改善とバグ修正が行われたCS-CartとMulti-Vendor 4.15.2がリリース

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2022年10月12日に、CS-Cart と Multi-Vendor の バージョン 4.15.2 がリリースされました。

これはパッチリリースであるため、以前のバージョンの問題を修正し改善が行われました。

変更の完全なリストはドキュメント(英語)をご覧ください。

ここでは、最も重要な変更のみを取り上げます。

目次

3Dセキュア2.0を使用したPayPal決済

3Dセキュア2.0とは、インターネット上でクレジットカード決済をより安全に行うために、VISA、Mastercard、JCB、AMEXが推奨する本人認証サービスで、各ブランド毎に名称は異なりますが、総称して3Dセキュア2.0と呼ばれています。

3Dセキュア2.0は、世界中のカード決済に追加のセキュリティを提供するプロトコルで、EUの強力な顧客認証 (SCA) 要件も満たしています。3DSは、CS-CartとMulti-Vendorで使用される多くの決済方法の重要な部分です。VisaやMastercardのような企業は、不正行為を防ぐために決済方法の改良をし続けています。

CS-Cart の PayPal Pro および PayPal Advanced 決済への以前の対応は、3Dセキュア1.0のみをサポートしていました。しかし、Visa と Mastercard は、3DS認証プロトコルの次のバージョンである 3DS 2.0 の使用を義務付けています。これらのカードプロバイダーは、3DS1.0をサポートしなくなりました。そのため、10月14日に、PayPal は 3DS1.0を使用する支払い方法を廃止し、代替手段として、新しい PayPal Checkout を推奨しています。

支払方法がなくならないよう、3Dセキュア2.0に対応した新しいPayPalチェックアウトを実装しました。

※「PayPalチェックアウト」アドオンですが、弊社で検証したところバグが見つかり動作しないため、現在CS-Cart側で修正対応を行っております。
そのため、バグFixが完了するまではこちらのアドオンは利用ができません。
修正対応が完了したら改めてご紹介いたします。

PayPal チェックアウト対応
PayPal チェックアウト対応

この対応は急遽対応が行われましたが、お客様はPayPal アカウントで、カードの詳細を記録して支払ができます。

カード詳細のフォームが注文手続き画面に表示されますが、CS-Cartにクレジットカードのデータが保存されることはありません。これは、カード会社のセキュリティ要件 (PCI DSS) への準拠を容易にするための重要な側面です。

PayPal チェックアウト対応 支払い
PayPal チェックアウト対応 支払い

古いバージョンの CS-Cart を使用していて バージョン 4.15.2 にアップグレードできない場合は、別の解決策があります。PayPal SDK Checkoutは、古い CS-Cart バージョンと互換性のあるサードパーティのアドオンです。新しい「PayPal チェックアウト」アドオンにはまだない PayPal Pay Later もサポートしているようです。フォーラムやカスタマーケアサービスから、一部のクライアントが使用していることがわかります。 

将来的には、フィードバックと優先度に応じて、PayPal チェックアウト との独自の統合機能を拡張して、より多くの支払オプション(PayPal Pay Later、SEPA、giropay、Sofortなど)をサポートする可能性があります。一部のユーザーからこれらの機能をリクエストされたことは承知しています。CS-CartとMulti-Vendor 4.16.1 の Stripe決済 では、Sofort、SEPA、giropay およびその他の多くの支払方法もサポートされます。

商品バンドルの改善

バージョン 4.14.1 以降、CS-Cart では、「商品バンドル」アドオンを使用して、商品セットを割引価格で販売ができます。皆様のアイデアのおかげで、私たちはこのアドオンを常に改善しています。これまでのところ「商品バンドル」の外観とパフォーマンスを改善しオプションと機能に関するいくつかの問題を解決しました。

バージョン 4.15.2 では、アドオンの改修に引き続き取り組む、商品バンドルのECサイトやマーケットプレイスサイトでの見え方をい設定する方法を増やしました。新しいアドオン設定で、ECサイトやマーケットプレイスサイトでの商品バンドルの位置を変更できます。商品ページで重要なものを素早く簡単に表示することができます。

