【PR】当Webサイトのコンテンツにはプロモーション(広告)が含まれています
スポンサードサーチ
ECサイトで商品を購入する際に、購入者が書き込んだ商品のレビューを参考にする人は数多くいますし、高いレビューが付いているものほど実際に商品が売れるのも確かです。
しかし、大手ECサイトのAmazonでは最近、このレビューが全くあてにならない商品が数多くあふれる状態になってきて、地上波のワイドショーなどでも取り上げられるようになってきました。
このことは、今後「Amazon離れ」を招き、自社運営型ECサイトやクローズドなマーケットプレイスへのシフトを加速すると考えています。
目次
Amazonで商品を選ぶのが大変な状態に
例えば、日本テレビ系の情報番組である「スッキリ」では、2020年9月23日放送回で、ネット通販における「やらせレビュー」について取り上げていました。
Amazonでは、5段階評価で評価が付けられており、この評価を金銭を対価にレビューを書き込んだり、他の人に代わって投稿したりすることを禁止行為として明記しています。
しかし、実際には金銭で自社の商品に高評価のレビューをつけたり、他社の商品に低評価をつけるといった事が蔓延しています。
以前は、高評価レビューの日本語おかしかったり、評価数は多いのに高評価しか存在しない、といった形である程度は見分けることができましたが、最近はこういったやらせレビューも巧妙になってきて、パッと見では判別がつかなくなっています。
評価が正しくないだけならまだしも、Amazonは昔と違ってAmazonマーケットプレイスに誰もが出品をできるようになっているため、詐欺を行う会社が出品をしているケースもあり、こういったところに誤って注文をしてしまうと、個人情報を抜かれたり、購入しようとした商品とは違う商品が届く、といった被害にあうこともあります。
Amazonマーケットプレイスとは、Amazon以外の出品者がAmazon上で商品を販売できるサービスのこと。ところがこの仕組みを悪用し、通常ではあり得ないほどの低価格で人気商品を出品し、納品期日になっても商品を届けない悪徳業者が現在、多数確認されています。
ねとらぼ:2週間待っても商品届かず連絡もなし Amazonで多発中の「マーケットプレイス詐欺」問題、被害者に聞いた
これに対抗する外部サービスとして、サクラチェッカーという、サクラややらせレビューをシステムで判別する、というものも出てきています。
しかし、商品を購入しようとするたびに、毎回このサクラチェッカーにAmazonのURLを入れて調べるという行動をするのは手間が多すぎます。
また、価格についても以前ほどAmazonも安くありませんので、その価格を比較する手間もあり、私自身はAmazonで商品を購入するという行動に疲れてきました。
Amazonで買うメリットをデメリットが上回った
今までAmazonを使い続けたのは、以下の3点からです。
- 新たなECサイトでの新規会員登録の面倒さ
- 価格面の優位性
- 配送スピード
しかし、今のAmazonの場合、転売屋が出品していることも多くなったことで、商品によっては店舗で購入するよりもかなり高い価格が付いているものも多く、商品によっては配送スピードも必要とせず、会員登録があることによるメリット以外には、Amazonを使うメリットがなくなってきました。
これに、商品検索が苦痛になるというデメリットが重なり、できるだけ「Amazon離れ」をするようになってきました。
信頼できるECサイトでの購入にシフト
Amazonでの購入を辞めるにあたっては、代替となるECサイトが必要になります。
まず、最初にAmazonで買うのを辞めたのは音響関係で、こちらは音響機器などの専門店SOUNDHOUSEです。
このECサイトは、取り扱い商品はすべて国内最低価格保証(購入後2週間以内)を謳っており、実際に他店よりも価格が安く、商品説明も詳細で安心感があります。
それ以外の商品についても、本来は各商品別に専門店を探すのがいいのでしょうが、現時点ではまだコレというECサイトが見つけられていません。
そのため、家電やPC周りの製品はヨドバシ.comに。
日用品は、アスクルが個人向けに運営しているLOHACOに現時点では落ち着いています。
ただし、これらのECサイトも信頼が置けて価格的にも満足ができるところが出てくれば、SOUNDHOUSEのように専門店にシフトすると思います。
転売屋による需要と供給の問題
このように、「Amazon離れ」が私の中で進んでいますが、なかなか他のECサイトへのシフトが進まない原因として転売屋の存在があります。
転売屋は人気のある商品を安く購入して、プレミアム価格を付けてAmazonやメルカリで販売をしています。
このため、例えばYAMAHA AG03という動画配信やWeb会議などで使えるチャンネルミキサーがあり、SOUNDHOUSEでは15,500円という価格で販売がされていますが、入荷は未定となっています。
一方、Amazonでは在庫がありますが、24,480円というプレミアム価格が付いて販売が行われています。
同様にメルカリでも20,000円から30,000円のプレミアム価格が付いて、数多くの商品が販売されています。
こういった需要と供給の不一致は、任天堂のニンテンドースイッチやソニーのPlayStation 5でも起こっており、商品はあるのに実際に買いたい人が適切な価格で買えないという状況が発生しています。
