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地方銀行が、顧客に対しての売上向上や認知向上の支援、地方創生・地域活性化のために、地方特産品のECモール(マーケットプレイスサイト)を構築、運営することケースが多く見られます。
しかし、企業のECサイトと同様に出店者を集め、ECモール(マーケットプレイスサイト)に集客が出来、コンテンツ運用やプロモーションがきちんと行って、顧客支援や地域活性化につながる形にするのは、どこも大変だと思います。
そこで、今回はECモール(マーケットプレイスサイト)に取り組んでいる地方銀行は、どういったECモール(マーケットプレイスサイト)をどういったシステムで構築しているのか等について見ていきたいと思います。
目次
独自構築のECモール
Lacycle mallとCOREZO、エンニチは、ebisumart、EC-CUBE、CS-Cartを使って独自のECモール(マーケットプレイスサイト)を構築しています。
阿波銀行
阿波銀行が阿波銀コネクト株式会社を設立して運営するECモール(マーケットプレイスサイト)は、Lacycle mallです。
ECのみかた:阿波銀行、ECモールを運営する「阿波銀コネクト株式会社」を設立
- スマートフォン対応:あり
- 読み物コンテンツ:あり
- 販売している商品:地域色が強い
- 力を入れたい商品の訴求:あり
- 人気商品ランキング:あり
- お気に入り登録:あり
- 購入:会員登録無しで可能
- 定期購入:なし
- 配送料:ヤマト運輸で配送元により異なる
- 支払方法:銀行振込、代金引換、クレジットカード決済
- Googleからの流入:「五稜箸木頭朱杉」で1ページ表示
- 利用構築サービス:ebisumart
Lacycle mallは、トップページのスライダーや特集で訴求したい商品を、人気商品ランキングで何が売れているのか、といったECサイトでは当たり前ですが重要なコンテンツトップページに用意されています。
このため、初めてアクセスしてきたユーザーにとってもどこから見ていけばいいのかがすぐにわかり、会員登録無しで購入が可能なため、気軽に購入ができます。
さらに、読み物コンテンツやお気に入り登録など、何度もアクセスするユーザーにとっても、何度もアクセスしたいと思わせる設計が行われています。
ただ、地域色の強い商品を扱っているのに、商品説明自体はかなりあっさりしており、商品詳細の下部にある特集記事へのリンクから別ページに飛ばないと商品のこだわりが見えないのが勿体ない気がします。
北國フィナンシャルホールディングス
北国銀行の持株会社として設立した親会社の北國フィナンシャルホールディングスが運営するECモール(マーケットプレイスサイト)は、COREZOです。
- スマートフォン対応:あり
- 読み物コンテンツ:あり
- 販売している商品:地域色が弱い
- 力を入れたい商品の訴求:あり
- 人気商品ランキング:あり
- お気に入り登録:なし
- 購入:会員登録無しで可能
- 定期購入:なし
- 配送料:配送元により異なる
- 支払方法:銀行振込、代金引換、クレジットカード決済
- Googleからの流入:「能登の魚醤 魚汁」」で1ページ表示
- 利用EC構築パッケージ:EC-CUBE
COREZOは、読み物コンテンツやクラウドファンディングも用意されており、かなり盛りだくさんのECモール(マーケットプレイスサイト)となっており、販売している商品も、体験も購入できるのが通常のECサイトとは異なっています。
しかし、訴求したい商品を特集としてまとめてあったり、商品ランキングは用意されているのですが、全体的にごちゃごちゃしていて、どこから見ていけばいいのかに困ります。
また、出店しているのが東京にあるポールボキューズや大阪の北極星など、地域色が感じられないものも多く、地域色の強い商品であっても、商品説明があまりに簡素で、ここで購入すべき理由が見えてきません。
このため、要素としては良いものがあるのに、使い難いという残念な感じを受けます。
ふくおかフィナンシャルグループ
ふくおかフィナンシャルグループが、㈱FFGベンチャービジネスパートナーズ(㈱ふくおかフィナンシャルグループ100%子会社)、㈱沖縄銀行、㈱広島銀行、㈱南都銀行、㈱十六銀行、㈱ジェーシービー、㈱佐賀銀行、㈱八十二銀行、㈱北日本銀行、㈱阿波銀行、富士通㈱、SOMPOひまわり生命保険㈱、㈱電通九州と共に設立したiBankマーケティング株式会社北国銀行の持株会社として設立した親会社の北國フィナンシャルホールディングスが運営するECモール(マーケットプレイスサイト)は、エンニチです。
- スマートフォン対応:あり
- 読み物コンテンツ:なし
- 販売している商品:地域色が強い
- 力を入れたい商品の訴求:あり
- 人気商品ランキング:あり
- お気に入り登録:あり
- 購入:会員登録必須
- 定期購入:なし
- 配送料:配送元により異なる
- 支払方法:クレジットカード決済
- Googleからの流入:「あかね荘・筑穂牛しゃぶしゃぶセット」」で1ページ表示
- 利用マーケットプレイスサイト構築パッケージ:CS-Cart
SaaS(ASP)を使った構築
調べてみた地方銀行のECモール(マーケットプレイスサイト)は、Lacycle mallとエンニチ以外はSaaS(ASP)のMakeshopの構築サービスを利用がされていました。
