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ASPやSaaSを使ったECサイトで機能が物足りなくなった段階で、自社で独自ECサイトを構築する事が検討されると思います。

その際に検討の俎上に良くあがるのが、オープンソースの無料で使えるということでEC-CUBEWooCommerceだと思います。

そこで、今回はEC-CUBEWooCommerceに、元々オープンソースであった多言語・多通貨にも対応しているCS-Cartを加えた機能一覧表による機能比較を行ってみたいと思います。

比較内容としては、ユーザー側の機能と管理側の機能を分けて見ていきます。

表記はそれぞれ、◎は充実した機能が用意されている、〇は機能として用意されている、△は機能として用意はされていたり、対応は可能であるが対応するためには、ソースコードを変更するなどの作業が必要、×は機能として存在しない、としています。

また、機能については、基本的に初期インストールをした状態の、コードなどのカスタマイズ想定なしで比較を行っており、有料Add-on(アドオン)や有料Plugin(プラグイン)が別途必要な場合には、×と判断しています。

各ECサイト構築パッケージのバージョンは、EC-CUBEが 4.0.4、WooCommerceが4.9.0にJapanized For WooCommerceを設定した状態、CS-CartはCS-Cart B2Cに弊社の日本国内対応を行った4.12.1で検証を行っています。

個別項目を読むのが面倒な方は、最後にある「総合評価」から読んでください。

ユーザー側機能

まずは、ユーザー側の機能です。

ECサイトでユーザー側で必要なのは、ECサイトにユーザーがアクセスしてきた際に、訴求したい商品やキャンペーン、コンテンツなどの情報を見せて、ECサイトを巡回してもらって、最終的には商品を購入してもらう事ですが、そのためには様々な機能が必要となってきます。

トップページ

トップページは、ユーザーがECサイトの起点とするページです。

デザインによってブランドイメージを伝えたり、実施しているキャンペーンの告知、特に販売をしたい商品の訴求、特集コンテンツなどの掲出を行い、ECサイト内へユーザーを引き込む事が必要です。

また、ECサイトへのアクセスの大半が今ではスマートフォンのため、PCと同じデザインで端末別の対応ができるレスポンシブデザインは必須となっています。

機能説明EC-CUBE 4.0.4WooCommerce 4.9.0CS-Cart B2C 4.12.1
レスポンシブ対応レスポンシブデザインに対応している
トップページトップページが用意されている
別途作成が必要
ファーストビューファーストビューエリアに画像が配置されている
別途作成が必要

バナー
訴求要素訴求要素が用意されている
新入荷商品
トピック
新着商品
カテゴリー

別途作成が必要

バナー
キャンペーン
最新商品
人気の商品
セール中
レビュー
新着情報新着情報が用意されている
新着情報

別途作成が必要

ブログ
商品検索商品検索機能が用意されている

トップページの特徴

EC-CUBEは、インストールした状態でレスポンシブデザインに対応したデフォルトテーマが用意されており、トップページらしい要素が一通り用意されています。

WooCommerceは、WordPressと共に無料Theme(テーマ)Storefrontをインストールしただけだと、WordPressの初期状態であり、ECサイトのトップページらしくするためには、Theme(テーマ)の編集を行う必要があります。

CS-Cartも、インストールした状態でレスポンシブデザインに対応したデフォルトテーマが用意されており、さらに管理画面だけでバナーやレイアウト、ブロックの修正ができるため、システムに対する知識がなくても、独自のトップページを作成できます。

商品一覧

商品一覧は、ユーザーが商品を探すために利用されるページです。

一覧性と共に、様々な検索機能を用意することで、ユーザーが欲しい商品にできるだけ短い導線で到達できる事が望まれます。

機能説明EC-CUBE 4.0.4WooCommerce 4.9.0CS-Cart B2C 4.12.1
商品一覧表示商品をサムネイル画像付きで一覧表示する
商品の並び替え一覧表示で商品を並び替える
価格順
新着順

