CS-Cart:ECサイト&マーケットプレイスサイト構築パッケージ

CS-Cart は、オープンソースとしてスタートした多言語・多通貨に対応し、BtoC EC、BtoB EC、BtoBtoC EC(マーケットプレイスサイト)構築にも対応できるハイブリッドECサイト&マーケットプレイスサイト構築パッケージで、2005年のリリース以来、世界中で50,000社の導入実績があります。

CS-Cart とは?

CS-Cart
CS-Cart

CS-Cart は、多言語・多通貨に対応し、BtoC ECやBtoB EC 、マーケットプレイスサイトの構築から運用までオールインワンで対応できるECパッケージで、オープンソースのメリットと有償ECパッケージのメリットを併せもったハイブリッドECパッケージです。

CS-Cart は、有償ECパッケージですが、ソースコードについては全て開示されているため、カスタマイズが自由で、開発ベンダーの制約なく開発を行っていただくことが可能です。

これにより、有償パッケージを導入する際に発生する「ベンダーロックイン」のリスク無しでECサイトの構築や運用が可能です。

CS-Cart は、Vladimir V. Kalynyak, Alexey V. Vinokurov, Ilya M. Shalnevの3人により開発が行われ、2005年12月15日にVersion 1.3.1がオープンソースのECパッケージとして最初の公式リリースが行われました。

現在では有償ライセンスとなっていますが、CS-Cart は購入日から1年間、マイナーアップデートかメジャーアップデートかにかかわらず、全て無料でソフトウェア・アップデートができる買い切りライセンスで提供されています。(CS-Cart Multi-Vendor はライセンスより、無償アップデートの期間が異なります。)

また、2022年6月2日に、新たにBtoC向けECサイト構築用の無償ライセンスとして CS-Cart Free がリリースされました。

リソース・シェアリングは、CS-Cart の日本のリージョン・リセラーとして、 CS-Cart がリリースを行う最新版の国際版を提供しておりますので、常に最新の機能とアップデートをご利用いただけます。

CS-Cart はアメリカ法人からの提供となりました

ロシアが2022年2月24日にウクライナに軍事侵攻をしたことにより、 CS-Cartがロシアで開発がスタートしていたことで CS-Cartのサービス継続などを心配されるお問合せがございます。

CS-Cart 国際版(The international version of CS-Cart)は、2022年3月1日からロシア法人のSimbrisk Technologies Ltd.からアメリカ法人のBolide Network LLCが開発とライセンス提供、サポートを行うように変わっております。

これにより、2022年3月1日からの使用許諾契約書は、Bolide Network LLCとの契約となっております。

また、2022年3月1日以前に使用許諾契約書に同意をされたお客様のライセンスも有効であり、引き続き CS-Cart を問題なく使用することができることを、リソース・シェアリングから CS-Cart に確認しております。

併せて、CS-Cart CEOのIlya Makarov氏が配信したメッセージを翻訳して以下に掲載しております。

CS-Cart CEOからのメッセージ:サービスを中断をさせないためのビジョンと保証

弊社が提供している CS-Cart については、今まで CS-Cart 英語版と呼んでおりましたが、 CS-Cartが The international version of CS-Cart と表記しておりますことにより、 CS-Cart 国際版と変更させていただきます。

CS-Cart の3つの特徴

CS-Cart は、他の有償ECパッケージと異なり、以下の3つの特徴があります。

オール・イン・ワン

ECやマーケットプレイス構築や運用に必要な機能が最初から全て入っているため、 CS-Cart だけでECサイトやマーケットプレイスサイトの構築や運用ができるオール・イン・ワンのECパッケージです。

ハイブリッドECパッケージ

有償ECパッケージで公式サポートが提供されていますが、ソースコードが公開されているため、ベンダーロックインに陥る事なく、カスタマイズも自由に行えるハイブリッドECパッケージです。

様々なビジネスモデルに対応

CS-Cart はBtoC ECからBtoB EC、マーケットプレイスサイト構築まで、様々なビジネスモデルに対応できる多様なライセンスが用意されています。

CS-Cart デモサイト

CS-Cart Store Builder PlusCS-Cart Multi-Vendor のデモサイトをご用意いたしました。

配送用外箱の奥行き、配送用外箱の横幅、配送用外箱の高さ、重量を管理画面から設定することで、自動で利用できる配送業者と配送方法を選択し、発送元住所と配送先住所から配送エリアを割り出すことで、各商品の梱包サイズに対して正確な送料計算が自動で出来る「日本国内向け配送料金算出」アドオンの動作確認や、会員登録や購入などのテストを自由に行なっていただけます。

