越境ECの始め方と成功するためのポイント

【PR】当Webサイトのコンテンツにはプロモーション(広告)が含まれています

スポンサードサーチ

新型コロナウイルス感染症の影響で大幅に落ち込んだインバウンド需要でしたが、海外からの渡航制限がなくなり、海外から多くの外国人が日本に来るようになりました。

2024年の訪日外国人の数は、過去最高の3,310万人が見込まれています。

訪日外国人客数は、2023年の急回復から2024年も一層の増加が見込まれるとしたほか、回復が大幅に遅れている中国については、2024 年は個人旅行を中心に回復が進むと想定、そのうえで、旅行者数は同131.3%の3310万人(同103.8%)で過去最高になると見込んだ。

トラベルボイス:2024年の旅行予測、訪日インバウンドは史上最多の3310万人、国内はリベンジ消費に一服感、海外旅行は回復緩やか、JTBが推計

一方、人口減少による国内需要の縮小にともない、国内向けにビジネスを行う企業を取り巻く環境は、ますます厳しくなりつつあるため、今後も増加が予想されているインバウンド需要をとらえて、越境ECの強化を行うところも増えるでしょう。

実際に日本を訪れて商品を購入した外国人が、商品の品質・魅力に満足して、帰国後に越境ECでリピート購入するケースが多くあります。

また、インバウンドでなくても日本を訪れた友人や知人からお土産をもらったことをきっかけに、越境ECで購入を行うというケースもあり、インバウンド需要の高まりは越境ECと親和性が高いと言えるでしょう。

そこで、今回は越境ECの始め方と成功するためのポイントについて見ていきましょう。

目次

越境EC市場は成長している

令和5年8月 経済産業省 商務情報政策局 情報経済課が出した令和4年度 電子商取引に関する市場調査報告書(PDF)によると、日本・米国・中国3ヵ国間の越境ECの市場規模について以下のように報告をしています。

日本が海外から購入をしている総市場規模は3,954億円で、米国経由の市場規模は3,561億円、中国経由の市場規模は392億円。

一方、アメリカが日本経由で購入をしている市場規模は1兆3,056億円、中国が日本経由で購入をしている市場規模は2兆2,569億円とかなり大きな市場規模であることがわかります。

日本・米国・中国3ヵ国間の越境ECの市場規模
日本・米国・中国3ヵ国間の越境ECの市場規模

このように、越境ECには大きな可能性があることが分かります。

越境ECの始める3つの方法

このように、大きな市場規模がある越境ECですが、越境ECを始めるには下記の3つのパターンがあります。

  1. 海外のECモールなどに出店する
  2. 日本の越境ECモールなどに出店する
  3. 独自の越境ECサイトを構築する

海外のECモールの出店する

1つ目は海外のECモールなどに出店する方法です。

出店する場合には、現地のECモールなどとの交渉が発生したり、現地での法的な手続きも必要となります。

アメリカでは、AmazonやWalmart、中国では淘宝網(taobao)や天猫(Tmall)、京東(JD.com)が代表的なECモールとしてあげられるでしょう。

日本国内で楽天市場やYahoo!ショッピングに出店するようなイメージですが、初期コストも少なくスタートできるのがメリットです。

日本の越境ECモールなどに出店する

2つ目は越境ECに対応した日本の越境ECモール(Qoo10・Amazonなど)などに出店する方法です。

今まで出店したECモールからそのまま越境ECができ、商品説明の翻訳機能もついているため、日本語のみで立ち上げられ、初期コストも少なくスタートできるのがメリットです。

独自の越境ECサイトを構築する

3つ目は独自の越境ECサイトを構築する方法です。

日本語の自社ECサイトを外国のからのアクセスでも不自由なく閲覧できるように多言語化する場合と、独自に越境ECサイトを構築する場合があります。

独自の越境ECサイトを構築すると、売上手数料や年間維持費がかからず、自社のブランドを成長させやすいメリットもあります。

独自の越境ECサイトを構築する方法

独自の越境ECサイトを構築するにあたっては、以下の4つの方法があります。

SaaS

SaaSとは、共通のプラットフォームを使ってECサイトを構築する方法で、BASEやSTORES、Shopifyなどが主なものとしてあげられます。

SaaSでも越境ECに対応しているものがあるため、手軽で低予算でスタートできますが、カスタマイズが制限されますので、まず越境ECを始めてみる、といった小規模なものに向いています。

オープンソースEC

オープンソースECとは、 外部にソースコードが公開されているソフトウェアを使ってECサイトを構築する方法で、EC-CUBEやWooCommerce、Magentoなどがあげられます。

ECサイトを構築・運用するためのカートや決済などの基本機能が備わっているため、初期費用を抑えて早く構築しやすいという特徴がありますが、越境ECの機能が充実しているMagentoなどは日本語のドキュメントが少なく、カスタマイズのハードルが高くなっています。