このため、私の場合は仕事上必要なものの場合には仕方なくプレミアム価格が付いていても購入を行わざるを得ないという事もあり、「Amazon離れ」からその先の「Amazon断ち」まではできない状況です。
欲しい人が安心して購入できるECサイトへのシフト
転売屋については、AmazonやメルカリだけでなくYahoo!ショッピングなどにも出店をしており、事業者が多い楽天市場でもプレミアム価格をつけて販売している店もあります。
しかし、こういった商売を続けていると「Amazon離れ」だけでなく「メルカリ離れ」や「楽天市場離れ」が加速する可能性はあり、一方では人気商品でも安心して購入ができ、優れた商品を適切な価格で販売する自社運営型ECサイトへのシフトが進むでしょう。
また、こういった転売屋を野放しにすることは、商品を製造や販売をしている企業にとってもデメリットが大きいものがあります。
転売屋により商品やブランドの信頼を損なう可能性がある
消費者が正規の販売店ではなく、転売屋から商品を購入してしまうと、商品に何か不備があった場合には、その商品の製造や販売をしている企業に対してネガティブな印象を持たずにはいられないでしょう。
商品の保管状態が悪くて動作に不具合が出たり、商品が購入された時期と実際に商品が販売された時期が異なることで、保証が受けられないといった事も想定されます。
このように、製品を製造や販売をする企業側としても、品質を保証できないものが信頼できない業者を経てユーザーに届くことは避けたいものです。
自社運営型ECサイトが重要に
Amazonマーケットプレイスや楽天市場などに出店していても、ユーザーにとっては「Amazonで購入した」、「楽天市場で購入した」というイメージが強く、モバイルアクセサリーのメーカーであるAnker社のようにメーカー自身が販売するのでない限り、なかなか自社のブランディングを行ったり、店舗自体の認知をしてもらうのが難しいのは、マーケットプレイスに出店する際のデメリットです。
逆に言うと全く名前が知られていない企業であっても、手に入れにくい人気商品の販売をしたり、どこにでもある商品でも価格優位性を出す事ができれば勝手に売上が上がるため、ブランディングなどを考えていない企業にとっては出店するメリットがあり、サクラを使ったり、やらせレビューに手を付けてしまうインセンティブとなっていると思います。
こうしてみると、企業イメージやブランドイメージを確立したいと考える企業にとっては、希少性や価格などで商品を消費者にアピールすることはそもそもできないので、Amazonマーケットプレイスや楽天市場などに出店する意味はなく、自社商品を購入したいと考える消費者に対して、適切な価格で確実に商品を届けられる自社運営型ECサイトを構築する重要性が今後、ますます高まるでしょう。
クローズドなマーケットプレイスも増える
また、マーケットプレイスについては、Amazonマーケットプレイスや楽天市場、Yahoo!ショッピングのような誰もが出店できるオープン型のマーケットプレイスは、出店者の信頼性をあげる変化を求められるでしょう。
一方、信頼ができる限られた出店企業から商品を適切な価格で購入ができるという価値を持った、富裕層向けや企業会員向けといったクローズドなマーケットプレイスが今後増えてくるでしょう。
Amazonの売上は依然として巨大なものがありますが、B2C型やB2B2C型の自社運営型ECサイトへの早い段階での取り組みが求められます。
ECサイト&マーケットプレイスサイトを低コスト・短納期で構築するなら
多言語・多通貨対応ECサイト&マーケットプレイスサイト構築パッケージ CS-Cart は、B2C、B2B、B2B2C、B2B2Bのどのビジネスモデルにも対応したECサイト&マーケットプレイスサイトを低コスト・短納期で構築が可能です。
ECサイトやマーケットプレイスサイトの構築を検討している場合には、是非ご検討ください。
経営課題の解決でお困りではありませんか?
DXを始めとするITを使った経営課題の解決が上手くいっていない企業は数多くあります。
それは、単なるソリューションの導入や、社内人材への丸投げとなっており、課題解決がゴールになっていないからです。
そのためには、経営とITを理解した人材が、経営者層と共に取り組み、経営者の頭の中を可視化することが必須要件です。
現在、1時間の無料オンライン・コンサルティングを実施しております。
是非この機会にご相談ください。
経営課題を解決するWebサイト構築の最適解は?
経営課題を解決するWebサイトとは、何をおいてもWebサイトに集客する事が必須要件です。
そうなると、最強のWebサイトとは「検索エンジンへの登録と分析、GA4での現状分析ができ、集客のための実施施策に落とし込みができ、コンバージョンに繋げられ、改善の分析ができるWebサイト」一択です。
まずは、現状のWebサイトが経営課題を解決することができるのかをまずご相談ください。
ECサイトの最適解はクライアント毎に異なります
経営課題を解決する最適なECサイト、越境ECサイト、BtoB ECサイト、マーケットプレイスを構築するためのシステムは、クライアント毎に異なります。
まずは、御社にとって経営課題を解決するには、どういったシステムが必要であり、ASP、SaaS、パッケージ、フルスクラッチのどれが最適なのかの検証が必要です。
スポンサードサーチ