データは定期的に初期化をいたします。

CS-Cart の主な機能

CS-Cart は、大きく分けて BtoC ECやBtoB ECの構築・運用に対応した CS-Cart Store Builder と BtoCマーケットプレイスやBtoBマーケットプレイスの構築・運用に対応した CS-Cart Multi-Vendor の2つのライセンスが用意されていますが、基本機能は共通となっています。

また、多言語・多通貨に対応している以外にも、ECサイトに必要な標準的な機能だけでなく、非常に多彩な機能が最初から用意されています。

システム設定

注文ステータスの変更や会員情報の入力項目だけでなく、組織、出品者の入力項目も管理画面から簡単に変更ができます。

CMS・デザイン管理

CS-Cart は、管理画面だけでECサイトの構築から運用までが行えるテーマ管理、レイアウト管理、テンプレート管理、ページ管理、バナー管理機能を標準装備しています。

商品管理

CS-Cart は、カテゴリーやカラーやサイズなどのバリエーションを持った商品を管理画面で管理でき、セット販売にも対応しています。

注文管理

CS-Cart は、注文からピッキング、梱包、配送、返品までをステータスで一元管理できる注文管理や配送管理、返品管理、販売レポート、注文用バーコード作成機能を標準装備しています。

ユーザー管理

CS-Cart は、管理者や顧客の管理だけでなく、コンテンツ担当や販売担当といった担当者管理機能、ゴールドやシルバーといった顧客ステータスの管理機能も標準装備しています。

配送管理

CS-Cart は、日本国内向けにはクール便にも対応できる「配送料金自動算出」アドオンを用意しており、価格、重量、個数による料金設定や海外の8大国際物流サービスにも対応しています。

支払管理

CS-Cart は、Strip決済、PayPal決済を始めとする国内外の50種類以上の決済代行サービスに対応し、代引きや銀行振込、請求書支払にも対応しています。

マーケティング管理

CS-Cart は、送料無料や金額でのキャンペーン実施、ギフト券の発行、購入によるポイント付与やポイントでの購入、ブログ、メルマガなど、マーケティング機能も標準提供しています。

コンバージョン管理

CS-Cart は、SEOに最適なURLを生成し、ランキングやベストセラー商品、商品レビュー、商品レコメンド機能による商品訴求や、ソーシャルログイン機能まで、購入を促す機能も標準提供しています。

多言語・多通貨管理

CS-Cart は、越境ECにおいて必須となる多言語対応や他通貨での価格を表示する多通貨対応機能も標準で提供しています。

クローズドECサイト管理

CS-Cart は、越境ECにおいて必須となる多言語対応や他通貨での価格を表示する多通貨対応機能も標準で提供しています。

複数サイト管理

CS-Cart の複数サイト管理機能を使えば、国別やクライアント別、言語別、ブランド別など、ディレクトリやサブドメイン、複数ドメインの運用が簡単に行えます。

マイページ機能

CS-Cart は、注文履歴や会員情報管理だけでなく、欲しい物リストや商品比較機能、ソーシャルログイン機能まで、強力なマイページ機能を標準で提供しています。

ワンステップ購入

CS-Cart の決済手続きは、住所入力、配送方法、決済が1ページで完結するため、短いステップと時間で購入ができ、購入手続きの煩雑さによるユーザーの離脱を最小限にとどめます。

ダウンロード販売

CS-Cart は、イラストや写真といったオンラインだけで完結するダウンロード商品の販売を行う機能も標準で提供しています。

カタログモード

CS-Cart は、カタログモードを使えば、商品をオンラインで販売するのではなく、商品カタログとして CS-Cart を利用することも可能です。

サプライヤー機能

商品にサプライヤーを割り当てて、注文が入ればサプライヤーにメールを飛ばす事ができるため、ECサイト自身で在庫を持たずに商品を販売するドロップシッピングサイトも簡単に実現できます。(現在この機能は非推奨となりました。)

バージョンアップとバックアップ

バグやセキュリティへの対応、データのバックアップはECサイト運用において必須ですが、 CS-Cart は管理画面から簡単にバージョンアップとバックアップを行うことが可能です。

多彩な外部接続機能

CS-Cart は、多彩な外部接続機能を標準で用意しており、Zapierとの連携やGoogle ショッピングへのエクスポート、Tildaで作成したランディングページからの接続、eBayとの同期、RESTful APIによる外部接続などが可能になっています。

