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2023年1月31日に、CS-Cart Store Builder と Multi-Vendor のバージョン 4.16.1がリリースされました。
この投稿では、新しいバージョンの最大かつ最も明るい変更点について説明します。
変更の完全なリストはドキュメント（英語）をご覧ください。
いつものように、新しいバージョンは CS-Cart Store Builder と CS-Cart Multi-Vendor で同じ日にリリースされました。
アップグレードセンターでバージョン 4.15.2 から 4.16.1 にアップグレードできるかどうかは、次のように異なっています。
- オンプレミスのCS-Cart(Store Builder および Multi-Vendor) の場合、バージョン 4.16.1へのアップグレードは当初、「最初にダウンロードして、最初にアップグレード」という方式で、小さなバッチで提供されることになっています。数週間以内に、この制限は解除する予定です。
- クラウドのMulti-Vendor ノーコードの場合についても、新機能は提供されますが、後日となります。私たちが、すべてのノーコードのマーケットプレイスをアップグレードするので、アップグレードを実行しなくても、アップグレードが行われた時点でマーケットプレイスの新機能を見つけることができます。
目次
改善された出品者管理画面
売り手 (または CS-Cart では「出品者」) は、マーケットプレイスにおける商品やサービスの主要な提供者です。お客様の体験は、出品者がお客様とどのようにやり取りし、商品カタログを管理し、注文を処理し、配送を行かなどに依存します。出品者は、出品者管理画面を使ってこれらすべての作業を行います。
バージョン 4.16.1 では、出品者管理画面が改善されました。新しい出品者のオンボーディングプロセスをスピードアップし、マーケットプレイスでの日々の作業を容易にすることができるようになりました。
新しい出品者向けのオンボーディングガイド
出品者向け管理画面にログインすると、販売者が最初に目にするのは、マーケットプレイスを利用するためのヒントです。
この出品者向けオンボーディングガイドは、自由に入れ替えをしたりとカスタマイズができます。
出品者が何をすべきかをすでに知っている場合は、このヒントは出品者管理画面から消す事ができます。
Multi-Vendor 4.16.1 の新規インストールでは、標準のオンボーディングヒントがデフォルトで有効になります。
既存のマーケットプレイスをバージョン 4.15.2 から 4.16.1 にアップグレードすると、ヒントも表示されますが、デフォルトでは非表示になっています。
オンボーディングヒントを有効化や管理するには、管理画面の右上隅にある「出品者としてログイン」機能を使用します。
権限を持つ管理者の場合、出品者管理画面にリダイレクトされ、下部のツールバーに編集モードが表示されますので、自由にレイアウトを編集することができます。
現時点では日本語ではオンボーディングヘルプが表示されませんが、こちらは次期バージョンで対応予定ですので、現時点では英語で対応してほしいとCS-Cartからの回答がありました。
全出品者へのお知らせ
ブロックを作る事で、今後のマーケットプレイスのメンテナンスの予定など、全ての出品者に知らせることができます。
オンボーディングヒントとは異なり、お知らせは管理者が削除しないと消えません。
出品者管理画面の新しいサイドバー
新バージョンでは、メニューバーの管理の可能性が広がりました。次のことができるようになりました。
- メニュー名を変更したり、並び順番を変更したり、表示・非表示を設定できます。
- 新しいメニュー項目を追加して、出品者管理画面の特定のページに誘導したり、別サイトに誘導したりすることもできます。
さらに、デフォルトの配色を使用するか、自分で配色を作成して、出品者管理画面のメニューの色をカスタマイズできます。
バージョン 4.14.1 で、コンテンツを編集してサイドバーの色を調整する機能が既に追加されていますが、バージョン 4.16.1 ではメニューのカスタマイズがより高速で直感的になりました。
販売者と管理者向けのヒントが記載された To-Do リスト
何かを行う必要がある場合、自動プロンプトが出品者管理画面に表示されるようになりました。