また、サイトの構築やカスタマイズ、セキュリティ対策は自己責任でおこなわなければなりません。

ECパッケージ

有償ベンダーからソフトウェアを購入し、自社のサーバにソフトウェアをインストールして構築する方法で、CS-Cart や ecbeingなどが挙げられます。

越境ECに必要な機能が揃っているため、必要な機能だけをカスタマイズを加えていくことで、オリジナルの越境ECサイトを作ることができます。

CS-Cart は低コストで構築ができますが、それ以外の有償パッケージは高額な初期費用がかかるため、大規模事業者向けとなっています。

フルスクラッチ

フルスクラッチとは、まっさなら状態からECサイトを構築する方法で、UI/UXからデザイン、機能面で最も自由度が高い反面、一番コストがかかります。

また、インフラも自社で用意する必要があるため、自社で開発するにしても、外部で開発するにしても、ECに対する高度な専門性をもつ人材がいなければ構築は難しいものがあります。

越境ECサイトに絶対必要な機能

どのような開発手法で越境ECサイトを構築するにしても、越境ECサイトには必須となる機能というのがあります。

多言語対応

越境ECサイトで必須の機能として、多言語対応があります。

これは、対象とする国が絞れる場合には、一つの言語だけ対応すればいいのですが、複数の国を対象とする場合には、複数の言語に対応が必要です。

また、多言語対応はシステム部分だけでなく、商品説明なども多言語対応が必要ですので、言語別に対応ができるシステムが必要となります。

これを自動翻訳で行うのか、個別に翻訳を行うのかによって、対応工数が大きく変わります。

多通貨対応

次に越境ECサイトに必要となる機能として、多言語対応があります。

これには、日本円から固定レートで該当通貨に変換する方法と、変動レートに対応して変換する方法があります。

多通貨決済対応

さらに、越境ECサイトに必要となる機能として、多通貨決済の対応があります。

これは、多通貨対応とも関連してきますが、海外からの顧客からの決済は、現地通貨での決済となりますが、これに対応したクレジットカード決済会社に対応する必要があります。

さらに、海外からの購入では、非常に不正利用が多いため、不正利用検知に対応したクレジットカード決済会社を利用することは必須です。

海外発送対応

また、商品を海外に発送するためには、海外発送に対応する必要があります。

一般的には日本郵便のEMSを使う事が多いですが、海外ではUPS、DHL、FedEx、USPS、Canada Post、Australia Post、SwissPost、Temandoという、8つの人気があり信頼できる国際物流サービスもあります。

ユーザーサポート体制

越境ECサイトの運用で一番問題になるのはこのユーザーサポート体制かもしれません。

多言語対応をした段階で、様々な国のユーザーから問い合わせがくるようになります。

これが、日本語での問合せならいいのですが、各国の言語で問合せがあると、対応が大変です。

そのため、各国のユーザーの問合せに対応できる体制を用意する、というのが必要になります。

越境ECを始めるなら必要な機能がそろったパッケージを選びましょう

見てきたように越境ECサイトを構築して運用をするためには、必須となる機能があり、様々な対応が必要になります。

多言語・多通貨対応ECサイト&マーケットプレイスサイト構築パッケージ CS-Cart なら、標準機能で越境ECサイトに必要な機能が揃います。

独自で越境ECサイト構築するなら、是非一度ご検討ください。

ECサイト&マーケットプレイスサイトを低コスト・短納期で構築するなら

多言語・多通貨対応ECサイト&マーケットプレイスサイト構築パッケージ CS-Cart は、B2C、B2B、B2B2C、B2B2Bのどのビジネスモデルにも対応したECサイト&マーケットプレイスサイトを低コスト・短納期で構築が可能です。

ECサイトやマーケットプレイスサイトの構築を検討している場合には、是非ご検討ください。

経営課題の解決でお困りではありませんか?

DXを始めとするITを使った経営課題の解決が上手くいっていない企業は数多くあります。

それは、単なるソリューションの導入や、社内人材への丸投げとなっており、課題解決がゴールになっていないからです。

そのためには、経営とITを理解した人材が、経営者層と共に取り組み、経営者の頭の中を可視化することが必須要件です。

現在、1時間の無料オンライン・コンサルティングを実施しております。

是非この機会にご相談ください。

経営課題を解決するWebサイト構築の最適解は?

経営課題を解決するWebサイトとは、何をおいてもWebサイトに集客する事が必須要件です。

そうなると、最強のWebサイトとは「検索エンジンへの登録と分析、GA4での現状分析ができ、集客のための実施施策に落とし込みができ、コンバージョンに繋げられ、改善の分析ができるWebサイト」一択です。

まずは、現状のWebサイトが経営課題を解決することができるのかをまずご相談ください。

ECサイトの最適解はクライアント毎に異なります

経営課題を解決する最適なECサイト、越境ECサイト、BtoB ECサイト、マーケットプレイスを構築するためのシステムは、クライアント毎に異なります。

まずは、御社にとって経営課題を解決するには、どういったシステムが必要であり、ASP、SaaS、パッケージ、フルスクラッチのどれが最適なのかの検証が必要です。

スポンサードサーチ