カスタマイズ

CS-Cart は、機能拡張を行う場合にもアップデートに影響するコアシステムに変更を加えることなく、機能追加が可能です。

公式マーケットプレイス

CS-Cart の公式マーケットプレイスサイトでは、ECサイトのテーマやアドオンが無料のものから有償のものまで提供されているため、必要な機能を低コストで導入が可能です

CS-Cart Multi-Vendor独自の機能

CS-Cart Multi-Vendor は、BtoCマーケットプレイスやBtoBマーケットプレイスの構築・運用に対応するために、CS-Cart Store Builder にない機能が用意されています。

CS-Cart Multi-Vendor は、BtoC ECやBtoB EC の2者間の取引とは異なり、マーケットプレイスでは、管理者、出品者(セラー)、お客様(バイヤー)の3者間の関係性に対応するための機能を用意しております。

出品者登録

CS-Cart Multi-Vendor は、お客様の会員登録以外に、出品者の登録機能が用意されており、管理画面とマーケットプレイスへの出店の即時承認から、管理画面のみの利用、管理者の承認後の利用と3パターンでの運用ができます。

出品者管理

CS-Cart Multi-Vendor は、出品者登録情報の管理、出店登録承認や否認、出品商品の承認や否認など、出品者の管理を行うための機能が標準で用意されています。

出品者専用管理画面

CS-Cart Multi-Vendor は、出品者用に専用の管理画面が提供され、注文管理、商品管理、メッセージセンター管理、独自設定ができます。

入出金管理

CS-Cart Multi-Vendor は、出品者専用の入出金管理機能により、マーケットプレイスでの売上と支払い、出店料支払いや、収入と支出の統計の確認ができます。

出品者プラン

CS-Cart Multi-Vendor は、出品者に対し、さまざまな条件や制限を設けたサブスクリプションの出品者プランを複数設定することができます。

出品者専用ページ

CS-Cart Multi-Vendor は、出品者プランに応じて、出品者毎に個別の店舗ページを用意し、出品者専用URLを提供することができます。

幅広いビジネスモデルに対応可能

CS-Cart はBtoC ECだけでなく 、BtoB EC、マーケットプレイスサイトと幅広いビジネスモデルに対応することができます。

BtoC EC

BtoC EC
BtoC EC

BtoB EC

BtoB EC
BtoBtoC EC

BtoBtoC(B2Cマーケットプレイス)

BtoBtoC EC
BtoBtoC EC

BtoBtoB(B2Bマーケットプレイス)

BtoBtoB EC
BtoBtoB EC

ライセンスと機能

CS-Cart は、大きく分けて専用のECサイトを構築するための CS-Cart Store Builder とマーケットプレイスサイトの作れる CS-Cart Multi-Vendor の2種類のライセンス形式で提供されています。

さらに、 CS-Cart はターゲットユーザーに応じて、BtoC ECやBtoB EC向けの CS-Cart Store Builder Plus 、BtoBとBtoC向けECサイトを複数構築できる CS-Cart Store Builder Ultimate とライセンスが細分化されております。

ソースコードは暗号化されていないため、開発者が自由に編集が可能であり、Add-on(アドオン)の形でコアシステムに影響を与えることなく機能を追加できます。

さらに、専用Webサイトで無償や有償でサードパーティのAdd-on(アドオン)やTheme(テーマ)が提供されていますので、自社開発することなく機能の追加やデザインの適用ができます。

CS-Cart Store Builder Plus

CS-Cart Store Builder は、一般ユーザー向けにECサイトの構築・運用を行うために必要な機能が、全て盛り込まれて提供されているパッケージです。

CS-Cart Store Builder は、一つのECサイトを構築するための CS-Cart Store Builder Plus と、管理するECサイトを一つの管理画面で無制限に構築できる CS-Cart Store Builder Ultimate のライセンスが用意されています。

低コストでハイエンドな機能を持ったECサイトを構築・運用したい場合に CS-Cart を導入すると、誰もが簡単に多言語・多通貨・レスポンシブに対応したECサイトを構築できます。

また、2022年6月2日に、新たにBtoC向けECサイト構築用の無償ライセンスとして CS-Cart Store Builder Free がリリースされました。

BtoC EC
BtoC EC
BtoB&BtoC EC
BtoB&BtoC EC

CS-Cart Store Builder Ultimate

CS-Cart Store Builder Ultimate は、管理するECサイトを一つの管理画面で無制限に構築でき、ECサイトの構築・運用を行うために必要な機能が、全て盛り込まれて提供されているパッケージです。

