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万能なECパッケージやサービスは無い:「ニッチな要件」こそがECサイトの競争力となるの続きです。
前回、自社独自のビジネスモデルや取引条件をそのままECサイトに反映できるかどうかが、ECサイトの競争力の源泉になる、というお話をしましたが、今回はその「ニッチな要件」の一つであるクローズドECについて見ていきます。
クローズドECとは?

通常のECサイトは誰でも自由にアクセスでき、商品を閲覧・購入できるBtoC ECと呼ばれるオープン型ECが基本です。
しかし、すべてのビジネスが「誰でも買える」状態で成立するわけではありません。
クローズドECとは、以下のような制御を施した、限定公開型のECサイトを指します。
- 特別な会員だけがログインできる
- 管理者の承認がないと利用できない
- 非会員には価格や在庫を表示しない
一見するとわざわざ制限を設けるのは不便、だと感じられるかもしれません。
しかし、クローズドECには多くの企業が直面する「必然性」 が存在します。
クローズドECが必要な理由
実際のビジネスの現場では、すべての人に情報を公開するのが適さないケースが少なくありません。
具体的に見ていきましょう。
企業間取引(BtoB)の効率化
例えば、企業間取引(BtoB)向けのECサイトでは、商品価格を一般向けには開示しません。
また、企業間取引(BtoB)のビジネスでは、取引先ごとに価格表や取引条件が異なり、「A社には卸値で提供するが、B社には通常価格で」などの調整は日常的に発生しますし、卸売・代理店モデルでは、小売価格と卸売価格を分け、取引先にだけ後者を公開したい、というニーズもあります。
さらに、価格や取引条件を誰でも見れるようにしてしまうと、競合にも丸見えになります。
そのため、簡易クローズドECサイトや会員登録型のクローズドECサイト、会員登録に際して管理者の承認が必要な会員登録承認型のクローズドなど、クローズドECでの構築が必要となります。
- 非会員:商品名と概要のみを表示し、価格はログイン後に表示する。
- 会員:承認済み企業ごとに異なる卸売価格で購入が可能になる。
このように、企業間取引(BtoB)の商取引においては、会員登録や承認を経たユーザーだけが利用できるクローズドECが不可欠であり、クローズECにすることで業務効率化を実現すると同時に、価格の情報流出を防止することができます。
事例:ソロエルアリーナ
アスクル株式会社が提供するソロエルアリーナは、法人向けの会員登録が必須のクローズドECサイトです。
備品の発注業務をWebサイト上で一元管理し、拠点、部署、発注担当者などの単位で社内の購買状況を見える化できます。
また、発注作業は購買担当者が行い、購買管理者が承認を行う分散発注の集中管理がオンラインで出来、購買の金額に応じたボリュームディスカウントにより購買業務の手間・時間を削減しています。

事例:FEEDデンタル
フィード株式会社が提供するFEEDデンタルは、歯科医院やクリニック、介護施設、動物病院などがターゲットの会員登録が必須のクローズドBtoB ECサイトです。
オンラインでの納品書・請求書・領収書のダウンロード等を提供し、発注から計上までECサイト上で行うことで紙・電話依存を減らし、バックオフィスの効率化にも直結しています。

会員制ブランド戦略
高級ブランドやプレミアム商材では、全員に販売するのではなく「特別な顧客だけに提供する」という販売戦略がブランド価値を高めます。
もし、誰でも商品を自由に購入できる状態になれば、希少性やステータス性が失われ、ブランドイメージを損なうリスクがあります。
- ログインは必須で、会員登録は紹介制、さらに管理者の承認が必要。
- プラチナ会員専用商品はゴールド会員には非表示。
このように、クローズドECサイトにして利用できるお客様を限定することで、特別感を演出し、お客様のロイヤルティを高め、上位会員へのランクアップを促進し、ブランドの一貫性と高級感を守ることができます。
事例:milbon:iD