商品バンドルでの表示
商品バンドルでの表示

詳細な商品説明に商品バンドルを表示して、お客様の注意を割引商品セットに向けることができます。

商品バンドルでのタブ表示
商品バンドルでのタブ表示

説明やレビューなどとともに、商品とのバンドルのセクションを別のタブに配置することもできます。

商品バンドルでオプションやバリエーションの選択ができるように

CS-Cartでは、商品に異なるオプションやバリエーションがある商品セットをサイトやマーケットプレイスサイトに割引価格で出品ができます。

以前は、商品バンドルに1つの商品の3つのアイテムが含まれている場合、ECサイトやマーケットプレイスサイトでは、これら3つのオプションやバリエーションはすべて同じものにしかできません。例えば、同じ色とサイズのTシャツ3枚(白TシャツのサイズSを3枚セット等)を割引価格で提供する場合には便利です。

しかし、異なるオプションやバリエーションの商品を1つのセットで販売したい場合(白TシャツのSとMとLのセット等)には、個別でバリエーションを追加する必要があり、お客様は商品バンドルのオプションやバリエーションを選択できませんでした。

商品バンドル 以前の場合
商品バンドル 以前の場合

バージョン 4.15.2 では、お客様は商品バンドル内の同じ商品のオプションやバリエーションを選択できます。現在、視覚的にこれらは別々の商品であり、それぞれに独自のオプションやバリエーションがあります。 

商品バンドル毎にオプションやバリエーションを選択
商品バンドル毎にオプションやバリエーションを選択

より直感的な商品バンドル作成

CS-Cart を使用すると、割引が商品のすべてのバリエーションに適用されるか、選択した色やサイズのバリエーションのみに適用されるかを選択できます。

商品バンドルで表示するバリエーションを選択できない
商品バンドルで表示するバリエーションを選択できない

バージョン 4.15.2 では、商品バンドルに使用される商品バリエーションが表示されるため、商品バンドルの作成がより直感的になりました。

商品バンドルで表示するバリエーションを選択
商品バンドルで表示するバリエーションを選択

既存の商品バリエーションで商品バンドルを作成すると、どのバリエーションが使用されているかを確認できるようになりました。このアップデートのもう1つの便利な用途は、商品のサイズや色などを、ECサイトやマーケットプレイスサイトでお客様に選択してもらう場合です。商品バンドルの作成段階で、お客様ECサイトやマーケットプレイスサイトにどのバリエーションを見る事になるかを知ることができます。 

SEOの最適化

CS-Cart では、大文字と小文字またはスラッシュの数が異なる複数のURLで同じページにアクセスができます。

https://example.com/pagehttps://example.com/Page/ のような場合です。

これにより、訪問者は常に目的のページにアクセスできます。しかし、もし競合他社がこれを知ったら、このような重複リンクを作成することで検索順位を下げようとする可能性があります。

バージョン 4.15.2 では、「SEO」アドオンが改善され、ユーザーが大文字を含むリンクをたどると、小文字のみの同じリンクにリダイレクトされるようになりました。このような変更により、重複したリンクが削除され、サイトが検索結果で上位に表示される可能性があります。

商品の一括編集がより高速に

CS-Cart では、商品を一括で編集できます。

このツールは、大規模なECサイトやマーケットプレイスサイトで特に役立ちます。

例えば、管理者が50個の商品の追加情報を編集する必要があり、各商品に少なくとも3つの追加情報がある場合、一括編集ページには 250の追加情報とさらに多くのバリエーションを表示する必要があります。

以前は、このようなページの読み込みは遅く (最大1分)、大量のRAMを使用していました。バージョン 4.15.2 では、商品の一括編集ページのパフォーマンスを lazy loading(データはページを開いたときにすぐに読み込まれるのではなく、必要なときにのみ読み込まれます)で改善しました。。

 lazy loadingで表示が高速に
lazy loadingで表示が高速に

私たちの見積もりでは、750の追加情報を編集するためのページ読み込み速度が2.5倍から4倍になり、RAM の使用量が2.5倍から5倍少なくなったことがわかります。今では多数の商品をより高速に更新できるようになりました。

