越境ECに対応したECサイトが構築できるCS-CartとMulti-Vendorの4.10.1がリリースされ購入フローが大幅に改善

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2019年5月31日に、CS-CartとMulti-Vendorの4.10.1がリリースされました。

変更の全リストについては、Changelog(英語)を参照してください。

CS-Cart 4.10.1
Meet CS-Cart & Multi-Vendor 4.10.1 with New Checkout and Product Variations

目次

購入フローがワンステップになりカスタマイズ可能に

CS-Cart 4.10.1では購入フローが一から作り直されました。

クライアントは、今まで購入をするためには複数のステップを踏む必要がありましたが、その必要はなくなりました。

CS-Cart 4.10.1 チェックアウト画面
CS-Cart 4.10.1 チェックアウト画面

また、項目についてもブロックマネージャを使用してプロファイルフィールドの追加や削除、ページの一部を移動、非表示、外観の変更といったカスタマイズができます。

CS-Cart 4.10.1 Checkoutレイアウト編集
CS-Cart 4.10.1 Checkoutレイアウト編集

レイアウト編集でCheckoutを選択すると、購入を行う画面の編集ができます。

CS-Cart 4.10.1 Checkout ブロックの編集 一般
CS-Cart 4.10.1 Checkout ブロックの編集 一般

そこから個別のブロックの編集を開くと、個別項目の編集ができます。

CS-Cart 4.10.1 Checkout ブロックの編集 コンテンツ
CS-Cart 4.10.1 Checkout ブロックの編集 コンテンツ

この新しい購入フローは、CS-Cart 4.10.1にアップグレードしても自動で変更されません。

新しいCheckoutページを表示するには、アドオンからアドオンの管理に進みStep-by-Step Checkout [Deprecated]アドオンをアンインストールします。

追加情報
追加情報

また、各バリエーションはPurposeの中から目的に応じた選択を行います。

CS-Cart 4.10.1 バリエーション
CS-Cart 4.10.1 バリエーション

個別商品としてのバリエーション Variations as separate products

この商品バリエーション機能は固有のSEO名が作成され、商品にカラーバリエーションがある、といった場合に最適でECサイト内で商品検索をした場合の検索結果には、スマートフォンのすべての色が表示されます。

Variations as separate products
Variations as separate products

スペックによるバリエーション Variations as one product

この商品バリエーション機能の場合、個別のカタログは作成されず親商品の下にグループ化されます。

見た目が似たような商品でカタログがいっぱいにならないようにするには、これを選択してください。

たとえば、サイズやストレージ容量など、見た目が同じでスペックが異なるものなどで利用します。

店舗とピックアップポイント:店舗検索に代わる新しいアドオン

CS-Cartには以前、地図上に店の位置を示すStore Locatorというアドオンがありましたが、そのアドオンは大幅に拡張されてStores and Pickup Pointsという名前になりました。

Stores and Pickup Points
Stores and Pickup Points

このアドオンでは、店舗の住所と集荷場所を地図上に表示し「店舗から引き取る」配送方法を作成し、顧客が商品を引き取る場所を選択できるようにできます。

受取場所
受取場所

その他の変更

Maps and Geolocationアドオン

地図およびジオロケーションサービスとの統合処理するための新しいアドオンです。

こちらについてもっと知るためには、Maps and Geolocation(英語)をご覧ください。

カートから放棄された注文からのコンバージョン

カートに入れたけど注文を完了できなかった顧客に連絡を取ることができ、管理者は数回クリックするだけでカートから放棄された注文を作成できます。

カートの状況
カートの状況

このため、「カートの状況」はマーケティングから注文に場所を移されました。

jQueryが3.3.1にアップグレード

以前、CS-Cartは古いバージョンのjQueryを使用していたため、一部のセキュリティ監査では安全でないと判断されていました。

CS-Cartには脆弱性はありませんでしたが、jQueryのバージョン番号だけでPCI DSS脆弱性スキャナーが誤検出を引き起こさないように、jQueryを更新されました。

権限管理の改善

特権管理が改善され、権限自体は同じですが、管理者ユーザーグループに対して権限の有効化と無効化が簡単になりました。

権限管理
権限管理

管理画面のURLがSSLと非SSLで共通化

管理画面のURLがSSLと非SSLで共通化しました。

端末別での非表示対応が簡単に

モバイルデバイス、タブレット、またはPC上でのみブロックを隠すことは以前から可能でしたが 「デザイン」→「レイアウト」に移動して任意のブロックの設定を開き、そこにあるボタンを使用するだけです。

端末別のブロック制御
端末別のブロック制御

HiDPIディスプレイサポートアドオンの改善

アップグレード後、CS-Cartは管理者に自動イメージ復元の実行を求めますが、これにより既存の画像がすべてのデバイスで可能な限り最良な形で見えるようになります。

無料配送ラベルの追加

商品の「Shipping properties」タブで「配送無料商品」チェックボックスがオンになっていると、その商品の横に[送料無料]ラベルが表示されます。

Shipping properties
Shipping properties
配送無料商品の表示
配送無料商品の表示

管理画面からアップデートが可能

バージョン4.10.1へのアップグレードは、管理画面のアップグレードセンターですでに利用可能ですが、最初の数日間は、利用可能なアップグレードの数を制限し、先着順で提供されます。

アップグレードセンターでアップグレードが表示されない場合は、後日または数日後にもう一度お試しください。

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