト、Amazonマーケットプレイスのような商品出品型のマーケットプレイス、地域ポータルやふるさと納税サイトのようなECサイトモール型のマーケットプレイス、福利厚生を行うための社員販売や職員販売のクローズドEC型のマーケットプレイスサイト、企業間取引で受発注を行うBtoBモール型のマーケットプレイスサイト構築など、様々なマーケットプレイスサイトの構築に対応ができます。
商品出品型マーケットプレイスサイト
店舗出店型マーケットプレイスサイト
ふるさと納税型マーケットプレイス
クローズドEC型マーケットプレイス
CS-Cart Store Builderと共通の機能
CS-Cart Multi-Vendorは、導入するだけでマーケットプレイスサイトを構築・運用ができるオールインワンパッケージです。
世界で35,000件以上の導入実績を誇るCS-Cartをベースにしており、マーケットプレイスの運営に必要な、出品者管理、商品管理、顧客管理、注文管理の機能が、CS-Cart Multi-Vendorだけで実現できます。
CS-Cart Multi-Vendorの管理者は、楽天市場やAmazonマーケットプレイスの管理者になるようなものです。
1人の管理者がマーケットプレイス全体を管理することは大変ですので、メインの管理者が役割に応じた担当者に権限を付与する形で管理者の追加ができます。
これにより、注文を管理する担当者、デザインを管理する担当者、出品者の管理をする担当者というように、複数の担当者を割り当てて運用をすることができます。
また、CS-Cart Store Builder に用意されている機能は、CS-Cart Multi-Vendorにも全て用意されています。
システム設定
注文ステータスの変更や会員情報の入力項目だけでなく、組織、出品者の入力項目も管理画面から簡単に変更ができます。
CMS・デザイン管理
CS-Cart は、管理画面だけでECサイトの構築から運用までが行えるテーマ管理、レイアウト管理、テンプレート管理、ページ管理、バナー管理機能を標準装備しています。
商品管理
CS-Cart は、カテゴリーやカラーやサイズなどのバリエーションを持った商品を管理画面で管理でき、セット販売にも対応しています。
注文管理
CS-Cart は、注文からピッキング、梱包、配送、返品までをステータスで一元管理できる注文管理や配送管理、返品管理、販売レポート、注文用バーコード作成機能を標準装備しています。
ユーザー管理
CS-Cart は、管理者や顧客の管理だけでなく、コンテンツ担当や販売担当といった担当者管理機能、ゴールドやシルバーといった顧客ステータスの管理機能も標準装備しています。
配送管理
CS-Cart は、日本国内向けにはクール便にも対応できる「配送料金自動算出」アドオンを用意しており、価格、重量、個数による料金設定や海外の8大国際物流サービスにも対応しています。
支払管理
CS-Cart は、Strip決済、PayPal決済を始めとする国内外の50種類以上の決済代行サービスに対応し、代引きや銀行振込、請求書支払にも対応しています。
マーケティング管理
CS-Cart は、送料無料や金額でのキャンペーン実施、ギフト券の発行、購入によるポイント付与やポイントでの購入、ブログ、メルマガなど、マーケティング機能も標準提供しています。
コンバージョン管理
CS-Cart は、SEOに最適なURLを生成し、ランキングやベストセラー商品、商品レビュー、商品レコメンド機能による商品訴求や、ソーシャルログイン機能まで、購入を促す機能も標準提供しています。
多言語・多通貨管理
CS-Cart は、越境ECにおいて必須となる多言語対応や他通貨での価格を表示する多通貨対応機能も標準で提供しています。
クローズドECサイト管理
CS-Cart は、越境ECにおいて必須となる多言語対応や他通貨での価格を表示する多通貨対応機能も標準で提供しています。
複数サイト管理
CS-Cart の複数サイト管理機能を使えば、国別やクライアント別、言語別、ブランド別など、ディレクトリやサブドメイン、複数ドメインの運用が簡単に行えます。
マイページ機能
CS-Cart は、注文履歴や会員情報管理だけでなく、欲しい物リストや商品比較機能、ソーシャルログイン機能まで、強力なマイページ機能を標準で提供しています。
ワンステップ購入
CS-Cart の決済手続きは、住所入力、配送方法、決済が1ページで完結するため、短いステップと時間で購入ができ、購入手続きの煩雑さによるユーザーの離脱を最小限にとどめます。
ダウンロード販売
CS-Cart は、イラストや写真といったオンラインだけで完結するダウンロード商品の販売を行う機能も標準で提供しています。
サプライヤー機能
商品にサプライヤーを割り当てて、注文が入ればサプライヤーにメールを飛ばす事ができるため、ECサイト自身で在庫を持たずに商品を販売するドロップシッピングサイトも簡単に実現できます。(現在この機能は非推奨となりました。)
バージョンアップとバックアップ
バグやセキュリティへの対応、データのバックアップはECサイト運用において必須ですが、 CS-Cart は管理画面から簡単にバージョンアップとバックアップを行うことが可能です。
