リソース・シェアリングが提供する CS-Cart は、 CS-Cart 公式が提供する CS-Cart 国際版(旧名:英語版)になります。
CS-Cart 国際版は、デフォルトの状態でインストールも日本語で行え、管理画面やユーザー画面も日本語化が行われています。
ただし、CS-Cart 国際版をそのまま日本国内で利用するには不十分な部分も存在します。
そこで、リソース・シェアリングでは、独自アドオンを提供することで、CS-Cart 国際版を日本国内で利用するためのサポートを行っております。
「日本国内向け設定」アドオン
リソース・シェアリングが独自に提供する「日本国内向け設定」アドオンは、 CS-Cart 国際版(旧英語版)を日本国内で利用するための各種設定を行うためのアドオンになります。
「日本国内向け設定」アドオンでは、以下の対応を行っております。
CS-Cart 国際版で翻訳が足りない部分の日本語化
CS-Cart 国際版では、基本的な日本語化は行われていますが、一部日本語化が遅れている部分や、日本語がおかしい部分などがありますので、その差分ファイルを提供しております。
日本の住所表記順への対応
CS-Cart 国際版では、請求先住所と配送先住所の入力項目を管理画面の「一般設定 > 会員情報フィールド」から設定することができますが、住所の並びがデフォルトだと以下の英語表記の順番となっています。
- 番地
- 市区町村
- 国名
- 都道府県
- 郵便番号

そこで、「日本国内向け設定」アドオンでは、日本国内の表記に合わせて以下の順番になるように変更をしております。
- 郵便番号
- 国名
- 都道府県
- 市区町村
- 番地

姓・名の入力ボックスの分離
CS-Cart 国際版では、注文手続き画面の姓と名の入力フィールドが、デフォルトだと姓と名が一つに結合されてしまっています。

そこで、「日本国内向け設定」アドオンでは、日本国内の表記に合わせて、姓と名の入力フィールドが分かれるように変更をしております。

消費税・軽減税率の追加
CS-Cart 国際版では、税金の設定を管理画面の「一般設定 > 配送方法/税金 > 税金」から行うことができますが、デフォルトの場合、「VAT」が表示されています。
これは、EU加盟国の間で行われるビジネス取引、輸入、商品の移動が課税の対象となるValue Added Tax(付加価値税)の略称ですが、これは日本国内では利用しません。

そこで、「日本国内向け設定」アドオンでは、日本国内に合わせて、消費税と軽減税率を追加するように変更をしております。

デフォルト通貨を日本円に変更
CS-Cart 国際版では、通貨の設定を管理画面の「一般設定 > 通貨」から行うことができますが、デフォルトの場合、「US Dollars」がベース通貨となり、その他の通貨として「Euro」と「GB Pound」が表示されています。

そこで、「日本国内向け設定」アドオンでは、日本国内に合わせて、「日本円」をベース通貨とするようにし、その他の通貨の表記も日本語化するように変更しております。

デフォルト住所の初期値として日本のダミー住所を設定
CS-Cart 国際版では、管理画面の「基本設定 > 運営会社」の会社住所や、「基本設定 > 注文手続き」のデフォルト住所が英語となっていますが、これらの住所をリソース・シェアリングの会社住所に変更をしております。
日本の都道府県表示を北海道から沖縄県という形で表示
CS-Cart 国際版では、管理画面の「一般設定 > 配送方法/税金 > 都道府県」に入っている国が、デフォルトでは「United States」となっており、日本の都道府県名は入っていません。

都道府県は手動で登録が可能ですが、北海道からはじまり沖縄で終わる一般的な都道府県の順番で並べる事ができず、三重県からの表示となってしまいます。
そこで、「日本国内向け設定」アドオンでは、国名を「Japan」に設定した場合、北海道から始まり沖縄で終わる都道府県の情報を設定しています。

