JJUG「Raspberry Pi Night Seminar」に参加してきた

【PR】当Webサイトのコンテンツにはプロモーション(広告)が含まれています

スポンサードサーチ

例年2回、春と秋に開催されている日本最大のJavaコミュニティイベントの「JJUG CCC 2015 Spring」。

今年は2015年4月11日(土)にベルサール新宿グランドで開催され、早速ブログで行った方のレポートが上がっています。

よこなのへたのよこずき:JJUG CCC 2015 Springのはなし #jjug_ccc

地平線に行く:JJUG CCC 2015 Spring ( #jjug_ccc ) – セッション資料の一覧

しもむブログ:JJUG CCC 2015 Springに行ってきた

ここで「Java SE 8 と Raspberry Pi」という基調講演が行われるにあたって、「Raspberry Pi Night Seminar」が前日に日本オラクル株式会社のオラクル青山センターで特別開催されたので参加してきました。

DSC02944_s

目次

Raspberry Pieとは

Raspberry Pieとは、ARMプロセッサを搭載したシングルボードコンピュータです。

 Raspberry Pie 2
Raspberry Pie 2

簡単に言ってしまうと、LinuxなどのOSを搭載して動かすことができる非常に小型のコンピュータで、低価格ホビーロボット「RAPIRO」と組み合わせたり、スマートロックを作るのに使われたりと、$35という低価格ながらも様々な事ができることから2015年2月18日までで累計500万台もの販売実績があります。

マイナビニュース:企画者・石渡昌太氏に聞く – 低価格ホビーロボット「RAPIRO」誕生の理由
バニーホップ社:つくってみた!スマートフォンでオートロック操作 1/3 うまくいったぜ! 報告
yuki-sato.com:RaspberryPiとサーボモーターで家のドアをiPhoneから開ける
ZDNet Japan「Raspberry Pi」とレゴで作った「持ち運べるクラウドプラットフォーム」

デモ中心のセミナー

翌日に行われるK-2 基調講演2: Java SE 8 と Raspberry Piでは、あまりデモがメインとならない、ということで急遽開催されたこのセミナー。

最初に、Raspberry PIのユーザグループ代表おおたまさふみさんからの挨拶から始まり、ユーザーグループの紹介等が行われた後は、すぐにStephen Chinさんの説明とデモに。

おおたまさふみさん
おおたまさふみさん

DSC02886s

Stephen Chinさん
Stephen Chinさん

JJUG CCC 2015 SpringにあるStephen Chinさんの紹介文。

Stephen Chin は UI 技術に関連した Java のテクノロジー・エバンジェリストです。彼は、JavaFXについてとても詳しく記載している「Pro JavaFX Platform 2 」という書籍のの共著者で、JavaOne を始めとする世界各国のJava カンファレンスで多数登壇の実績もあります。また、素晴らしいスピーカーに対して送られる「Rock Star」という賞を2度受賞しています。彼は休みの時はオープン・ソースのハッカーとしても知られており、ScalaFX という Scala 言語における Java FX 用の DSL の実装の他多くの OSS プロジェクトに参加しています。

マジック・ハットを利用したNFCの構築

まず行われたのが、「マジック・ハットを利用したNFCの構築」というデモ。

NFCというのは、近距離無線通信技術の一つです。

NFCポータルサイト

「NFC」とは、ソニーとフィリップス(現NXPセミコンダクターズ)が共同開発し、国際標準規格として承認された、今最も注目を集めている近距離無線通信技術です。

日本国内やアジアで普及しているFeliCaや、世界中に普及しているMIFAREなどの非接触ICカードの上位互換性であること、さらにはNFCの通信規格を搭載している機器同士が双方向に通信可能なため、今後幅広い活用が見込めます。

デモは協力していただく方一人ひとりに、マジック・ハット(山高帽)の中に入っているトランプを、裏向けで渡していってそのカードを当てる、というもの。

DSC02897s

NFCのタグがトランプの中に埋め込まれていて、ハットの中にあるRaspbery Pieで、カードの番号を読み取って教えてくれるのですが、これをJavaで実現しています。