カスタマイズ
CS-Cart は、機能拡張を行う場合にもアップデートに影響するコアシステムに変更を加えることなく、機能追加が可能です。
公式マーケットプレイス
CS-Cart の公式マーケットプレイスサイトでは、ECサイトのテーマやアドオンが無料のものから有償のものまで提供されているため、必要な機能を低コストで導入が可能です
CS-Cart Multi-Vendorのライセンスによる違い
CS-Cart Multi-Vendorは、ライセンスとしてCS-Cart Multi-Vendor Standard、CS-Cart Multi-Vendor Plus、CS-Cart Multi-Vendor Ultimate、Multi-Vendor Unlimの4種類が用意されています。
各ライセンスは、CS-Cart Multi-Vendor Standardが商品出品型マーケットプレイスに対応しており、CS-Cart Multi-Vendor Plusが店舗出店型マーケットプレイスに、CS-Cart Multi-Vendor UltimateとMulti-Vendor Unlimが複数マーケットプレイスの運用に対応する、という形になっております。
商品出品型
店舗出店型
マーケットプレイス複数管理
CS-Cart Multi-Vendor 独自の機能
CS-Cart Multi-Vendor は、ECサイト構築のためのライセンスである CS-Cart Store Builder と異なり、マーケットプレイスサイト構築や運用のために、独自の機能が用意されています。
マーケットプレイスサイトは、通常のECサイトと異なり、マーケットプレイスサイト管理者とお客様の間に、店舗の出店や商品を出品する出品者がいて、三者間取引になっています。
そのため、CS-Cart Multi-Vendor にはこの出品者用の機能が用意されています。
出品者管理機能
CS-Cart Multi-Vendorでは、出品者管理機能が用意されています。
出品者登録機能
出品者がマーケットプレイスサイトで商品を販売するためには、まず出品者としてマーケットプレイスサイトに登録を行う必要があります。
そこで、CS-Cart Multi-Vendor では、出品者が出店の申請を行うための、出品者登録機能が用意されています。
出品者登録は、マーケットプレイスサイトから出品者自らが出店申請を行う事もできますし、管理画面からマーケットプレイスサイトの管理者が行う事もできます。
マーケットプレイスサイトからの出品者登録は、以下の3つの設定が行えます。
- 管理画面とストアフロントへの即時アクセス
- 管理画面への即時アクセス、ストアフロントへの承認
- 管理画面とストアフロントへのアクセス承認
これにより、出品者登録が行われたら、すぐに商品の販売ができるのか、マーケットプレイスサイトの管理者が承認をしないと商品の販売ができないのか、という設定が行えます。
この設定は、管理画面から随時変更を行う事ができます。
出品者承認機能
CS-Cart Multi-Vendor では、出品者と商品の承認機能が用意されています。
出品者が商品を登録する際には、以下の3つのパターンがあります。
- 出品者が承認なしで商品を紹介できるようにする。
- 出品者が追加したすべての商品を確認して承認する。
- 特定の出品者が自由に商品を追加できるようにする。
出品者毎の利用規約設定機能
CS-Cart Multi-Vendor では、「出品者毎の利用規約」アドオンにより、出品者毎で利用規約の設定をすることができます。
利用規約は、マーケットプレイスサイトの利用規約以外に、出品者毎に個別に設定することができます。
出品者管理画面設定機能
CS-Cart Multi-Vendor では、「出品者管理画面設定」アドオンにより、出品者の管理画面の設定をすることができます。
商品ページについては、出品者が入力できる名前やカテゴリー、価格などの基本情報から、在庫、最小購入数量、販売単位、ユーザーグループなどの表示をするかどうかの設定ができます。
また、出品者管理画面の背景色や背景画像の設定を行う事もできます。
出品者評価機能
CS-Cart Multi-Vendor では、「出品者評価」アドオンにより、出品者評価を行うことができます。
この機能は、Multi-Vendor Plus と Multi-Vendor Ultimate でのみ利用できます。
出品者評価機能を使用すると、出品者をブロンズ、シルバー、ゴールドの階層に自動的に分割することができます。
出品者の評価は、支払注文金額、支払注文の総合計額、表示されている商品数などで自動で算出ができ、出品者評価を手動で設定することもできます。
出品者プラン設定機能
CS-Cart Multi-Vendor では、「出品者プラン」アドオンにより、出品者に月額利用プランを提供できます。
出品者プランでは、月額費用や取引手数料、出品商品数、利益の上限、許可されるカテゴリーなどの制限ができます。
また、マーケットプレイスによるフルフィルメントの利用や、出店を行うマーケットプレイスサイトの選択、出品者の評価なども設定することができます。
