BASEやSTORES、Shopify、独自決済の損益分岐点はどこにあるのか?

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BASEやSTORESなどの無料で利用できるショッピングカートサービスやShopifyのようなSaaSなど、今ではECサイトを作れるサービスの選択肢は無数にあります。

しかし、これらのサービスを使い続ける事は、各事業者に対して手数料を支払い続けるということになるため、どれぐらい手数料を払っているのか、また損益分岐点はどこにあるのかを明確にしておく必要があります。

そこで、今回はこういったサービスの手数料はどれぐらいなのか、独自でクレジットカード決済を行うのと比較して得なのかに、ついて検討してみたいと思います。

初期も月額も無料だが手数料割合が大きい

BASEやSTORESは、初期費用も月額費用も無料で利用ができます。

しかし、その代わりに実際に売れたときの手数料が高めに設定がされています。

BASEの場合

BASE
BASE

BASEの場合には、商品が売れるとBASEかんたん決済手数料とサービス利用料の二つがかかります。

  • BASEかんたん決済手数料:1回の注文総合計(送料含む)に対し、3.6%+40円
  • サービス利用料:1回の注文総合計(送料含む)に対し、3%

BASE ヘルプ:BASEかんたん決済に手数料はかかりますか?に、例が載っていますのでそちらを転載しますが、なぜか送料が考慮されていませんので、そちらを入れて計算してみます。

例)1,000円の商品が3個、送料500円の注文の場合

  • 注文合計金額:1,000円✕3個+500円=3,500円
  • BASEかんたん決済手数料:3,500円✕3.6%+40円=166円
  • サービス利用料:3,500円✕3%=105円
  • 売上:3,500円-(166円+105円)=3,229円
  • 実質売上:3,500円-(166円+105円)-500円(送料)=2,729円

つまり、送料を除く3,000円の売上があっても、手元に残るのは2,729円ということで、約9%は手数料に消えるということです。

これに加えて、売上を自社に振り込んでもらうためには、振込手数料が一律250円毎回かかります。

さらに、振込金額が2万円以下の場合にはさらに事務手数料として500円が取られます。

  • 2万円未満の場合:500円
  • 2万円以上の場合:0円

もし、送料が赤字であった場合には、さらに手数料率が上がることになります。

STORESの場合

STORES
STORES

STORESの場合には、商品が売れると決済手数料がかかりますが、プラン自体が2種類に分かれています。

  • フリープラン:月額費用0円 決済手数料 5%
  • スタンダードプラン:月額費用1,980円(税別) 決済手数料 3.6%

フリープランの方でBASEと同じ条件で見てみます。

例)1,000円の商品が3個、送料500円の注文の場合

  • 注文合計金額:1,000円✕3個+500円=3,500円
  • 決済手数料:3,500円✕5%=175円
  • 売上:3,500円-175円=3,325円
  • 実質売上:3,500円-175円-500円(送料)=2,825円

つまり、送料を除く3,000円の売上があった場合、手元に残るのは2,825円ということで、約7.7%が手数料に消えるということです。

また、コンビニ決済・キャリア決済は別途支払手数料が220円かかり、売上を自社に振り込んでもらうためには、振込手数料と事務手数料が各275円毎回かかります。

  • 振込手数料:275円
  • 事務手数料:275円

STORESの一番のデメリットは、振込申請と振込処理が月末締めであるために、最大2カ月間入金ができない点です。

これを回避するためとしてスピードキャッシュというサービスがあるのですが、スピードキャッシュ手数料がスタンダードプランは+1.5% 、フリープランは+3.5%の手数料が必要となってしまいます。

こちらも、送料が赤字であった場合には、さらに手数料率が上がることになります。

Shopifyの場合

Shopify
Shopify

Shopifyの場合、手数料は主なプランが3種類あります。

  • ベーシック:$29($1=105円換算 3,045円) 決済手数料3.4% + 0円
  • スタンダード:$79($1=105円換算 8,295円) 決済手数料3.4% + 0円
  • プレミアム:$299($1=105円換算 31,395円) 決済手数料3.4% + 0円

ベーシックの方でBASEと同じ条件で見てみます。

例)1,000円の商品が3個、送料500円の注文の場合

  • 注文合計金額:1,000円✕3個+500円=3,500円
  • 決済手数料:3,500円✕3.4%=119円
  • 売上:3,500円-119円=3,381円
  • 実質売上:3,500円-119円-500円(送料)=2,881円

つまり、送料を除く3,000円の売上があった場合、手元に残るのは2,881円ということで%が手数料に消えるということです。

月額費用があるために、1個しか売れなければ赤字になってしまいますが、ある程度の数量が売れるのであれば、決済手数料が3.4%というのは割安ですし、振込手数料がなく、振込が翌週の金曜日(最短5営業日)というのもメリットです。

自前でクレジットカード決済を行う場合

これに対して、クレジットカード決済をStripeなどを使って自前で行う場合はどうでしょうか?