行数と桁数
人気順
平均評価順
新しい順
価格順

登録日時順
アルファベット順
価格順
人気順
割引順
商品表示数商品一覧で表示する数を設定する
テンプレートで設定

ショートコードで設定

表示数
カラム数
表示方法の変更商品一覧での表示方法を変更できる×
サムネイル表示
×
サムネイル表示

サムネイル表示
リスト表示
詳細表示
属性での商品一覧表示セール中といった属性で商品一覧を作成できる
ソース変更
価格順
新着順

ショートコードで設定
セール中
レビュー評価
属性スラッグ
カテゴリの見え方

管理画面で設定
登録日時順
アルファベット順
価格順
人気順
割引順
ベストセラー
セール中
タグ対応商品につけられたタグで検索できる
タグを全文検索
×
タグクラウド表示
商品検索色やサイズなどのバリエーションでの検索機能がある
全文検索
カテゴリー検索

全文検索
カテゴリー検索

全文検索
カテゴリー検索
バリエーション検索
価格検索
遷移無しでカート追加画面遷移無しでカートに追加できる
オプションありは遷移

クイックビューから追加

商品一覧の特徴

EC-CUBEは、基本的な商品の並べ替えについては対応していますが、詳細な検索をするためには、こちらもEC-CUBEのカスタマイズに対する知識がないと対処できないものとなっていますが、商品のカートへの追加は、3つのパッケージの中で一番簡単に行えるようになっています。

WooCommerceは、EC-CUBEよりも検索機能が豊富で設定できる項目が多くなっています。

CS-Cartは、管理画面だけで設定できる項目が揃っているため、システムに対する知識がなくても、様々な形式で商品一覧を表示できるようになっています。

商品詳細

商品詳細は、商品について詳しい知識を持っていないユーザーに対して、商品情報を伝えるページです。

そのため、できるだけ必要な情報を掲載する必要があります。

機能説明EC-CUBE 4.0.4WooCommerce 4.9.0CS-Cart B2C 4.12.1
商品詳細ページ商品名、説明文、商品画像、カートに入れるボタンを表示する
タブ形式
リスト形式
商品ステータス価格、商品コード、おすすめ、残りわずかなどのステータスを表示する
商品コード
関連カテゴリー

価格帯と価格
商品コード
関連カテゴリー

価格帯と価格
商品コード
関連カテゴリー
表示項目表示項目を追加・変更・削除する××
無制限
検索にも利用可
商品画像表示商品画像とサムネイルの表示形式を選択できる
ソース変更

テーマ変更

画像小
画像大
ギャラリー形式
リスト形式
画像ズーム商品画像をズームで表示できる××
バリエーション色やサイズなどの組み合わせバリエーションの表示と選択
価格帯
個別価格表示

価格帯
個別価格表示

選択時に価格表示
バリエーション別画像
タグ対応商品にタグを表示する
SKU商品にSKUを表示する
バリエーション毎

バリエーション毎

バリエーション毎
在庫数表示在庫数を表示でき、在庫が切れたら在庫切れ表示となる
在庫切れ表示
在庫管理なし

在庫数表示
在庫切れ表示
在庫管理なし

在庫数表示
在庫切れ表示
在庫管理なし
お取り寄せ在庫が0の時でもお取り寄せとして注文を受け付ける×
通知あり
通知なし
非対応

通知あり
非対応
入荷メール通知
販売価格商品バリエーション毎に通常価格と異なる販売価格を表示する
スケジュール設定
サイズ商品バリエーション毎に長さ、幅、高さを表示する
専用項目

専用項目
重量商品バリエーション毎に重量を表示する
0円商品無料サンプルなど0円商品の販売ができる
ダウンロード商品ソフトやPDFなどのダウンロード商品を販売ができる×
URLによる設定
購入後ダウンロード

有効化時期
ダウンロード回数
利用規約
ファイル保管先
レビュー商品レビューを表示、投稿できる××
商品
カテゴリー
ページ
注文
お客様の声
関連商品関連商品を表示する
手動設定
アップセル
クロスセル