たとえば、出品者はモデレーション後に商品を編集する必要があるかどうかを知ることができ、管理者は出品者が商品情報を変更した後に、商品が承認待ちであることを確認できます。
また、ダッシュボードの見た目も更新され、分析がより整理され、ビジネスに焦点を当てたものになりました。
これらの変更は、CS-Cart Multi-Vendor と CS-Cart Store Builder 双方の管理画面にも適用されます。
たとえば、ECサイトの管理者は、複数の商品にカテゴリーを設定しないとお客様に見てもらえないというヒントや、購入者が管理者にメッセージを送信したというヒントを見る事ができます。
簡単で安全な支払いのためのStripe Checkout
バージョン 4.16.1 の次の変更は、マーケットプレイスとECサイトの両方に利益をもたらします。
Stripe Checkoutは、お客様が様々な支払方法を選択できるように、CS-Cartから独立したページになっており、CS-Cartで1つの支払方法を設定するだけで、多くの決済方法が選べるのが最大の魅力です。
多くの新しい支払方法
Stripe Checkoutでは、少なくとも20のさまざまな支払方法が利用でき、世界中のお客様が使い慣れた支払方法を提供します。
- Afterpay — オーストラリア、英国、カナダ、米国、およびニュージーランドの場合。
- SofortKlarna、Przelewy24、SEPA ダイレクトデビット支払い — ヨーロッパの企業向け。
- WeChat、Alipay、Giropay — アジアおよびその他の地域向け。
などが選択可能です。Stripe は、時間の経過とともに支払方法のリストを拡大します。
支払方法の選択やクレジットカード番号の入力画面がStripeへと遷移します。そのため、CS-Cart側では、注文のステータスが「支払い確認済み」にならず、一旦「注文受付」となり、その後しばらくしてから、Stripeによりシナリオに応じて「支払い確認済み」に自動で変更されます。
・クレジットカードやKlarnaなどの即時支払い
・Sofortなど、遅れて通知のある支払い（支払い確認後、3～5分程度で注文ステータスが変更されます）
注文ステータスが「支払い確認済み」に変更されない場合は、Stripe 側の設定が間違っている可能性があります。2023年6月2日追記：CS-Cart Stroe Builderで、Stripe Checkoutで支払いを行うと、時間が経っても注文のステータスが「支払い確認済み」になりませんでしたが、これはCS-Cart Store Builder向けの「Stripe決済」アドオンのバグでした。
次期バージョンのリリースまでは、修正パッチの方が提供されています。
今買って後で支払う
お客様が商品の支払方法を変更して、前払いなしで購入できるようにします。
たとえば、消費者は購入代金を 2週間ごとに請求される4回の金利手数料付き分割払いや、30日以内に全額支払いを選択できます。Klarna と Afterpay は、すぐに全額を支払い、購入者自身から支払いを回収します。
注文手続き時の安心感
CS-Cartは、信頼できる決済処理業者のみを使用し、実際にクレジットカードデータを保存することはありません。
しかし、絶対に安全だとしても、お客様はそのことを知らないかもしれないので、安心感を提供し、お客様の個人情報や金銭情報の安全性に関する潜在的な不安を軽減します。
お客様がオンラインショッピングに使い慣れた決済システムを使用する場合、カートを放棄する可能性が低くなります。
さらに、決済プロセスやインターフェースがお客様によく知られていれば、注文手続きをより迅速かつシームレスにすることができます。
すべてのシナリオでお金を自動的に分割します
Stripe決済の変更点は、マーケットプレイス向けのマルチパーティ決済ソリューションである Stripe Connect でも機能します。
また、お客様が商品の代金をマーケットプレイスで分割払いで支払った場合、シナリオは次のようになる可能性があります。
- すぐに全額を受け取る。
- Stripe決済は、あなたと売り手の間で資金を自動的に分割します。
- 購入者は Klarna または Afterpay に分割払いします。
CS-Cart Multi-Vendor で Apple と Google Payを利用できることは特筆に値します。
