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2015年1月28日、Linux等UNIX系OSで標準的に使用されているC言語標準ライブラリ「glibc」に脆弱性が発見されました。
ITmediaエンタープライズ:glibcライブラリに脆弱性、多数のLinuxディストリビューションに影響か
脆弱性を報告した米セキュリティ企業のQualysによると、脆弱性は「nss_hostname_digits_dots()」関数に起因し、2000年にリリースされたglibc 2.2から2.17までに存在する。細工されたホスト名を「gethostbyname」などの関数の引数に渡すことで、バッファオーバーフローを誘発されてしまう。
JVC:JVNVU#99234709 glibc ライブラリにバッファオーバーフローの脆弱性
遠隔の第三者によって、任意のコードを実行されたりサービス運用妨害 (DoS) 攻撃が行われたりするなどの可能性があります。
放置した場合、多くのアプリケーションがこの脆弱性の影響を受けることが予想されますので、自社サーバの対応を行いました。
目次
自社サーバに適応
まずは、glibcのバージョンを確認します。
glibcのバージョンを確認
yum list installed | grep glibc
私の管理しているサーバの場合、該当しているバージョンでしたのでyumでアップデートを行います。
脆弱性の対象となるバージョンの場合、glibcのアップデートを実行
yum -y update glibc
アップデート後、念のためテストプログラムを走らせて確認をしてみます。
テストプログラムについては、以下のサイトの「オンラインでの確認方法」を参考に行いました
piyolog:glibc の脆弱性 CVE-2015-0235(通称:GHOST)についてまとめてみた
テストプログラムの実行
cd /tmp curl -sko ghost.c https://raw.githubusercontent.com/mholzinger/CVE-2015-0235_GHOST/master/ghost.c gcc ghost.c -o ghost ./ghost
無事「not vulnerable」と表示されました。
こちらは、用が済んだら削除しておきましょう。
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