CS-Cart Store Builder Ultimate は、複数のECサイトを構築できますので、BtoC向けだけでなく、BtoB向けには別のECサイトを構築・運用を行うことができます。

CS-Cart Multi-Vendor

CS-Cart Multi-Vendor は、楽天市場やAmazonマーケットプレイスのような、複数の販売者に対して出店をしてもらうマーケットプレイスサイトを独自で構築するために必要な機能が、全て盛り込まれて提供されているパッケージです。

CS-Cart Multi-Vendor の管理画面では、出品者(ベンダー)管理、ユーザー管理、受注管理、商品管理、コンテンツ管理、出店管理、デザイン管理が行えるようになっています。

ライセンスとしては、基本的なマーケットプレイスが構築できる CS-Cart Multi-Vendor Standard 、出品者(ベンダー)が独自のデザインや精算ができる CS-Cart Multi-Vendor Plus 、複数マーケットプレイスの構築・運用ができる CS-Cart Multi-Vendor Ultimate、買い切りで複数マーケットプレイスの構築・運用ができるライセンスを購入できるCS-Cart Multi-Vendor Unlim の4種類のライセンスが用意されています。

BtoBtoC EC
BtoBtoC EC

テクニカルサポート

CS-Cart では、 リソース・シェアリングでは提供する日本語のテクニカルサポートと、CS-Cart の提供元が英語とロシア語での対応のみとなりますが、直接回答をしてくれる公式テクニカルサポートが用意されています。

CS-Cart のテクニカルサポートは、期間サポートとクレジットベースサポートの二つのサポートが用意されており、クレジットベースではカスタマイズについての質問も可能です。

期間サポート

期間サポートは、ライセンスを購入した日から各ライセンスで定められている期間は、無料でテクニカルサポートを受けられます。

この無料サポート期間中には、無制限で質問をすることができます。

また、無料サポート期間内の質問は、無料サポート期限が過ぎても回答が得られます。

クレジットベースサポート

クレジットベースサポートは、クレジットアカウントから作業内容に応じたクレジットを都度差し引く形でテクニカルサポートを提供する方法です。

質問内容に応じた作業を行う際にクレジットは消費され、時間制限はありません。

オンラインマニュアル

リソース・シェアリングが用意している、CS-Cart Store BuilderCS-Cart Multi-Vendor の日本語オンラインマニュアルです。

インストールから操作方法まで、様々なオンラインマニュアルが用意されています。

導入事例

世界での導入事例については、CS-Cart.comの導入事例(英語)をご覧ください。

ECサイトリニューアル

  • 経営課題:EC-CUBEからのECサイトリニューアル
  • クライアント:チェーンストア
  • 導入:CS-Cart Store Builder

日本酒キュレーション・マーケットプレイスサイト構築

sakazuky STORE
sakazuky STORE
  • 経営課題:日本酒キュレーション・マーケットプレイスサイト構築
  • クライアント:株式会社スクナヒコ
  • 導入:WordPress+CS-Cart Multi-Vendor Plus

マーケットプレイスサイト構築

  • クライアント:理化学機器専門商社
  • 対応端末:PC、スマートフォン
  • 導入:CS-Cart Multi-Vendor Plus

BtoB EC&BtoC ECサイト構築

  • クライアント:理化学機器専門商社
  • 対応端末:PC、スマートフォン
  • 導入:CS-Cart Ultimate B2B

ShopClues.com

2,800万点の商品を扱うインド最大のオールインワンマーケットプレイス。

  • 2,800万点の商品
  • 350,000の出品者

ShopClues.com

HouseofCB.com

ビヨンセ、ジジ・ハディッド、レディー・ガガ、ジェニファー・ロペス、カーダシアンらが着用するロンドンのファッションハウス。

HouseofCB.com

Yumbles.com

英国で最も “美味しい “職人の食品を売る市場。

Yumbles.com

Urbankissed.com

社会的・環境的責任に取り組む世界中の独立系ブランドによる、サステナブルでエシカルなファッション、ビューティ、ライフスタイル製品を扱うマーケットプレイス。

Urbankissed.com

越境ECに対応したECサイト「WAYO」の構築

株式会社LiveArtsと全日本空輸株式会社が連携して運用する日本の伝統工芸品を集めた越境ECに対応したECサイトの新規構築プロジェクト。

ECサイト構築コンサルティング、パッケージ選定、RFP作成、ベンダー選定、要件定義、設計、CS-Cartを使った開発

参考記事

CS-Cart公式の認定リセラー

CS-Cart Store BuilderCS-Cart Multi-Vendor は、CS-Cartが認定したリセラー(Authorized Resellers)である、各国のリージョン・リセラーから購入ができます。

