CAMPFIREのようなクラウドファンディングサイトを1日で構築できるオープンソースのシステム

公開日: 2020/02/13 更新日: 2020/02/13
カテゴリー: Webシステム開発
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以前、多機能な募金サイトやクラウドファンディングサイトが簡単に構築できるWordPress Plugin「Give」を紹介しましたが、オープンソースでCAMPFIREREADYFORのようなクラウドファンディングサイトを専門に構築できるオープンソースのシステムも存在します。

そこで、今回はそんなクラウドファンディングサイト構築システムをご紹介します。

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クラウドファンディングとは?

クラウドファンディング(crowdfunding)とは、不特定多数の人に向けてインターネットなどを経由して、人や組織に財源の提供や協力などを募る仕組みで、群衆(crowd)と資金調達(funding)を組み合わせた造語です。

クラウドファンディングには大きく分けて3つの種類があり、商品やサービス、体験や権利などのリターンを販売する購入型、リターンなしで寄附金を募る寄付型、投資資金を募る投資型には、株式発行で投融資資金を募る株式型と投資ファンドを組成するのファンド型があります。

また、資金などを集めるプロジェクトとしては「All or Nothing型」と「All in型」があり、「All or Nothing型」では募集期間内に目標金額を達成した場合のみ決済が行われ、「All in型」では募集期間内に目標金額を達成しなかった場合でも決済が行われます。

CAMPFIREREADYFORなどのクラウドファンディングサイトは、購入型と寄付型を扱っており、投資型は、SBIソーシャルレンディングセキュリテGoAngelなどがあたります。

クラウドファンディングサイトに必要な機能とは?

クラウドファンディングサイトで必要とされる主な機能としては、以下のものがあります。

Webサイト管理者向け機能

  1. プロジェクトの審査や管理ができる機能
  2. プロジェクトに紐づくリターンの管理ができる機能
  3. 資金などを集めたい人(プロジェクト起案者)の会員管理ができる機能
  4. プロジェクトに支援をしたい人(プロジェクト支援者)の会員管理ができる機能
  5. 成立したプロジェクトの資金振込やリターンの進捗状況を確認できる機能

プロジェクト起案者向け機能

  1. プロジェクト起案者の会員登録ができる機能
  2. 資金などを集めたいプロジェクトの掲載や期限設定、募集金額設定などの管理ができる機能
  3. プロジェクトのリターンを設定できる機能
  4. プロジェクトが成立した場合にプロジェクト支援者を管理する機能
  5. リターンが設定されている場合にリターンの状況管理をする機能
  6. プロジェクト成立後の進捗状況などを報告する機能

プロジェクト支援者向け機能

  1. プロジェクト支援者が会員登録や会員情報管理ができる機能
  2. プロジェクト支援者がプロジェクトに支援できる機能
  3. 支援したプロジェクトが成立した場合にクレジットカードなどで決済ができる機能
  4. 支援したプロジェクトにリターンがある場合の状況確認ができる機能

細かい機能を上げていくと他にも色々とありますが、まずはこれらの機能があればクラウドファンディングサイトとしてはスタートができます。

オープンソースのクラウドファンディングサイト構築システム

オープンソースでできたクラウドファンディングサイト構築システムは、いくつか存在します。

GOTEO

GOTEOは、PHPで作られたスペインのクラウドファンディングサイト「GOTEO」が提供するオープンソースのクラウドファンディングサイト構築システムです。

GOTEO.org
GOTEO.org

GOTEOの動作推奨環境は、以下の通り。

  • PHP v7(PHP 7.1推奨)以降
  • 必要なエクステンション:gd, mcrypt, curl, mbstring, json, mysql
  • ターミナルでWebサーバとcronにアクセスができる
  • ApacheやNginxなどのmod_rewriteが使えるサーバ
  • データベースは、MySQL 5.7 (or MariaDB 10.2) 以降

インストールには、ComposerGruntを使用し、開発にあたっては、Dockerを使うことが推奨されてます。

ただ、日本でGOTEOを使ってクラウドファンディングサイトを立ち上げているLOCAL GOOD YOKOHAMAの方でカスタマイズをしたものをLocalGood/Goteoとして公開しており、こちらを使えばFTPなどで通常のWebサーバへのインストールも可能です。