美容室向けヘア化粧品を取り扱う株式会社ミルボンが提供するmilbon:iDは、一般顧客と個別のヘアサロンをつなぐクローズドECサイトです。
ヘアサロンでの対面カウンセリングを受けた顧客だけがiD登録ができ、これによりヘアサロンと顧客を紐づけし、紐づけされた顧客だけが商品購入ができるようになっています。
また、iD会員限定の特典や、自分専用のヘアケアやスタイルの閲覧もできるようにすることで、ブランドの世界観とヘアサロン専売を守っています。
事例:阪急阪神百貨店:外商顧客限定通販サイト

株式会社阪急阪神百貨店が提供する外商顧客限定通販サイトは、外商顧客だけが入場パスワードでアクセスできるクローズドECです。
VIP会員向けに品揃え・サービス・決済体験を差別化し、外商お得意様・ペルソナカード会員限定の優待施策も公式に展開しています。

法規制・商材制限への対応
医療機器や特定の工業製品など、販売に資格や業種制限がある商材は、誰にでも販売できません。
また、規制対象の商品を一般公開してしまうと、法令違反や不適切利用につながる恐れがあります。
そのため、従来はFAXや電話で資格確認を行っていましたが、これでは煩雑で時間がかかり、オンライン化が難しいという課題があります。
- 会員登録時に業種・資格を入力するようにし、管理者が承認を行わないと利用自体ができない。
- 承認済み業種のユーザーにのみ特定商品を公開を行う。
このように、クローズドECサイトにすることで、取引先の資格を担保しながら、オンライン受注をスムーズに実現。法令遵守を維持しつつ業務効率を改善できます。
事例:AXEL

アズワン株式会社が提供するAXELは、日本国内の法人・事業者限定のクローズドECサイトです。
医療機関は、医療機関番号を登録することで、管理医療機器等を購入できるようになり、SDS提供や見積・請求・掛け払い等の法人機能で、危険物や専門商材の適正流通を担保しています。
汎用ECパッケージやサービスではなぜ難しいのか?
ShopifyやWooCommerceといった汎用ECサービスは、基本的に「誰でも商品を閲覧・購入できる」モデルを前提に作られています。
- 非会員に価格を非表示にする
- 承認制会員登録を設ける
- 顧客ごとに閲覧可能な商品を制御する
といったクローズドECの必須要件は、外部アプリやプラグインを追加する、カスタマイズを行う、という形でしか実現できません。
さらに、外部アプリ依存になると、以下の問題が発生しやすく、長期運用の負担は小さくありません。
- 安定性やセキュリティリスク
- アップデートによる不具合
- 複数アプリの組み合わせで管理が複雑化
CS-CartならクローズドECを標準機能で実現
これに対し、CS-Cart は、ECサイト全体に一つのパスワードを設定する「簡易クローズド型ECサイト」から、会員登録が承認されないとECサイトが見れない「完全クローズド型ECサイト」まで、標準機能だけで幅広いビジネスモデルに対応することができます。
CS-Cartを使ったクローズドECの作り方
アクセスキーを使ったクローズドEC
CS-Cart は、「一時閉鎖中のストアフロントへのアクセスキー」を設定することで、一般向けには表示がされませんが、アクセスキーを知っているユーザーだけがアクセスできる、というクローズドサイトを構築・運用することが簡単にできます。

会員のみがアクセスできるクローズドEC
CS-Cart は、「許可された顧客のみがアクセスできます」の設定を有効にすることで、会員登録をしたユーザーのみしか、ECサイトを閲覧したり、購入することができない、完全なクローズドサイトを構築することもできます。

さらに、「新規登録されたアカウントは管理者によるアクティベーションが必要」の設定をONにしておくことで、会員登録してきたユーザーをチェックしてから承認が行えます。
会員登録に管理者承認が必要なクローズドEC
CS-Cart は、「新規登録されたアカウントは管理者による承認が必要」の設定を有効にすることで、会員登録をしても、管理者が承認した後でないと、会員登録が完了しないようにすることができます。