注文エクスポート機能での都道府県名の日本語対応
CS-Cart 国際版は、管理画面の「一般設定 > エクスポート > 注文」で注文情報のエクスポートができますが、デフォルトの場合、吐き出された情報の都道府県名は、「Tokyo」などの英語表記となっています。
そこで、「日本国内向け設定」アドオンでは、日本の都道府県情報が入っている注文情報のエキスポートを行った場合には、「東京」というように日本語での出力ができるように対応しております。
ユーザー側検索ボックスでの全角文字の区切り検索対応
CS-Cart 国際版は、ユーザーが利用するECサイトやマーケットプレイスサイトの画面において、検索ボックスを用意しています。

しかし、CS-Cart 国際版では全角スペースは文字と認識され、半角スペースで区切らないと複数キーワードの検索ができません。
そこで、「日本国内向け設定」アドオンでは、ユーザーが利用する検索ボックスでの全角文字の区切り検索に対応しております。
ドキュメントの納品書 兼 領収書、注文内容、配送表の日本の住所表記や姓名表記に対応
CS-Cart 国際版は、納品書 兼 領収書や注文内容、配送表などの各種ドキュメントが用意されていますが、デフォルトの場合には住所の並びが英語表記の順番となっています。

そこで、「日本国内向け設定」アドオンでは、日本国内の表記に合わせた変更をしております。

動作要件
- PHP Version 7.1 以降
- MariaDB 10.0 以上
- MySQL 8.0 以上
「日本国内向け設定」アドオンは、導入から1年間は無償でアップグレードが提供されますが、 CS-Cart のアップグレード・サブスクリプションを継続しており、常に最新版にバージョンアップをしていることが動作要件となります。
提供要件
「日本国内向け設定」アドオンは、リソース・シェアリングにECサイトやマーケットプレイスサイト構築を依頼されたクライアントにのみ、提供をしております。
今後の日本語対応について
CS-Cart がサブスクリプションモデルに変更となったことにより、弊社から CS-Cart への日本語対応は今後行わず、「日本国内向け設定」アドオンでのみ日本語対応を行っていきますのでご注意ください。
「日本国内向け配送料金算出」アドオン
CS-Cart 国際版で標準で用意されている配送方法では、レートエリアと呼ばれる配送エリアの設定が行えます。

さらに、管理画面の「一般設定 > 配送方法/税金 > 配送方法」で、重量による送料設定が行え、さらにカートに入っている合計金額や商品個数、重量に応じて送料設定が可能です。

しかし、日本国内の配送を行うヤマト運輸、佐川急便、福山通運といった配送業者では、配送料金が配送エリアと重量だけではなく、発送サイズが送料算出の主な計算要素となっています。
配送用外箱の奥行き、横幅、高さ、重量から日本国内の各社配送料金を自動算出
そこで、「日本国内向け配送料金算出」アドオンでは、 CS-Cart に用意されている個別商品の配送情報の配送用外箱の奥行き、横幅、高さ、重量を利用して、自動で利用できる配送業者と配送方法を選択し、発送元住所と配送先住所から配送エリアを割り出すことで、各商品の梱包サイズに対して正確な送料計算が自動でできるようにしています。

これにより、日本郵便ではゆうパック、クリックポスト、レターパックライト、レターパックプラス、ヤマト運輸では宅急便、さらに新たに追加された180サイズ、200サイズにも対応し、佐川急便では飛脚宅急便、福山通運ではフクツー宅急便の7種類に対応しています。
クール宅急便、チルドゆうパック、飛脚クール便に対応
また、冷蔵や冷凍の商品発送時に利用する、ヤマト運輸のクール宅急便、日本郵便のチルドゆうパック、佐川急便の飛脚クール便の自動料金算出にも対応しています。