大量の商品の返品条件をすばやく変更する

バージョン 4.15.2 では、商品の一括編集がさらに簡単になりました。

返品管理:基本設定
返品管理:基本設定

CS-Cartでは、購入者が商品を返品できるかどうか、また返品期間を決定することができます。デフォルトでは、購入者は10日以内に商品を返品することができます。新バージョンでは、返品期間の値を変更すると、すべての新たな商品が直ちに正しい値になります。

新しい返品期間を設定するか、返品を無効にすると、アドオンの設定がデフォルトですべての新たな商品に適用されます。その後も、各商品の値を個別に変更することができます。

また、インポート時にこれらのプロパティを指定することもできます。特定の商品の返品を禁止したり、返品期間を短く設定ができます。複数の商品に対して、特別な返品条件を迅速かつ簡単に設定できます。

Multi-Vendor:審査中の商品に関するメール通知

Multi-Vendorの「出品者データ設定」アドオンを使用すると、管理者は新しい出品者、商品の更新、及び出品者プロフィールを確認できます。

マーケットプレイスサイトで必要な変更を簡単に追跡できるように、アドオン機能を定期的に拡張しています。たとえば、バージョン 4.15.1 以降、管理者は出品者が商品に加えた変更を確認し、古い記録と新しい記録を比較できます。

バージョン4.15.2では、マーケットプレイスの管理者は、モデレーション中の商品数に関する情報を毎日メールで受け取ることができるようになります。これにより、より重要な作業に集中し、都合の良い時に商品をチェックすることができるようになります。管理画面の上部にあるメニューから「一般設定 > 通知 > 管理者への通知」をクリックすると、管理者が商品に関する通知を受けるか、また、メールかあるいは通知センターへの送信先を設定します。メールには、レビュー待ちの商品の数と、レビュー待ちの期間が表示されます。

出品者データ設定:管理者への通知
出品者データ設定:管理者への通知

CS-Cart UltimateとMulti-Vendor Ultimate:ECサイトのカテゴリーの保存に関する問題を修正しました

お客様のフィードバックのおかげで、CS-Cart を常に改善しエラーの数を減らしています。CS-Cart Ultimate と Multi-Vendor Ultimate は、特定の顧客層(紳士服と婦人服のようなターゲットの性別毎、あるいは国別のECサイト等)に合わせて調整された複数のECサイトやマーケットプレイスサイトを構築できます。ECサイトとマーケットプレイスサイトは差別化するために、それぞれのECサイトやマーケットプレイスサイトには独自のカテゴリーを設定することができます。

以前は、カテゴリーや配送方法の一覧で「保存」ボタンをクリックすると、すべてのカテゴリーや配送方法のリンクが解除され、すべてのECサイトやマーケットプレイスサイトで共通となるようになっていましたた。

バージョン 4.15.2 ではこれを修正しました。これで、複数のECサイトやマーケットプレイスサイトで安全に作業し、新しいカテゴリーと配送方法を割り当てることができ、すべてがうまく機能することを確認します。

アップデートが可能

バージョン 4.15.2 へのアップグレードは既に利用可能です。

いつものようにリリース後の最初の数週間は限られた数のアップグレードパッケージを配布しますが、その後はその制限を解除します。

そのため、アップグレードセンターにこのアップグレードがまだ表示されない場合は、後でもう一度お試しください。

追記:PayPalチェックアウトアドオンとStripe決済アドオンにバグ

バージョン 4.15.2には、上記のPayPalチェックアウトアドオンのバグ以外に、Stripe決済アドオンにもバグがあることが判明いたしました。

既に、バッチファイルは用意されており、次期バージョンでこれらのバグは解消する想定です。

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