CS-Cartが対応できるクローズドECのビジネスモデル
CS-Cart が標準で提供しているクローズドEC機能を使って対応できるクローズドECのビジネスモデルとしては、以下のようなものがあります。
簡易クローズドECサイト

ECサイトを外部からアクセスできないクローズドサイトにするが、接続キーを入力してECサイトに入れたら、全ての商品情報を誰もが検索でき、購入ができるECサイト。
利用可能なライセンス
利用できるCS-Cartの機能と設定
会員登録型クローズドECサイト

ECサイトをログインページ以外は外部からアクセスできないクローズドサイトにし、商品の閲覧と購入ができるのは会員登録をしたお客様のみに限定したECサイト。
利用可能なライセンス
利用できるCS-Cartの機能と設定
クローズドECサイト(会員登録承認型)

ECサイトをログインページ以外はクローズドにし、商品の閲覧と購入ができるのは会員登録をしたお客様のみに限定して且つ、管理者が承認をしたお客様のみに限定したECサイト。
利用可能なライセンス
利用できるCS-Cartの機能と設定
完全クローズECサイト

ECサイト自体をクローズドにし、接続キーを入力しても、商品の閲覧と購入をできるのは管理者が登録をしたお客様のみに限定したECサイト。
利用可能なライセンス
利用できるCS-Cartの機能と設定
CS-Cart が対応できるクローズドBtoB ECのビジネスモデル
クローズドカタログECサイト

企業間取引(BtoB)では、取引がある企業以外には価格を非公開にしていることが一般的です。
また、企業間取引(BtoB)では、商品やサービスを先に提供し、後日代金を請求書で請求する「与信取引」で行うことが一般的です。
そのため、取引を開始する場合には、まず取引先の情報を収集・分析することにより、取引先の信用力やその動向を予測・分析する与信を行ってから、取引を行う必要があります。
そこで、カタログサイトにおいても、クローズドECにすることで、信頼できる企業に対してのみ、商品情報を行うことができます。
利用可能なライセンス
利用できるCS-Cartの機能と設定
クローズドマーケットプレイスサイト

社員の福利厚生や職域販売のためにマーケットプレイスサイトを構築し、サプライヤー企業から直接社員に低価格で商品を販売する、といったクローズドのマーケットプレイスを構築する、という場合があります。
また、富裕層向けや企業間取引(BtoB)においても、クローズドのマーケットプレイスを構築する、という場合もあります。
このように、クローズドのマーケットプレイスサイトは、特定の顧客層との関係を強化したいが、販売自体はサプライヤーに任せる、といった場合には、効果的なプラットフォームです。
利用可能なライセンス
- CS-Cart Multi-Vendor Standard
- CS-Cart Multi-Vendor Plus
- CS-Cart Multi-Vendor Ultimate
- CS-Cart Multi-Vendor Unlim
利用できるCS-Cartの機能と設定
これ以外にも、クローズドECを使った様々なビジネスモデルに、CS-Cart は標準機能だけで対応が可能です。
クローズドECが必須のビジネスモデルではCS-Cartは非常に効果的
クローズドECは「一部の企業だけが必要とする特殊機能」と思われがちですが、実際には企業間取引(BtoB)での取引や高級ブランド、規制商材、会員制サービスといった多くの業態で不可欠な仕組みです。
汎用のECパッケージやサービスでは、「カスタマイズ前提」となるこの領域を、CS-Cart は標準機能で実現が可能です。
だからこそ、自社の強みをそのままECサイトに反映し、スピーディかつ低コストに運用を始められるのです。
自社のビジネスモデルの強みを発揮する「ニッチな要件」持ったECサイトやマーケットプレイスサイトを、コストを抑えながら構築したいとお考えなら是非、CS-Cart をご検討ください。
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