ただこうなると、カート以降はSaaSのサービスのドメインに遷移してしまうため、単なる場所を作っただけに見えてしまって残念なものがありました。
山口フィナンシャルグループ
山口フィナンシャルグループ(山口銀行・もみじ銀行・北九州銀行の持株会社)が、ベンチャーファンド、山口県内民間企業と設立した地域商社やまぐち株式会社が運営するECモール(マーケットプレイスサイト)は、jimottoです。
山口フィナンシャルグループ:ディスクロージャー誌>2020年9月期(資料編)>山口フィナンシャルグループ>中小企業の経営支援および地域活性化への取組みについて(PDF)
- スマートフォン対応:あり
- 読み物コンテンツ:無し
- 販売している商品:地域色が強い
- 力を入れたい商品の訴求:あり
- 人気商品ランキング:あり
- お気に入り登録:あり
- 購入:会員登録無しで可能
- 定期購入:あり
- 配送料:配送元により異なる
- 支払方法:銀行振込、クレジットカード決済、コンビニ決済、Amazon Pay決済
- 利用構築サービス:Makeshop
三十三フィナンシャルグループ
旧三重銀行と旧第三銀行が合併して生まれた三十三フィナンシャルグループ(三十三銀行)が設立した三十三総研が運営するECモール(マーケットプレイスサイト)は、リージョネット三重です。
- スマートフォン対応:あり
- 読み物コンテンツ:あり
- 販売している商品:地域色が強い
- 力を入れたい商品の訴求:あり
- 人気商品ランキング:あり
- お気に入り登録:あり
- 購入:会員登録無しで可能
- 定期購入:なし
- 配送料:ヤマト運輸で商品により異なる
- 支払方法:銀行振込、代金引換、クレジットカード決済
- 利用構築サービス:Makeshop
大分銀行
大分銀行が出資をして設立したOita Made 株式会社が運営するECモール(マーケットプレイスサイト)は、Oita Madeです。
- スマートフォン対応:あり
- 読み物コンテンツ:なし
- 販売している商品:地域色が強い
- 力を入れたい商品の訴求:あり
- 人気商品ランキング:なし
- お気に入り登録:なし
- 定期購入:なし
- 配送料:商品により異なる
- 支払方法:代金引換、クレジットカード決済
- 利用構築サービス:Makeshop
紀陽銀行
紀陽銀行がび紀陽興産株式会社と共同出資して運営するECモール(マーケットプレイスサイト)は、ロカリストです。
- スマートフォン対応:あり
- 読み物コンテンツ:なし
- 販売している商品:地域色が強い
- 力を入れたい商品の訴求:あり
- 人気商品ランキング:なし
- お気に入り登録:なし
- 定期購入:なし
- 配送料:商品により異なる
- 支払方法:代金引換、クレジットカード決済
- 利用構築サービス:ヤマト運輸 らくうるカート
紀陽銀行:地域商社「ロカリスト」のECサイト「ロカリスト ウェブストア」オープンについて(PDF)
筑邦銀行
筑邦銀行が投資を行っている株式会社マキコミと運営するECモール(マーケットプレイスサイト)は、筑後感動本舗です。
Makeshopで構築されていたECモール(マーケットプレイスサイト)は閉鎖され、今はYahoo!ショッピングで運営がされているようですので評価外としました。
筑邦銀行:筑後産の特産品が買える EC サイト『筑邦銀行×筑後感動本舗』開設(PDF)
売上・認知向上支援と地方創生・地域活性化
地方銀行が構築しているECモール(マーケットプレイスサイト)について見ていきましたが、企業が運営するECサイトと異なり、地方銀行がECモール(マーケットプレイスサイト)については、純粋な売上だけで成否を判断できないところがあります。
地方銀行がECモール(マーケットプレイスサイト)を展開する目的としては、最初に上げたように顧客に対しての売上向上や認知向上の支援と地方創生・地域活性化の二つがあります。
前者の顧客の支援については、売上アップや認知向上で支援が出来るのが望ましい所ですが、後者のとしては、最初に上げたように顧客に対しての売上向上については、地域情報の発信と商品購入の場所が存在する、という点が非常に重要です。
検索エンジン対策においては、上位掲載されなければ、存在しないのと同じ、という考え方がありますが、一方でそもそも情報として掲載がされていなければ、検索にひっかかることもない、というのがあります。
どんなに美味しい地元の野菜や果物があって、それを使った地産地消の料理などが素晴らしくても、インターネット上に情報が掲載されていなければ、誰も知る事はないでしょうし、買いたいと思っても買う場所がなければ、地元の人しか買う事はないでしょう。
こうした情報を網羅しているのが、地方銀行の強みでしょう。
しかし、情報をただ単に掲載しただけでは誰も見ないですし、購入に繋がらないのも事実ですので、コンテンツの見せ方を工夫し、情報の厚みを付けていく事も必要です。
実際、筑後感動本舗が、独自のECモール(マーケットプレイスサイト)からYahoo!ショッピングに運営サービスをシフトしたのは、恐らく運営コストが合わなった事が原因でしょう。
そのため、地方創生・地域活性化だけでなく、売上向上や認知向上の支援でも成果を出して継続していく事が、これらのECモール(マーケットプレイスサイト)にも求められていくでしょう。
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