GOTEOのGitは、2020年2月13日時点で最終コミットが5日前ですので、活発にメンテナンスがされていると思われます。

Catarse

Catarseは、Ruby on Railsで作られたブラジル発のクラウドファンディングプラットフォームでこちらも「Catarse」というクラウドファンディングサイトが提供しています。

Catarse
Catarse

Catarseの動作推奨環境は、以下の通り。

CatarseのGitは、2020年2月13日時点で最終コミットが8日前ですので、活発にメンテナンスがされていると思われます。

Houdini

Houdiniは、Ruby on Railsで開発されたクラウドファンディングサイト構築システムです。

Houdini
Houdini

Houdiniプロジェクトは、Roderick CampbellJay BoltonJustin LaingIvan Stanojevicが地元のNPOが効率的に資金を調達できるようにするために始まり、2018年にオープンソースになったようです。

ただし、HoudiniのGitは、2020年2月13日時点で最終コミットが2019年2月15日日になっていますので、こちらは活発にメンテナンスがされているとは言えないです。

Selfstarter

Selfstarterは、Ruby on Railsで開発されたクラウドファンディングサイト構築システムです。

Selfstarter
Selfstarter

どうやらLockitronというスマートロックのクラウドファンディングをKickstarterから断られて、独自のクラウドファンディングサイトを作ってオープンソース化したというのが経緯のようです。

ただし、HoudiniのGitは、2020年2月13日時点で最終コミットが2014年5月17日日になっていますので、流石に使えなさそうです。

WordPressで出来たクラウドファンディングサイト構築システム

最後にWordPressで出来たクラウドファンディングサイト構築システムについても触れておきましょう。

GiveWP

GiveWP
GiveWP

GiveWP – Donation Plugin and Fundraising Platform

最終更新4週間前
有効インストール数70,000+
WordPress バージョン4.8 またはそれ以上
検証済み最新バージョン5.3.2
PHP バージョン5.6 またはそれ以上

寄付に関する多彩な機能を持ったPlugin(プラグイン)。

Charitable

Charitable
Charitable

Charitable – Donation Plugin

最終更新3週間前
有効インストール数10,000+
WordPress バージョン4.1 またはそれ以上
検証済み最新バージョン5.3.2

GiveWPと同様に多彩な機能が装備されているPlugin(プラグイン)。

専用のThemeも用意されているため、寄付サイトを簡単に立ち上げられます。

Donorbox

Donorbox
Donorbox

Donorbox – Free Recurring Donation Form

最終更新4週間前
有効インストール数5,000+
WordPress バージョン3.0 またはそれ以上
検証済み最新バージョン5.2.5

寄付フォームをWebサイトに埋め込めるPlugin(プラグイン)。

PayPal Donation対応

以下のPlugin(プラグイン)は、Webサイトからワンクリックで寄付ができるボタンを設置できるものです。

ただし、日本では資金決済法(資金決済に関する法律)により、国内での個人間送金ができなくなっていますでの、このPlugin(プラグイン)は実質利用ができませんが、参考のために記載をしておきます。

PayPal Donations

PayPal Donations
PayPal Donations

PayPal Donations

最終更新3か月前
有効インストール数50,000+
WordPress バージョン3.0 またはそれ以上
検証済み最新バージョン5.3.2

PayPal Donation

PayPal Donation
PayPal Donation

PayPal Donation

最終更新1週間前
有効インストール数20,000+
WordPress バージョン3.0 またはそれ以上
検証済み最新バージョン5.3.2
PHP バージョン5.4 またはそれ以上

オープンソースのクラウドファンディングサイト構築システムを利用するときの注意点

オープンソースのクラウドファンディングサイト構築システムは、様々な便利な機能が予め用意されていますので大変便利です。

ただし、オープンソースのシステムを利用する際にはWordPressのように、セキュリティホールなどがあっても自分で対応しないといけない「自己責任」の部分が毎回付き纏います。

また、GOTEOCatarseも海外で開発されたシステムで日本語のドキュメントはありませんし、ユーザーが使う画面などでも日本語化の対応が必ず必要になります。

さらに、カスタマイズを行う場合には、開発のドキュメントはあまり整備されていませんので、想定したよりも開発工数がかかってしまう、という可能性もあります。

このため、オープンソースだからとむやみに飛びつくのは考えものでありますが、こういったオープンソースの開発に慣れたパートナーと一緒になって利用するのであれば、スモールスタートでクラウドファンディングサイトを構築できるのは確かです。

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