株式会社リソース・シェアリングは、日本の公式認定リセラーとなっています。

CS-Cart Authorized Reseller
CS-Cart Authorized Reseller

公式が提供する CS-Cart 国際版

リソース・シェアリングが提供する CS-Cart は、 CS-Cart 公式が提供する CS-Cart 国際版(旧名:英語版)になります。

CS-Cart 国際版としておりますが、 CS-Cart は元々日本語対応が行われているため、インストールも日本語で行えますし、管理画面やユーザー画面も日本語化が行われています。

日本語化対応

CS-Cart 国際版では、基本的な日本語化は行われていますが、一部日本語化が遅れている部分や、日本語がおかしい部分などがありますので、リソース・シェアリングでは、独自に日本語化を行っている部分があります。

また、納品書などのドキュメントについても、日本の住所表記や姓名表記に対応しておりますが、こちらはリソース・シェアリングに構築を依頼されたクライアントにのみ、提供しております。

国内向け配送業者の料金算出に対応

CS-Cart 国際版で標準で用意されている配送方法では、レートエリアと呼ばれる配送エリアに対して重量による送料設定が行え、さらにカートに入っている合計金額や商品個数、重量に応じて送料設定が可能です。

しかし、日本国内の配送を行うヤマト運輸、佐川急便、福山通運といった配送業者では、配送料金が配送エリアと重量だけではなく、発送サイズが送料算出の主な計算要素となっています。

そこで、リソース・シェアリングでは、新たに開発した「日本国内向け配送料金算出」アドオンにより、 CS-Cart に用意されている個別商品の配送情報を使って、配送用外箱の奥行き、配送用外箱の横幅、配送用外箱の高さ、重量を管理画面から設定することで、自動で利用できる配送業者と配送方法を選択し、発送元住所と配送先住所から配送エリアを割り出すことで、各商品の梱包サイズに対して正確な送料計算が自動でできるようにしています。

これにより、日本郵便ではゆうパック、クリックポスト、レターパックライト、レターパックプラス、ヤマト運輸では宅急便、佐川急便では飛脚宅急便、福山通運ではフクツー宅急便の7種類に対応しています。

リソース・シェアリングが「CS-Cart」英語版向けに日本国内の宅配業者と配送エリア、梱包サイズ、重量で配送料金を自動算出するアドオンをリリース

また、アップデートでヤマト運輸の宅急便で新たに追加された180サイズ、200サイズに対応し、冷蔵や冷凍の商品発送時に利用する、ヤマト運輸のクール宅急便、日本郵便のチルドゆうパック、佐川急便の飛脚クール便の自動料金算出に対応しています。

「日本国内向け配送料金算出」アドオンは、リソース・シェアリングに構築を依頼されたクライアントにのみ、提供しております。

日本の都道府県設定対応

CS-Cart 国際版では、日本の都道府県名がプリセットされていないため、手動での設定が必要ですが、登録を行っても北海道からはじまり沖縄へで終わる一般的な都道府県の順番で並べる事ができず、三重県からの表示となってしまいます。

そこで、リソース・シェアリングでは、システム部分での日本語化と都道府県のソートについては、独自アドオンで対応を行っております。

CS-Cart 国際版と CS-Cart 日本版の違い

日本における CS-Cart のリージョン・リセラーは2社あり、リソース・シェアリングと異なる他社では、 CS-Cart 公式が提供する CS-Cart 国際版とは別に、独自の CS-Cart 日本版としてリリースを行っています。

そのため、以下の点にご注意ください。

CS-Cart 国際版との完全互換性がない

リソース・シェアリングが提供する CS-Cart 国際版 は、 CS-Cart 公式が提供しているCS-Cartです。

一方、CS-Cart 日本版は、公式がリリースする CS-Cart 国際版 を、弊社とは別のリージョン・リセラーが独自にローカライズと独自アドオンなどの開発をした全く別のものとしてリリースを行っています。

