安価なVPSのVultr VC2にSwapとタイムゾーンを設定

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安価なVPSのVultr VC2の契約をしてUnixBenchでベンチマークまでやってみたで契約したVultrですが、初期構築状態ではタイムゾーンとSwapが設定されていません。

そのため、この二つを設定します。

目次

タイムゾーンの設定

現状のタイムゾーンは、timedatectlコマンドを叩くとUTCになっています。

# timedatectl 
      Local time: Sat 2018-02-17 03:47:29 UTC
  Universal time: Sat 2018-02-17 03:47:29 UTC
        RTC time: Sat 2018-02-17 03:47:28
       Time zone: n/a (UTC, +0000)
     NTP enabled: yes
NTP synchronized: yes
 RTC in local TZ: no
      DST active: n/a

このままだと、サーバログ、Google AnalyticsがUTCのままになるので変更します。

# timedatectl set-timezone Asia/Tokyo

タイムゾーンにAsia/Tokyoをセット。

# timedatectl set-timezone Asia/Tokyo
# timedatectl 
      Local time: Sat 2018-02-17 12:47:40 JST
  Universal time: Sat 2018-02-17 03:47:40 UTC
        RTC time: Sat 2018-02-17 03:47:40
       Time zone: Asia/Tokyo (JST, +0900)
     NTP enabled: yes
NTP synchronized: yes
 RTC in local TZ: no
      DST active: n/a

JSTに変更ができました。

Swapの設定

VultrのVC2は、Swapパーティションが作成されていません。

この状態でyumコマンドを使ってパッケージのインストールを行うと、Cannot allocate memory(メモリを割り当てられなかった)というエラーが頻発して、プログラムのビルドや実行に失敗します。

そこで、Swapパーティションの代わりにswapファイルを作成、有効化します。

設定方法は、公式サイトにあるSetup Swap File on Linux – Vultr.comに従うだけだけでできました。

まず、現状でfreeコマンドを叩くと以下の状態。

free -m
              total        used        free      shared  buff/cache   available
Mem:            488         209           6          98         272         153
Swap:             0           0           0

Swapのトータルの容量は、0になっています。

swapon -s

swaponコマンドを実行して、Swapの使用状況をデバイス毎に表示しても何も出ません。

スワップファイルを作成

最初にddコマンドを実行して、2GBのSwapファイルを作成します。

dd if=/dev/zero of=/swapfile count=2048 bs=1M
2048+0 records in
2048+0 records out
2147483648 bytes (2.1 GB) copied, 4.62947 s, 464 MB/s

Swapファイルがルートにあることを確認。

ls / | grep swapfile
swapfile

Swapファイルを有効化

セキュリティ対策として、一般ユーザーが読み書きできないようにSwapファイルに600のパーミッションを設定。

chmod 600 /swapfile
ls -lh /swapfile
-rw------- 1 root root 2.0G Mar 10 19:06 /swapfile

mkswapコマンドを実行し、Swapパーティションとしてフォーマット。

mkswap /swapfile
Setting up swapspace version 1, size = 2097148 KiB
no label, UUID=e60f8fd7-675b-4c32-98cd-c58dc8cbcf6a

Swapを有効化

swaponコマンドで有効化。

swapon /swapfile

再度、freeコマンドを叩くとSwapが出来てます。

free -m
              total        used        free      shared  buff/cache   available
Mem:            488         211           7          98         269         151
Swap:          2047           0        2047

再起動時にSwapを有効にする

このままでは、Swapが再起動時に自動で有効にならないので、再起動時に有効にするために/etc/fstabファイルをnanoを使って編集します。

nano /etc/fstab

nanoでファイルを開き、最後の行に以下の内容を追加します。

/swapfile none swap sw 0 0 

ファイルの編集が終わったら、Ctrl+Oで保存を行って終了です。

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