冷蔵と冷凍で別の配送方法として登録することもできますので、取扱商品に冷蔵商品と冷凍商品が分かれている場合には、クール宅急便(冷蔵)、クール宅急便(冷凍)といった形で配送方法を商品に設定することもできます。
配送時間帯の指定に対応
さらに、ユーザーが配送方法を選択すると、注文画面において、配送時に配達時間帯の指定ができます。
ゆうパックとチルドゆうパック


- 指定なし
- 午前中
- 12時~14時
- 14時~16時
- 16時~18時
- 18時~20時
- 20時~21時
- 19時~21時
宅急便とクール宅急便


- 指定なし
- 午前中
- 12時~14時
- 14時~16時
- 16時~18時
- 18時~20時
- 19時~21時
飛脚宅配便と飛脚クール便


- 指定なし
- 午前中
- 12時~14時
- 14時~16時
- 16時~18時
- 18時~20時
- 18時~21時
- 19時~21時
フクツー宅配便

- 指定なし
- 10時~12時
- 12時~14時
- 14時~16時
- 16時~18時
- 18時~20時
管理画面の注文詳細からは配送方法と配送時間帯の変更が可能
注文手続きで設定された配送時間帯は、管理画面の注文情報に表示が行われます。

注文内容の編集から、配送方法と配送時間帯の変更をすることもできます。

動作要件
- PHP Version 7.1 以降
- MariaDB 10.0 以上
- MySQL 8.0 以上
「日本国内向け配送料金算出」アドオンは、導入から1年間は無償でアップグレードが提供されますが、 CS-Cart のアップグレード・サブスクリプションを継続しており、常に最新版にバージョンアップをしていることが動作要件となります。
提供要件
「日本国内向け配送料金算出」アドオンは、リソース・シェアリングにECサイトやマーケットプレイスサイト構築を依頼されたクライアントにのみ、提供をしております。
「PGマルチペイメントサービス対応決済」アドオン
CS-Cart 国際版(旧英語版)では、多彩な決済アドオンが提供されていますが、日本国内での利用を想定した場合、標準提供されている決済アドオンの中で、利用ができるのがStripeとPayPalの二つとなります。
そこで、リソース・シェアリングでは、GMOペイメントゲートウェイが提供するPGマルチペイメントサービスに対応し、クレジットカード決済が可能な「PGマルチペイメントサービス対応決済」アドオンを独自に用意しております。
PGマルチペイメントサービス リンクタイプPlusに対応
GMOペイメントゲートウェイは、国内最大級のオンライン決済代行サービス企業であり、オンライン決済サービスとしてPGマルチペイメントサービスを提供しています。
PGマルチペイメントサービスでは、オンラインでの決済方法として、クレジットカード決済だけでなくコンビニ決済、PAYSLE決済、Pay-ease決済、銀行振込、キャリア決済、Apple PayとGoogle Pay、楽天ペイ、FamiPay、LINE Pay決済、メルペイ等、多くの決済手段に対応しています。

管理画面から設定変更が可能
「PGマルチペイメントサービス対応決済」アドオンでは、管理画面で名前やアイコン、説明、お支払いについての設定を行う事ができます。

また、「PGマルチペイメントサービス対応決済」アドオンを利用できるユーザーグループ、税金、手数料の設定も行えます。

設定画面からは、カラーパターンや表示方式も設定ができます。

PGマルチペイメントサービス リンクタイプPlusでは、8種類のカラーパターンと4種類の表示方式が選べます。

動作要件
- PHP Version 7.1 以降
- MariaDB 10.0 以上
- MySQL 8.0 以上
「PGマルチペイメントサービス対応決済」アドオンは、導入から1年間は無償でアップグレードが提供されますが、 CS-Cart のアップグレード・サブスクリプションを継続しており、常に最新版にバージョンアップをしていることが動作要件となります。
提供要件
「PGマルチペイメントサービス対応決済」アドオンは、リソース・シェアリングにECサイトやマーケットプレイスサイト構築を依頼されたクライアントにのみ、提供をしております。