自動表示

自動表示
カテゴリー
在庫あり
価格差

商品詳細の特徴

EC-CUBEは、基本的な表示項目やバリエーション別表示にも対応していますが、3つのパッケージの中で唯一、ダウンロード販売やお取り寄せ販売には対応していません。

また、カスタマイズをするにはEC-CUBEのカスタマイズに対する知識がないと対処できないものとなっています。

WooCommerceも、基本的な表示項目やバリエーション別表示にも対応しており、セール価格をスケジュール設定して表示ができる機能や、商品バリエーション別に重量やサイズも設定できる機能が用意されています。

CS-Cartは、管理画面だけで設定できる項目が充実しており、デザイン変更のバリエーションも用意されているため、システムに対する知識がなくても、様々な形で商品を見せる事ができるようになっています。

ユーザーが商品を購入する際に判断材料となるレビュー機能は、CS-Cartのみとなっており、EC-CUBEWooCommerceは有料Add-on(アドオン)や有料Plugin(プラグイン)での対応となっています。

カート

カートは、購入しようとする商品を注文するまで入れておく、まさに買い物かごです。

自由に商品を出し入れできることはもちろん、数量変更も簡単であることが求められます。

また、出来るだけ注文手続きを簡単にする方が、離脱を防ぐためには望ましいところです。

機能説明EC-CUBE 4.0.4WooCommerce 4.9.0CS-Cart B2C 4.12.1
カート表示常にカートが表示されている
非ログイン時非ログイン時に商品をカートに追加するかの設定ができる××
許可
カートに追加を非表示
価格とカートに追加を非表示
カート内商品マウスオーバーやクリックでカート内商品が閲覧・削除ができる
クリック

マウスオーバー

クリック
合計金額カート内商品の合計金額が表示が閲覧できる××
最低注文金額最低注文金額を設定できる××
カート内確認カート内に入れた商品を確認し、削除や数量変更できる
注文手続きカート内確認を経由せず注文手続きに進める×
クーポンクーポンやギフト券を適用できる
公式無料プラグイン

クーポン

クーポン
ギフト券
キャンペーンコード

カートの特徴

EC-CUBEは、基本的な機能は用意されていますが、必ずカートの内容表示をしてからでないと注文手続きに進めませんが、クーポンには公式無料プラグインを入れることで対応しています。

WooCommerceは、カート内商品をマウスオーバーだけで確認ができ、合計金額も常に確認ができ、カートの確認をすることなしに注文手続きに進め、クーポンにも対応しています。

CS-Cartは、カート内で合計金額が表示されていないが、カートの確認をすることなしに注文手続きに進め、クーポンだけでなく、ギフト券やキャンペーンコードも使えます。

注文手続き

注文手続きでは、個人情報入力と決済、商品を送る場合には配送方法を入力します。

注文手続きについても、出来るだけステップ数が少ない方が、カゴ落ちが少なくなると言われています。

機能説明EC-CUBE 4.0.4WooCommerce 4.9.0CS-Cart B2C 4.12.1
ゲスト購入会員登録をせずに商品購入ができる
ログインカートからログインができる
一画面注文情報入力が一画面で完結する×
二画面
郵便番号検索郵便番号で住所検索ができる
Yahoo! APP ID必須
×
配送先住所配送先住所の入力ができる
複数登録
商品別配送先設定商品別配送先設定ができる××
備考メッセージを送る事ができる
配送手段配送手段を設定できる
決済手段決済が用意されており、手動でも設定できる
手動追加不可

注文手続きの特徴

EC-CUBEは、注文情報入力が二画面に分かれていますが、住所入力を楽にする郵便番号検索にも対応しており、二画面目で配送先住所を複数登録でき、さらに商品毎に配送先を設定できるところに特徴があります。