出品者向けの共通商品機能
CS-Cart Multi-Vendor では、「出品者向けの共通商品」アドオンにより、出品者共通商品を設定することができます。
出品者向けの共通商品では、出品者の商品追加を許可の設定やデフォルトの共通商品を購入する、という設定ができます。
また、お客様にはAmazonのように同一商品で出品者毎に販売価格が異なる商品を、一覧で見せる事もできます。
カテゴリー別手数料
CS-Cart Multi-Vendor では、「出品者プラン:カテゴリー別取引手数料」アドオンにより、カテゴリー別で取引手数料を設定することができます。
この機能は、Multi-Vendor Plus と Multi-Vendor Ultimate でのみ利用できます。
利益率の低い商品に対して手数料を引き下げることで、より多くの出品者をマーケットプレイスサイトに引きつけることができます。
一方、利益率の高い商品の手数料を高く設定することで、出品者からより多くの収入を得ます。
出品者権限機能
CS-Cart Multi-Vendor では、「出品者権限」アドオンにより、出品者評価を行うことができます。
この機能は、Multi-Vendor Plus と Multi-Vendor Ultimate でのみ利用できます。
出品者権限機能を使用すると、出品者データ管理者のユーザーグループを管理できます。
出品者専用管理画面
出品者専用管理画面機能
CS-Cart Multi-Vendor では、出品者に対しマーケットプレイスサイトで商品を販売するための専用管理画面が用意されています。
出品者専用管理画面では、出品者毎の設定、商品管理、注文管理が行えます。
出品者専用管理画面には、出品者自身の商品や注文しか表示されず、情報の変更を行った場合には、マーケットプレイスサイトの管理者によって承認後に反映する、承認無しで反映する、という設定が行えます。
出品者管理画面のデザインやメニューの設定機能
CS-Cart Multi-Vendor では、出品者自身で管理画面のデザインやメニューの設定をすることができます。
デザインは、カラースキームの変更や各部品の色、サイドバーの色、背景画像を変更でき、再度メニューは順番を入れ替えたり、項目を追加してリンクを埋め込む事もできます。
出品者店舗のレイアウト編集機能
CS-Cart Multi-Vendor では、出品者がマーケットプレイスサイトに独自店舗を持つことができます。
この機能は、Multi-Vendor Plus と Multi-Vendor Ultimate でのみ利用できます。
また、基本設定の「出品者がレイアウトを編集することを許可」を有効にすることで、出品者は店舗のレイアウトの変更を行う事もできます。
出品者向けインポート機能
CS-Cart Multi-Vendor では、出品者向けにインポート機能が用意されています。
出品者向けインポート機能を使うと、出品者は CSV か XML で商品をマーケットプレイスサイトにインポートができます。
これにより、他のマーケットプレイス (Etsy や Ebay など) で商品を販売している出品者に、自社のマーケットプレイスに商品をアップロードが簡単に行えます。
出品者支払機能
マーケットプレイスでの支払と分配機能
CS-Cart Multi-Vendor では、マーケットプレイスで販売された売上をマーケットプレイスと出品者で分配するには以下の3つの方法があります。
- お客様はマーケットプレイスで複数の出品者の商品に対して1回だけ支払いを行い、マーケットプレイスサイトが全ての金額を受取り、マーケットプレイスから出品者には支払いが分配されます。
- お客様はマーケットプレイスで複数の出品者の商品に対して1回だけ支払いを行い、マーケットプレイスと出品者の間で自動的に分配されます。
- お客様は出品者に対して支払いを行い、複数の出品者の商品を買う場合には、個別に支払いを行います。
2は、Stripe ConnectかPayPalコマースプラットフォームを利用する必要があり、3は、Multi-Vendor Plus と Multi-Vendor Ultimate でのみ利用できます。
CS-Cart Multi-Vendorの主な出品者専用管理画面
各出品者毎の専用管理画面
各出品者毎の注文・配送管理機能
各出品者毎の商品管理機能
各出品者毎の商品編集画面
各出品者毎のレビュー管理機能
各出品者毎の入出金管理機能
CS-Cart Multi-Vendorの主な出品者側機能解説ビデオ
出品者専用管理画面
マイクロストア
プロモーション管理機能
個別の注文手続き
CS-Cart Multi-Vendor 導入事例
日本酒キュレーション・マーケットプレイスサイト構築
- 経営課題:日本酒キュレーション・マーケットプレイスサイト構築
- クライアント:株式会社スクナヒコ
- 導入:WordPress+CS-Cart Multi-Vendor Standard
マーケットプレイスサイト構築
- クライアント:理化学機器専門商社
- 対応端末:PC、スマートフォン
- 導入:CS-Cart Multi-Vendor Plus