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2017年10月31日に、CS-CartとMulti-Vendorの4.6.3がリリースされました。
Introducing CS-Cart and Multi-Vendor 4.6.3 with Lots of Admin and Customer Fixes
主な修正としては、商品バリエーション機能の改善、バグフィックス、アメリカ合衆国郵便公社(USPS)対応、Multi-Vendorのインストール最適化になります。
目次
バグ修正がメイン
リリースされたCS-CartとMulti-Vendorの4.6.3.は、パッチになりますので、主にバグ修正が含まれています。
Product Variations(商品バリエーション)の修正
Product Variations(商品バリエーション)機能は、CS-Cart 4.6.1で初めて標準のAdd-on(アドオン)としてリリースされましたが、こちらはまだベータ版になります。
Product Variations(商品バリエーション)機能の解説(英語)
この機能は、標準で使えるオプションの商品バリエーションよりも詳細な設定が可能になっています。
Product Variations(商品バリエーション)を生成するときに、オプションとその組み合わせを正しい順序で表示
このAdd-on(アドオン)を有効にしていると、商品を追加する際に、Product Variations(商品バリエーション)として、Simple productとConfigurable productを選ぶようになっています。
この時に、Configurable productを選ぶと、オプションの設定で「Generate variations」が作れるようになり、商品バリエーション別に商品名、コード、価格、通常価格、数量(在庫)、重量を設定できますが、その表示順のソートが正しく行われるようになりました。
商品の一括アップデートで配送無料商品の設定が可能に
商品管理では、複数商品の一括編集機能が使えますが、以前は商品バリエーションの配送無料商品の設定を一括で設定する事は出来ませんでした。
CS-Cart 4.6.3では、配送無料商品のチェックボックスが表示されるようになっています。
デモデータに商品バリエーションの設定可能な商品が追加
CS-Cartをインストーする際には、デモデータをインストールできるようになっていますが、CS-Cart 4.6.3のデモデータでは、商品バリエーションのある商品としてTシャツが用意されています。
Product Variations(商品バリエーション)の在庫追跡が可能
CS-Cartでは、注文後に顧客の注文を編集ができる機能が用意されており、 商品の追加や削除、配送方法の変更などができますが、編集画面で発生していたバグにCS-Cart 4.6.3では対応致しました。
比較リストで商品バリエーション毎の特徴も表示
CS-Cartでは、顧客が比較リストを使って異なる商品の商品スペックを比較して選択することができますが、CS-Cart 4.6.3では、比較リストにProduct Variations(商品バリエーション)毎の特徴も表示されるようになりました。
PHP 5.3で、Product Variations(商品バリエーション)機能のエクスポートが正常に機能
CS-Cartには、商品のエクスポート/インポート機能がありますが、CS-CartをインストールしていたサーバがPHP 5.3を使用していた場合、Product Variations(商品バリエーション)のエクスポートができなかったものに、CS-Cart 4.6.3では対応致しました。
Product Variations(商品バリエーション)による表示遅延に対応
パフォーマンスを最適化する事で、Product Variations(商品バリエーション)による表示遅延に対応致しました。
ユーザー向けの修正
オプションの組み合わせまたは商品バリエーションを選択すると、商品画像も自動で変更
商品には複数オプションがあり、組み合わせができますが、選択すると商品画像も自動で変更するようになりました。
グローバルメニューの強調表示
グローバルメニューをドロップダウンで開くと、グローバルメニューの中にある下層メニュー項目は選択されているカテゴリーの強調表示がされませんでしたが、CS-Cart 4.6.3では、メニュー項目は常に強調表示され、閲覧しているカテゴリを常に知ることができるようになりました。
ダウンロード可能な製品のファイルへのリンク
CS-Cartは、ソフトウェアや電子チケットなどのオンラインで完結する商品の販売も対応していますが、顧客がダウンロード可能な製品を購入すると、2つのリンクを持つ電子メールを取得してダウンロードが可能なようにバグが修正されました。
アメリカ合衆国郵便公社(USPS)のサービス統合に対応
2017年9月1日に、アメリカ合衆国郵便公社(USPS) はファースト・クラス郵便小包サービスをファースト・クラス・パッケージ・サービスに改称した事でCS-Cartが認識できなくなった事に対応しました。
Google reCAPCHAの修正
CS-Cartの標準対ボット防止機能はGoogle reCAPCHAですが、バグがあった為にCS-Cart 4.6.3で修正がされました。
Custom profile(会員情報フィールド)のバグ対応
CS-Cartでは、管理画面からCustom profile(会員情報フィールド)のフィールドを追加・編集・削除ができますが、3番目のご注文手続きステップである、配送方法選択に進むことができないバグがあったものに、CS-Cart 4.6.3で修正が行われました。
管理者向けの修正
Redactorの新バージョンが追加
CS-Cartは、TinyMCEとRedactorという2つのビジュアルテキストエディタが組み込まれており、HTMLを使用せずに商品説明やその他のテキストを店舗に書き込むことができます。
ただ、旧バージョンのRedactorでは、スペルチェックや他の多数の問題がありましたので、CS-Cart 4.6.3には、新しいバージョンのRedactor 2が含まれるようになりました。
管理画面の商品検索バグを修正
管理画面での商品検索にバグがあったものが、CS-Cart 4.6.3で解消されました。
データ・フィード・アドオンで非表示の製品を除外
CS-Cartは、Googleショッピング、Shopzillaなどのサービスのために商品フィードをエクスポートできるデータ・フィード・アドオンがありますが、非表示にしている製品までエクスポートされるバグがCS-Cart 4.6.3では修正されました。
税額変数の値がドキュメント・エディターのinvoice(請求書)に対応
CS-Cartには柔軟なinvoice(請求書)テンプレートエディタがありますが、新しく追加された{{ p.raw.tax }}.変数を使用することにより、異なる国の法律を遵守するための請求書を国別で作成することができるようになりました。
カテゴリ一括編集でコメントとレビューの機能が利用可能
CS-Cartでは商品カテゴリを設定することができ、説明やSEO用名称、レイアウトの設定などを複数のカテゴリに対して一括して編集できますが、コメントとレビューにバグがあり、カテゴリを一括して編集したとき、コメントとレビュー設定の値は保存されませんでした。
CS-Cart 4.6.3ではこれが修正されました。
Multi-Vendorのインストールが共用ホスティング・サーバや低パフォーマンスのサーバでも可能に
共用ホスティング・サーバでは、Multi-Vendorライセンスがインストールできないというケースがありましたが、Multi-Vendor 4.6.3インストールパッケージが最適化されたことで、どのホストでも正常に終了するようになりました。
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