WooCommerceは、Japanized For WooCommerceを追加することで郵便番号検索にも対応し、基本的な機能が全て揃っていますが、決済手段についてはPlugin(プラグイン)でしか追加ができません。

CS-Cartは、一通りの機能が揃っていますが、郵便番号検索には対応しておらず、手動で都道府県を登録すると、都道府県のセレクトボックスが、一般的な北海道から沖縄まで順番に表示するということができません。(アドオンでは対応可能)

決済

決済は、できるだけ多くの決済手段がある方が、ユーザーにとっては便利です。

郵便為替や現金書留、銀行振込ついては、オフラインでの作業がメインとなりますので、ECサイト構築パッケージで用意されていなくても、手動で設定ができるものが

ECサイトにおいては、オンライン上で完結する方が望ましいので、クレジットカード決済は必須となります。

また、PayPal決済は、2018年6月より銀行口座のみでアカウントの登録ができるようになり、クレジットカードを持っていない学生やクレジットカードを持つことに不安な方でも利用できるため、決済手段としてある方が望ましいでしょう。

Apple PayやGoogle Payは、対応している端末やブラウザが限定されるため必須ではありませんが、スマートフォン向けのサービスを行う場合には対応しておくのも

機能説明EC-CUBE 4.0.4WooCommerce 4.9.0CS-Cart B2C 4.12.1
クレジットカード決済クレジットカード決済が利用できる
公式無料アドオン必須
EC-CUBEペイメント必須

公式無料プラグイン必須
Stripe
Square

Stripe
海外系決済サービス
PayPalPayPalが利用できる
公式無料アドオン必須
PayPal Express Checkout

PayPal Standard
PayPal Express Checkout

PayPal Standard
PayPal Express
PayPal Advance
Apple PayApple Payが利用できる×
公式無料プラグイン必須
Stripe利用

Stripe利用
Google PayGoogle Payが利用できる×
公式無料プラグイン必須
Stripe利用

Stripe
Amazon PayAmazon Payが利用できる×
公式無料アドオン必須
×
PaidyPaidyが利用できる
公式無料アドオン必須
×
キャリア系決済キャリア系決済が利用できる
公式無料アドオン必須
EC-CUBEペイメント必須
ドコモケータイ払い
auかんたん決済
ソフトバンクまとめて支払い
××
コンビニ決済コンビニ決済が利用できる
公式無料アドオン必須
××
郵便為替・現金書留郵便為替や現金書留が利用できる
小切手支払い利用
銀行振込銀行振込が利用できる
Paidyも利用可
代金引換代金引換が利用できる
ユーザー別決済ユーザー毎に利用できる決済を設定できる××

決済の特徴

一見すると、EC-CUBEの対応している決済サービスが多いように見えるのですが、EC-CUBEで注意が必要なのは、クレジットカード決済などのオンライン決済対応をするにあたって公式からEC-CUBEペイメント決済プラグイン(4.0系)が無料で提供されていますが、EC-CUBEペイメントの利用が必須となっている点です。

こちらは、初期費用や決済手数料、決済処理料、月額費用が非公開で個別対応となっているので、ECサイトの構築システムを決める前に確認をしておくことが重要です。

WooCommerceは、以下のような公式以外の決済Plugin(プラグイン)が無料で提供されていますので、必要な決済サービスを選択して導入するのがいいでしょう。

CS-Cartは、クレジットカード決済に対応した自社独自のECサイトを1日で構築する方法で書いたように、基本機能で即日に決済サービスを導入できるStripeとPayPalに対応しており、また17言語もの多言語と円だけでなくドルやユーロといった多通貨に対応しているため、越境ECでは必須となる海外系の決済サービスに対応したAdd-on(アドオン)が多数用意されています。

また、ユーザーグループ毎に決済手段を選択できるため、新規ユーザーはクレジットカード決済のみとし、ゴールドユーザーは請求書払いができる、ということもできます。

配送料金

商品を顧客にとどけるために必須となるのが配送であり、配送料金は以前とは異なり、物流クライシスが言われるようになってから、ユーザー側もかかるのが当たり前という認識となってきました。

