Shopify手数料とクレジットカード決済手数料の比較で見る自社に最適な構築方法の選び方

【PR】当Webサイトのコンテンツにはプロモーション(広告)が含まれています

スポンサードサーチ

BASEやSTORES、Shopify、独自決済の損益分岐点はどこにあるのか?では、日本国内で商品を売る場合の手数料について、BASE、STORES、Shopify、Stripe、PayPalを例に損益分岐点を調べてみました。

この時には、各サービスでの機能面などについては何も触れず、純粋に支払手数料だけを比較しました。

しかし、BASE、STORES、ShopifyといったSaaSを利用せず、EC-CUBEやWooCommerce、MagentoといったオープンソースEC、CS-Cartやecbeing、EC-ORANGEといった有償パッケージ、あるいはフルスクラッチでの構築を行うかどうかの選択をする場合、一つの判断材料として重要なのがクレジットカード決済手数料のレートです。

そこで、今回はShopifyを例に手数料の比較をすることで、自社に最適な構築方法の選び方を見てみましょう。

目次

クレジットカード決済手数料は導入企業によって異なる

そもそも、クレジットカード決済会社から出てくるクレジットカード決済手数料は、契約をする企業の売上により異なっています。

実店舗の売上も大きく、ECサイトでの売上も大きい企業に対しては安く出てきますし、新規で取引をする会社に対しては、ほぼ上限のクレジットカード決済手数料率で提示がされます。

そこで、今回のシミュレーションではShopifyとの比較のため、日本のオンラインクレジットカード手数料をShopifyペイメントのレートと同じ3.4%から0.4%ずつ変化させた以下の3つのパターンで想定します。

  • 3.4%
  • 3%
  • 2.6%

クレジットカード手数料の算出は、「売上金額×クレジットカード手数料」で算出をしています。

Shopifyのプラン別クレジットカード手数料については、Shopify ペイメント: Shopifyでクレジットカード決済を受け付けるにShopify Plusを加えた以下のレートに対し、1ドル140円で算出をしています。

Shopify プラン名ベーシックスタンダードプレミアムPlus
月額料金$25$69$299$2,000
日本のオンラインクレジットカード手数料3.4%3.3%3.25%3.15%
外部サービス取引手数料2.0%1.0%0.5%0.15%

比較にあたっては1回あたりの商品価格や送料も影響するため、購入金額は以下の3パターン、送料は1回500円で算出しています。

  • 1,000円
  • 5,000円
  • 10,000円

Shopfi手数料は、独自ECサイトの構築との比較のため、Shopifyペイメントでの算出ではなく、「月額料金+(売上金額×(各日本のオンラインクレジットカード手数料率+外部サービス取引手数料率))」で算出しています。

ただし、以下の比較においては、Shopify及び独自ECサイトのシステムの初期構築費や保守費は想定していない点はご注意ください。

1回当たりの商品購入金額が1,000円での比較

1回当たりの商品購入金額が1,000円での比較をしたのが以下の表で、青字はShopifyの中で最安値、赤字は全体での最安値を示しています。

販売個数100個500個1,000個10,000個100,000個
売上金額¥100,000¥500,000¥1,000,000¥10,000,000¥100,000,000
送料¥50,000¥250,000¥500,000¥5,000,000¥50,000,000
売上合計¥150,000¥750,000¥1,500,000¥15,000,000¥150,000,000
Shopifyベーシック手数料¥12,160¥44,560¥85,060¥814,060¥8,104,060
Shopifyスタンダード手数料¥17,510¥43,310¥75,560¥656,060¥6,461,060
Shopifyプレミアム手数料¥47,485¥69,985¥98,110¥604,360¥5,666,860
Shopify Plus手数料¥284,950¥304,750¥329,500¥775,000¥5,230,000
クレジットカード決済手数料 2.6%¥3,900¥19,500¥39,000¥390,000¥3,900,000
クレジットカード決済手数料 3%¥4,500¥22,500¥45,000¥450,000¥4,500,000
クレジットカード決済手数料 3.4%¥5,100¥25,500¥51,000¥510,000¥5,100,000

Shopifyだけ見ると、1回当たりの商品購入金額が1,000円の場合、販売個数が500個まではShopifyベーシックの手数料が安いですが、1,000個になるとShopifyスタンダード、10,000個になるとShopifyプレミアム、100,000個になるとShopify Plusが手数料として安くなっています。

クレジットカード決済手数料と比較すると、10,000個まではクレジットカード決済手数料が3.4%でもShopify手数料よりも安くなっています。

1回当たりの商品購入金額が5,000円での比較

1回当たりの商品購入金額が5,000円での比較をしたのが以下の表で、青字はShopifyの中で最安値、赤字は全体での最安値を示しています。

販売個数100個500個1,000個10,000個100,000個
売上金額¥500,000¥2,500,000¥5,000,000¥50,000,000¥500,000,000
送料¥50,000¥250,000¥500,000¥5,000,000¥50,000,000
売上合計¥550,000¥2,750,000¥5,500,000¥55,000,000¥550,000,000
Shopifyベーシック手数料¥33,760¥152,560¥301,060¥2,974,060¥29,704,060
Shopifyスタンダード手数料¥34,710¥129,310¥247,560¥2,376,060¥23,661,060
Shopifyプレミアム手数料¥62,485¥144,985¥248,110¥2,104,360¥20,666,860
Shopify Plus手数料¥298,150¥370,750¥461,500¥2,095,000¥18,430,000
クレジットカード決済手数料 2.6%¥14,300¥71,500¥143,000¥1,430,000¥14,300,000
クレジットカード決済手数料 3%¥16,500¥82,500¥165,000¥1,650,000¥16,500,000
クレジットカード決済手数料 3.4%¥18,700¥93,500¥187,000¥1,870,000¥18,700,000

