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2019年4月1日に新元号が「令和」に決まったと発表が行われました。
【菅官房長官・記者会見】本日(4月1日)午前の動画を掲載しました。
[冒頭発言]元号を改める政令及び元号の読み方に関する内閣告示についてhttps://t.co/ERRtMPyHBj— 首相官邸 (@kantei) 2019年4月1日
首相官邸:元号を改める政令及び元号の読み方に関する内閣告示について
新元号の典拠について申し上げます。「令和」は万葉集の梅の花の歌、三十二首の序文にある、「初春の令月にして 気淑(きよ)く風和(やわら)ぎ 梅は鏡前の粉を披(ひら)き 蘭(らん)は珮後(はいご)の香を薫(かおら)す」から引用したものであります。
読み方は「れいわ」でローマ字表記は「Reiwa」。
毎日新聞:令和は「REIWA」 ローマ字表記、世界各国に通知 河野外相
外務省によると、各国には令和を「REIWA」とのローマ字表記で伝えた。
これに伴い、データなどを管理するシステムに和暦を使っている企業ではシステム改修が進められています。
NHK:新元号 データ管理「和暦」使う企業 システム改修急ぐ
新しい元号の発表を受けて、データなどを管理するシステムに「和暦」を使っている企業では、改修作業が急ピッチで進められています。
Webシステムでは西暦を使っているところが殆どだと思いますが、社会保険系の帳票、年末調整、税関連の申告書等、役所や金融機関等へ提出する書類では多くの元号が用いられています。
そうした書類を扱う給与システムや会計システムだけでなく、こちらのニュースで取り上げられている保険や銀行業界は和暦表記が主流となっているため、改元に際して事務とシステム両面での対応を行う必要があり、新元号対応に向けた早急な改修が必要となっています。
目次
新元号「令和」へのシステム対応の進捗は?
改元に伴う企業のシステム改修について、経済産業省が改元に伴う企業等の情報システム改修等への対応というページを用意していますが、この中にある平成31年3月14日付の2700社あまりを対象に行ったアンケート結果が掲載されています。
これによると、有効回答の約60%において、和暦使用部分の調査・確認が完了していると回答していますが、残りの企業についてもその半数にあたる約20%弱が調査・確認の最中と回答しています。
想定される段取りや工程、留意すべき点は?
新元号「令和」へのシステム対応ができていない企業が今から取り組む場合、想定される段取りや工程、留意すべき点についても経済産業省の改元に伴う企業等の情報システム改修等への対応のページに資料が用意されています。
情報処理推進機構(IPA)からの配布資料はこちら(PDF形式:979KB)
こちらの資料では、改元対応の対象、改元対応をしないと、何が起こるか、情報システムについての確認事項、留意すべき事項がわかりやすく解説されています。
マイクロソフトは、上に挙げた経済産業省のページに日本マイクロソフト株式会社からの配布資料はこちら(PDF形式:11,013KB)という資料を用意していますが、Azure、Dynamics、.NET Framework、Office、Windowsなどの対応方法を公開しています。
Microsoft:新元号への対応について
Azure:日本の元号の更新
.NET Framework:.NET Framework 用の日本の新元号対応更新プログラムの概要
office:日本の新元号に関する Office の更新プログラム
Windows:日本の元号の変更について – KB4469068
ちなみにかわいいフリー素材で有名でいらすとやでは、既に新元号「令和」に対応したイラストが用意されています。
仕事が早い。
先ほど挙げたアンケートでは、有効回答が約60%ということもあり、改元対応ができていないところもまだ多く残っている可能性はあります。
外部に提供するサービスを行っていない企業の場合、影響は限定的だとは思われますが、万が一まだ対策をしていない場合には一度情報処理推進機構(IPA)の資料でチェックをするのがオススメです。
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