ただ、配送料金は配送する商品のサイズと個数で大きく値段が異なるため、宅配便業者が設定している都道府県別の料金テーブルでの料金を想定していても、実際の配送料金とは異なる場合もあります。

また、北海道や沖縄などの遠方にお住いのユーザーにとっては、送料が高額になると購入を躊躇してしまう要因ともなりかねません。

そのため、配送料金を固定にしたり、一定金額以上は無料とするECサイトも多く、例えば間接資材を販売するモノタロウは、購入金額が3,500円未満の場合は、基本全国一律配送料500円としていますし、アスクルでは、1,000円未満の場合は、1梱包(個口)につき330円としています。

配送料金は都道府県別で運用するよりも、取り扱う商品のサイズや重量、発送個数、単体購入が多いのか複数購入が多いのかといった購買行動なども含めて、検討をするのが望ましいところです。

機能説明EC-CUBE 4.0.4WooCommerce 4.9.0CS-Cart B2C 4.12.1
配送方法設定複数の配送業者や配送手段を設定できる
海外にも対応
支払方法設定配送方と決済手段を紐づけできる××
全国一律料金全国一律の料金設定ができる
都道府県別料金都道府県別の料金設定ができる
都道府県と配送方法
配達希望日配達希望日設定ができる××
配達時間設定配達時間設定ができる×
ユーザーグループユーザーグループ毎に配送手段を設定できる××
商品別送料商品毎に異なる送料を設定できる
商品管理で対応
配送無料商品配送無料商品を設定できる×
商品管理で対応
購入金額で送料無料購入金額により送料無料となる
金額/数量

配送方法
配送個数別送料発送個数に応じた送料を設定できる×
ソース修正

配送クラス対応
購入金額別送料購入金額別で送料を設定できる××
重量別送料配送重量別で送料を設定できる××

配送料金の特徴

EC-CUBEは、都道府県別料金設定、配達時間設定など、日本のECサイト構築パッケージらしい機能が用意されています。

WooCommerceは、Japanized For WooCommerceを追加することで配達希望日や配達時間指定、配達予約可能開始日、配達予約可能期間などにも対応し、標準的機能で都道府県別料金にも対応していますので、日本のECサイトによくある機能についてはかなり網羅しています。

CS-Cartは、都道府県別の対応をするには、ロケーションを毎の価格設定をすることで対応ができる上に、商品別送料設定や配送個数による送料計算、購入金額での送料計算、重量による送料計算ができるようになっており、さらに海外の8大国際物流サービスであるUPS、DHL、FedEx、USPS、Canada Post、Australia Post、SwissPost、Temandoについては、送料の自動計算ができるようになっています。

会員登録及びマイページ

何度も商品を購入する際には、会員登録ができる方が便利であり、ECサイト構築パッケージにおいては基本の機能となっています。

会員登録を楽に行うために、既に登録があるSNS(ソーシャル・ネットワーク・サービス)のアカウントを使って登録やログインを行うソーシャル・ログインへの対応も、最近では増えています。

機能説明EC-CUBE 4.0.4WooCommerce 4.9.0CS-Cart B2C 4.12.1
会員登録会員登録ができる
会員登録項目変更会員登録項目を追加・変更・削除××
会員登録のみ購入無しで会員登録のみができる
ゲスト購入会員登録なしで購入ができる
メール実存確認会員登録時にメールの存在確認が必須となっている××
ソーシャルログインソーシャルログインに対応している××
マイページマイページが用意されている
会員情報変更マイページで会員情報を変更できる
住所変更マイページで住所を変更できる
配送先住所変更マイページで配送先住所を変更できる
複数住所対応

複数住所対応
注文履歴マイページで注文履歴が確認できる
注文ステータス
注文詳細

注文ステータス
注文詳細

注文ステータス
注文詳細
返品対応注文履歴から返品ができる××

会員登録及びマイページの特徴

EC-CUBEは、購入しない状態での新規会員登録の場合でも住所や電話番号まで必須となっているため、会員登録自体のハードルは少し高い物になっていますが、会員登録とマイページには必要十分な機能が用意されています。