Stripe

Stripe
Stripe

クレジットカード決済のStripeの場合、手数料は決済手数料の3.6%のみとなっています。

例)1,000円の商品が3個、送料500円の注文の場合

  • 注文合計金額:1,000円✕3個+500円=3,500円
  • 決済手数料:3,500円✕3.6%=126円
  • 売上:3,500円-126円=3,374円
  • 実質売上:3,500円-126円-500円(送料)=2,874円

つまり、送料を除く3,000円の売上があった場合、手元に残るのは2,874円ということで、送料を考えると約4%が手数料に消えるということです。

Stripeの場合には、審査が楽でマニュアルやリファレンスがしっかりしている点やAPIが無料提供されており、Webシステムの開発がしやすい点でのメリットも多い気ので、手数料だけでは比較が難しい面があります。

Pay.jp

Pay.JP
Pay.JP

クレジットカードの手数料だけでいくなら、Pay.jpを選択する方法もあります。

ベーシックプランとプロプランがあり、VISA・マスターの手数料がかなり安くなっています。

  • ベーシックプラン:月額費用 0円 VISA・MASTER 3.0%、JCB・American Express・Diners・Discover 3.6%
  • プロプラン:月額費用 10,000円 VISA・MASTER 2.59%、JCB・American Express・Diners・Discover 3.3%

また、さらに手数料が安くなるPAY.JP Travel、PAY.JP NPOといったプランも用意されています。

PayPalの場合

PayPal
PayPal

PayPalの場合、PayPal:決済手数料に料金表があります。

月間のペイパルによる売上高決済手数料(国内)決済手数料(海外)
30万円以下3.6% + 40円 /件(標準レート)4.1% + 40円 /件(標準レート)
30万円超 100万円以下3.4% + 40円 /件3.9% + 40円 /件
100万円超 1,000万円以下3.2% + 40円 /件3.7% + 40円 /件
1,000万円超2.9% + 40円 /件3.4% + 40円 /件

また、少額決済には別の料金テーブルがあります。

決済手数料(国内)5% + 7円
決済手数料(海外)6% + 7円

PayPalも30万円以下の日本国内でBASEと同じ条件で見てみます。

例)1,000円の商品が3個、送料500円の注文の場合

  • 注文合計金額:1,000円✕3個+500円=3,500円
  • 決済手数料:3,500円✕3.6%+40円=166円
  • 売上:3,500円-166円=3,334円
  • 実質売上:3,500円-126円-500円(送料)=2,834円

つまり、送料を除く3,000円の売上があった場合、手元に残るのは2,874円ということで、送料を考えると約4%が手数料に消えるということです。円つまり、送料を除く3,000円の売上があった場合、手元に残るのは2,874円ということで、送料を考えると約4%が手数料に消えるということです。

手数料一覧比較表

最後に、1回あたりの購入にあたり、1,000円の商品が3個、送料500円がかかると想定して、1個、100個、200個、300個、400個で手数料を比較してみます。

また、振込手数料と事務手数料がかかるものについては、月1回の振込がある想定で、その金額を手数料に付与しています。

STORESはフリープランで、Shopifyはベーシックで、PayPalは30万円以下の日本国内で計算をしています。

販売個数 1個販売個数 100個販売個数 200個販売個数 300個販売個数 400個
売上3,000円300,000円600,000円900,000円1,200,000円
送料500円50,000円100,000円150,000円200,000円
売上合計3,500円350,000円700,000円1,050,000円1,400,000円
BASE 手数料1,021円23,890円46,990円70,090 円93,190円
STORES 手数料725円 18,050円35,550円53,050円70,550円
Shopify 手数料3,164 円14,945円26,845円38,745円50,645円
Stripe 手数料126円12,600円25,200円37,800円50,400円
PayPal 手数料166円12,640円25,240円37,840円50,440円

比較をしてみると、Stripeがこの条件下では一番安くなっており、BASEは、100個の段階から上では、他社よりもかなり高くなっています。

Shopifyは、手数料率は一番低いのですが、初期費用の分があるため、500個以上にならないとStripeよりも手数料が安くはなりません。

ボリュームディスカウントができるか?

ECサイトでのクレジットカード決済は、Stripeを使うのが当初は便利でスピード感のある構築ができるでしょう。

しかし、クレジットカード決済の手数料は、取引金額が増えると交渉ができる余地があるため、ある一定の売上が出るようになった段階で、クレジットカード決済会社は改めて検討が必要です。

しかし、販売金額でこれだけ手数料の差が出てくるのと、システムの機能面の差を考えると、BASEやSTORESを使い続けるのはかなり割高ですので、売上が増えてきたら早めに自社ECサイトへ乗り換えて、独自に決済を導入するのがおススメです。

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