現在、マーケットプレイスの管理者は、購入者が上記の支払方法を使用して商品の支払いを行う際に、自動資金分配を適用することができるようになりました。
これら支払関連の変更を追加するには、Stripe や Stripe Connect プロセッサを使用して支払方法を設定し、その設定でStripe Checkoutを有効にするだけで十分です。
お客様は住所と連絡先情報をECサイトに残し、Stripeのページに進んで支払いを行い、通貨と場所に応じて、Stripe が支払いオプションを自動的に決定します。
ヘルプセンターからすべてのリソースにアクセス
ECサイトやマーケットプレイスでの作業の大部分は、ヘルプデスクで行われます。
CS-Cart には、ドキュメント、ビデオ チュートリアル、アカデミー、フォーラムなど、役立つ情報を含む非常に多くのリソースがありますが、バージョン 4.16.1 では、すべてのリソースを1か所 (「？」をクリックすると開くヘルプセンター) に集めました。
更新されたヘルプセンターはより便利になり、コンテンツはいくつかのセクションに分割されました。
- 現在のページに関連する機能に関する情報。たとえば、「商品」ページでは、CS-Cart の商品管理に関する最高の記事とビデオを入手できます。
- カスタマーケアとのコミュニケーションや、最新のチケットのステータス。
- CS-Cartの最近の変更点、重要なニュースやアップデート。
- フォーラム、ブログなどの他のリソースへのリンク。
新しいヘルプセクションを使用すると、最新のニュースを簡単に入手できますので、重要な変更がある場合は、管理画面から直接知ることができます。
モバイルアプリケーション: Stripe と Stripe Connect のサポート
CS-Cartのモバイルアプリを改善する方法について、さまざまなご提案をいただいていますが、バージョン 4.16.1 では、最も頻繁に取り上げられた問題に対処しました。
それは、アプリでの StripeとStripe Connect での支払方法のサポートです。
これは、買い手がマーケットプレイスのモバイルアプリケーションを介して何かを購入したい場合、Stripe を通じてデビットカードやクレジットカードで注文代金を簡単かつ迅速に支払うことができるようになることを意味します。
Stripe Connect を介したマルチパーティ支払いもアプリで機能するようになりました。
例：お客様が、アプリケーションを介して異なる出品者から複数の商品を注文し、Stripe を通じて購入代金を支払い、すべての商品について1回の支払いをした場合、Stripe Connect は、出品者とマーケットプレイスの間で利益を自動的に分配します。
アプリケーションで Stripe や Stripe Connect による決済を設定すると、次のものが得られます。
- 安全な取引：Stripe は安全な暗号化技術を使用して、お客様の重要な支払情報を保護しています。
- グローバルな対応：複数の国のお客様からの支払いに対応することで、クライアントのグローバルな展開が可能になります。
- 売上の増加：ユーザーフレンドリーな支払い体験を提供し、複数の支払方法をサポートすることで、売上と顧客満足度を向上させる可能性があります。
管理画面からアドオンマーケットを検索する
CS-Cartには、膨大な機能が含まれています。
しかし、ECサイトやマーケットプレイスをさらに美しく、機能的で、ユーザーフレンドリーにしたい場合は、他の開発者のアドオンが役に立ちます。
アドオンマーケットは、CS-Cartの標準機能を拡張できるアドオンやテーマ、開発者を見つけることができる場所ですが、バージョン 4.16.1 では、サードパーティのアドオンとテーマを管理画面から見つけることができます。
管理画面の上部メニューから「アドオン > アドオンマーケット」と進んでください。
名前で検索するか、多言語検索を使用して出品者名で検索し、必要なアドオンが見つかったら、「購入」 ボタンをクリックするとCS-Cart Maketplace のページに遷移しますので、取引を完了させます。
アップデートが可能
いつものように、リリース後の最初の数週間は限られた数のアップグレードパッケージを配布しますが、その後に制限は解除されます。
そのため、アップグレードセンターにこのアップグレードがまだ表示されない場合は、後でもう一度お試しください。
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