このため、 CS-Cart 国際版とは完全互換性はありませんし、 CS-Cart 日本版から CS-Cart 国際版に乗り換えるという事もできません。

一方、リソース・シェアリングが提供している CS-Cart 国際版は、完全互換性がございますので、CS-Cart から CS-Cart Ultimate にライセンスを変更したり、 CS-Cart Multi-Vendor Standard からCS-Cart Multi-Vendor Plus や CS-Cart Multi-Vendor Ultimate に変更したり、といった事ができます。

また、 CS-Cart 公式サイトで購入した CS-Cart に、弊社で開発をしたアドオンを追加することも可能です。

さらに、CS-Cart 国際版は世界中で販売されているものであるため、万一弊社でサポートができなくなる事態が発生しても、世界中に拡がる各国のリージョン・リセラーで、CS-Cart 国際版のソースコードのサポートは可能です。(別途サポートコストは必要となります。)

CS-Cart 国際版とバージョンアップにタイムラグがある

リソース・シェアリングが提供する CS-Cart 国際版 は、CS-Cart 公式が最新版をリリースした段階でそのまま最新版がリリースされます。

一方、CS-Cart 日本版は、公式がリリースした CS-Cart 国際版 がリリースされた後に、独自でローカライズが行われます。

そのため、 CS-Cart 国際版がリリースされてから、 CS-Cart 日本版 がリリースされるまでにはタイムラグが発生しています。

CS-Cart 国際版は公式マーケットプレイスが利用ができる

リソース・シェアリングが提供する CS-Cart 国際版 は、 CS-Cart 公式によってリリースされているものですので、 CS-Cart で利用できるテーマやアドオンが無償や有償で提供されている公式マーケットプレイス「CS-Cart Add-On and Theme Marketplace」の利用ができます。

一方、CS-Cart 日本版は、 CS-Cart 国際版と完全互換性がありませんので、公式マーケットプレイス「CS-Cart Add-On and Theme Marketplace」で提供されているテーマやアドオンを購入しても、動作保証がされていません。

CS-Cart 国際版のようなCS-Cart Store Builder UltimateやCS-Cart Multi-Vendor Plusなどのライセンスがない

リソース・シェアリングが提供する CS-Cart 国際版 は、CS-Cart 公式が提供している以下のライセンスを全て提供しております。

  • CS-Cart Store Builder Plus
  • CS-Cart Store Builder Ultimate
  • CS-Cart Multi-Vendor Standard
  • CS-Cart Multi-Vendor Plus
  • CS-Cart Multi-Vendor Ultimate
  • CS-Cart Multi-Vendor Unlim

一方、CS-Cart 日本版は、弊社でご提供している CS-Cart 国際版と同じライセンス形態にはなっておらず、独自のライセンス形態となっています。

CS-Cartについてよくある質問

CS-CartとEC-CUBE、WooCommerceとの違いは?

CS-Cart は、オープンソースソフトウェアの EC-CUBE や WooCommerce とよく比較されますが、以下の違いがあります。

まず、EC-CUBE と WooCommerce はオープンソースのソフトウェアのため、導入に際して費用はかかりませんが、利用にあたっては自己責任で構築や運用を行う必要があり、セキュリティ対応も自分で行う必要があります。

一方、CS-Cart はライセンスを購入すれば、公式の CS-Cart が提供するサポートを受けられ、日本国内であれば株式会社リソース・シェアリングのサポートも受けることができます。

また、EC-CUBE や WooCommerce は、ECのビジネスモデルの中でもBtoC ECにのみ特化していますが、CS-Cart は、B2C EC、B2B EC、マーケットプレイスサイトだけでなく、幅広いビジネスモデルにも対応できます。

CS-Cartに無料ライセンスはありますか?

CS-Cart は、オープンソースからスタートしたソフトウェアですが、一時期は無料のライセンスの提供は終了していましたが、2022年6月2日にBtoC ECやBtoB ECを構築できるCS-Cart Store Builder Freeが再度提供されようになりました。

CS-CartはWordPressと連携できますか?

CS-Cart は WordPress と連携が可能で、日本酒通が銘柄を推薦する日本酒ECサイト「sakazuky STORE」では、CS-Cart と WordPressを連動させたキュレーションマーケットプレイスサイトを構築しております。

2024年1月1日で古いバージョンのCS-Cartのサポートが終了となります

2024年1月1日に、4.12.x より古い CS-Cart国際版のサポートが終了となり、株式会社リソース・シェアリングでも同様の対応となります。

これは、CS-Cart公式が発表したUpcoming Changes: End of Support for Older CS-Cart Versions(英語)に従うものです。