Shopifyだけ見ると、1回当たりの商品購入金額が5,000円になると、販売個数が100個まではShopifyベーシックの手数料が安いですが、500個になるとShopifyスタンダード、10,000個になるとShopifyプレミアム、100,000個になるとShopify Plusが手数料として安くなっています。

クレジットカード決済手数料と比較すると、100,000個でもクレジットカード決済手数料が3.4%とShopify手数料とほぼ同じ手数料となっています。

1回当たりの商品購入金額が10,000円での比較

1回当たりの商品購入金額が10,000円での比較をしたのが以下の表で、青字はShopifyの中で最安値、赤字は全体での最安値を示しています。

販売個数100個500個1,000個10,000個100,000個
売上金額¥500,000¥2,500,000¥5,000,000¥50,000,000¥500,000,000
送料¥50,000¥250,000¥500,000¥5,000,000¥50,000,000
売上合計¥550,000¥2,750,000¥5,500,000¥55,000,000¥550,000,000
Shopifyベーシック手数料¥60,760¥287,560¥571,060¥5,674,060¥56,704,060
Shopifyスタンダード手数料¥56,210¥236,810¥462,560¥4,526,060¥45,161,060
Shopifyプレミアム手数料¥81,235¥238,735¥435,610¥3,979,360¥39,416,860
Shopify Plus手数料¥314,650¥453,250¥626,500¥3,745,000¥34,930,000
クレジットカード決済手数料 2.6%¥27,300¥136,500¥273,000¥2,730,000¥27,300,000
クレジットカード決済手数料 3%¥31,500¥157,500¥315,000¥3,150,000¥31,500,000
クレジットカード決済手数料 3.4%¥35,700¥178,500¥357,000¥3,570,000¥35,700,000

Shopifyだけ見ると、1回当たりの商品購入金額が10,000円になると、販売個数が100個からShopifyスタンダードが安く、1,000個になるとShopifyプレミアム、10,000個からShopify Plusが手数料として安くなっています。

クレジットカード決済手数料と比較すると、100,000個でクレジットカード決済手数料が3.4%とShopify手数料はあまり変わらない手数料となっています。

自社に最適な構築方法は売上金額とクレジットカード決済手数料が大きく影響する

今回は単純比較のため、クレジットカード決済以外の構築費用や運用費用については意図的に無視をしましたが、実際の構築や運用においては、上記の手数料以外の要素も大きく判断に影響をしてきます。

しかし、上記の3つの表を見ていただくとわかるように、売上金額とクレジットカード決済手数料は、運用コストに大きく影響を与えます。

また、今回はShopifyだけとの比較を行いましたが、BASEやSTORES、オープンソースECのEC-CUBEやWooCommerce、Magento、CS-Cartやecbeing、EC-ORANGEといった有償パッケージ、あるいはフルスクラッチとある中で、運用手数料とクレジット独自構築時のクレジットカード決済手数料を見る事で、どのECサイト構築手法を選択すべきかの判断材料の一つとなります。

このため、売上規模やクレジットカード決済手数料を見ない段階で、「ECサイトを構築するなら〇〇〇〇〇」と最初から構築システムやサービスを決めてかかるのでは望ましくありません。

新規構築やリニューアルにおいては、想定する売上金額と自社が受けられるクレジットカード決済手数料のレートを見て、採用する構築システムを検討することが必要であり、またECサイトの売上が伸びてきた場合には、その時点と将来的な売上金額とクレジットカード決済手数料に見合ったシステムに移行していくことが重要です。

ECサイト&マーケットプレイスサイトを低コスト・短納期で構築するなら

多言語・多通貨対応ECサイト&マーケットプレイスサイト構築パッケージ CS-Cart は、B2C、B2B、B2B2C、B2B2Bのどのビジネスモデルにも対応したECサイト&マーケットプレイスサイトを低コスト・短納期で構築が可能です。

ECサイトやマーケットプレイスサイトの構築を検討している場合には、是非ご検討ください。

経営課題の解決でお困りではありませんか?

DXを始めとするITを使った経営課題の解決が上手くいっていない企業は数多くあります。

それは、単なるソリューションの導入や、社内人材への丸投げとなっており、課題解決がゴールになっていないからです。

そのためには、経営とITを理解した人材が、経営者層と共に取り組み、経営者の頭の中を可視化することが必須要件です。

現在、1時間の無料オンライン・コンサルティングを実施しております。

是非この機会にご相談ください。

経営課題を解決するWebサイト構築の最適解は?

経営課題を解決するWebサイトとは、何をおいてもWebサイトに集客する事が必須要件です。

そうなると、最強のWebサイトとは「検索エンジンへの登録と分析、GA4での現状分析ができ、集客のための実施施策に落とし込みができ、コンバージョンに繋げられ、改善の分析ができるWebサイト」一択です。

まずは、現状のWebサイトが経営課題を解決することができるのかをまずご相談ください。

ECサイトの最適解はクライアント毎に異なります

経営課題を解決する最適なECサイト、越境ECサイト、BtoB ECサイト、マーケットプレイスを構築するためのシステムは、クライアント毎に異なります。

まずは、御社にとって経営課題を解決するには、どういったシステムが必要であり、ASP、SaaS、パッケージ、フルスクラッチのどれが最適なのかの検証が必要です。

スポンサードサーチ