NFC内蔵のトランプ
NFC内蔵のトランプ

DSC02898s

帽子の中に仕掛けがあります
帽子の中に仕掛けがあります
マジック・ハットの中にRaspberry Pieが
マジック・ハットの中にRaspberry Pieが

線に沿って走行するロボット

次に行われたのが、白いラインをトラッキングして走るRaspberry Pieが乗ったロボットのデモ。

線に沿って走行するロボットとリモコン
線に沿って走行するロボットとリモコン

DSC02906s

DSC02907s

リモコンでスタートとストップ、速度の変化も付けられますが、速度を変えても白い線の上をはみ出ることなく走っていってました。

DSC02910s

3D プリンター

Raspberry Pieで制御する3D プリンター。

3Dプリンターのメリットとしては、プロトタイプを作るのに向いていて、デザインを決めて作成をした後に再度変更をしたりするのにいい、という事を言われていました。

3Dプリンター
3Dプリンター
プリント中
プリント中
背面には樹脂を送り出すケーブルが付いています
背面には樹脂を送り出すケーブルが付いています

DSC02905s

いくつかの部品を組み合わせた物でも、作成ができるようですが、1色でしか作れないのと早く作るとボコボコに穴があいてしまったり、壊れてしまったりもするようです。

DSC02917s

歯車はクルクルと小さいな歯車と大きな歯車が噛み合って動いていますし、象の模型は手足が稼働するように吐き出しがされています。

DSC02883s

この3Dプリンターの価格は、Raspberry Pie以外の部分で24万円程度するそうですが、最近半額ぐらいで安くていいものが出ているとのお話もありました。

コーヒーを作る

コーヒーを作るRaspberry Pie

DSC02918s

といっても、豆の重さを量る計量器をUSBでRaspberry Pieを接続して、豆の重さを測って知らせたり、蒸らし時間をカウントダウンする、というもの。

USBで接続できる秤
USBで接続できる秤

Raspberry Pie吐き出された情報を見ると、「Add 18.6g of Coffee Beans」といった指示と、豆がきちんと入れられた場合の「Great,take your beans off the scale now.」という次の指示が出ているのが見えます。

秤からの情報を受け取って表示しています
秤からの情報を受け取って表示しています

カウントダウン後、エスプレッソが簡単に作れる「Aero Press」でゆっくり圧力を加えてプレス。

Aero Press
Aero Press

「Enjoy your Java brew!」

DCF00081s

PepperをJavaで動かす

最後は、PepperをJavaで動かすデモ。

DSC02934s

DSC02935s

DSC02936s

歩かせたり話をさせたり、頭のカメラを制御したりといった事をJavaでも出来るという事を見せていただきました。

DSC02940s

DSC02939s

IoTの面白さを改めて実感

IoT(Internet of Things)という言葉は、バズワードとなってきていますが、実際にRaspberry Pieをどのように使うのか、Javaを使ってどのように動かすのか、というのを実際のデモで見れたのが大変興味深かったです。

翌日に行われたJJUGでのスライドはSlideShareにありましたので、こちらと併せて見ていただいた方がより面白いと思います。

ECサイト&マーケットプレイスサイトを低コスト・短納期で構築するなら

多言語・多通貨対応ECサイト&マーケットプレイスサイト構築パッケージ CS-Cart は、B2C、B2B、B2B2C、B2B2Bのどのビジネスモデルにも対応したECサイト&マーケットプレイスサイトを低コスト・短納期で構築が可能です。

ECサイトやマーケットプレイスサイトの構築を検討している場合には、是非ご検討ください。

経営課題の解決でお困りではありませんか?

DXを始めとするITを使った経営課題の解決が上手くいっていない企業は数多くあります。

それは、単なるソリューションの導入や、社内人材への丸投げとなっており、課題解決がゴールになっていないからです。

そのためには、経営とITを理解した人材が、経営者層と共に取り組み、経営者の頭の中を可視化することが必須要件です。

現在、1時間の無料オンライン・コンサルティングを実施しております。

是非この機会にご相談ください。

経営課題を解決するWebサイト構築の最適解は?

経営課題を解決するWebサイトとは、何をおいてもWebサイトに集客する事が必須要件です。

そうなると、最強のWebサイトとは「検索エンジンへの登録と分析、GA4での現状分析ができ、集客のための実施施策に落とし込みができ、コンバージョンに繋げられ、改善の分析ができるWebサイト」一択です。

まずは、現状のWebサイトが経営課題を解決することができるのかをまずご相談ください。

ECサイトの最適解はクライアント毎に異なります

経営課題を解決する最適なECサイト、越境ECサイト、BtoB ECサイト、マーケットプレイスを構築するためのシステムは、クライアント毎に異なります。

まずは、御社にとって経営課題を解決するには、どういったシステムが必要であり、ASP、SaaS、パッケージ、フルスクラッチのどれが最適なのかの検証が必要です。

スポンサードサーチ