WooCommerceは、購入しない状態での新規会員登録はメールアドレスだけで可能となっているため、気軽に会員登録ができますが、会員登録項目や配送先住所などの機能は必要最低限となっています。

CS-Cartは、会員登録項目の変更ができるうえ、基本的な機能はそろっており、返品対応やスパム対策としてのreCAPTCHA対応、ソーシャルログインにも対応しています。

管理機能

ここからは、ECサイトのデザインやコンテンツ、プロモーションやキャンペーンといったECサイトに関する管理を行う機能について、見ていきます。

CMS機能

ECサイト構築パッケージは、サーバにインストールしただけでは使えません。

自社のECサイトとして運用するためには、販売する商品を掲載するだけでなく、自社のロゴやイメージ画像などを設定するデザイン面から、販売している経営主体の情報やプライバシーポリシー、ECサイトでは必須の特定商取引法に則った情報掲載、利用規約といったページ作成、新着情報やメディアECになると読み物コンテンツまでを用意する必要があります。

このため、ECサイト構築パッケージ自体に、CMS(コンテンツ・マネージメント・システム)と呼ばれるサイトデザインやページ作成ができる機能が用意されていると、開発ベンダーに依頼しなくても、運営企業だけでECサイトの構築や運用が行えます。

機能説明EC-CUBE 4.0.4WooCommerce 4.9.0CS-Cart B2C 4.12.1
無料テーマ無料テーマが用意されている×
デフォルトのみ

Storefront
無料テーマが充実

公式で9つ用意
有料テーマ最新バージョン用の有料テーマが用意されている
現時点で18件

圧倒的多数

現時点で14件
テーマ管理テーマ管理システムが用意されている
デザイン初期設定ヘッダーやロゴ、レイアウトなどの初期設定
ブロック管理

外観のカスタマイズ

レイアウト管理
デザイン管理画面でデザインを作成・変更・削除できる
基本はソース修正

テーマ修正

レイアウト
ブロック
テンプレート
ファイル画像などのファイルを管理画面で管理できる
ページコンテンツを管理画面で作成・変更・削除できる
ソース修正

レイアウト変更も可
新着情報新着情報を管理画面で作成・変更・削除できる
WordPress

専用ブログ
ブログブログを管理画面で作成・変更・削除できる×
WordPress

専用ブログ
メンテナンス画面メンテナンスモードが用意されている×
サイトマップサイトマップを生成できる××
RSSRSSフィードを生成する××
フォーム問い合わせフォームなどを作成できる
ソース修正
×

CMS機能の特徴

EC-CUBEは、デフォルトのデザインテンプレートでは、ロゴを修正するだけでもブロック管理のコードを修正する必要があり、自社独自のデザインに変更をする際には、有料のデザインテンプレートを利用する場合でも、EC-CUBEのカスタマイズに対する知識がないと対処できないものとなっています。

WooCommerceは、WordPressをリリースしているAutomattic社が無料Theme(テーマ)Storefrontを用意しており、ロゴや初期設定については外観 > カスタマイズから行えるようになっていますが、Theme(テーマ)自体の修正には、WordPressの知識が必要となります。

ただ、WooCommerceはWordPressと同じく有料Theme(テーマ)が充実していますので、デザインの選択肢が多いというのが一番のメリットでしょう。

CS-Cartは、無料も有料もTheme(テーマ)の数自体は少ないですが、基本的に管理画面だけでデザインやページの作成・変更・削除ができるため、システムに対する知識がなくても、独自のデザインを作成してECサイトの運用ができます。

商品管理

ECサイトの基本的な設定が終わったら、実際に販売する商品をECサイトの掲載する必要があり、そのためには商品管理が利用されます。

商品管理においては、

機能説明EC-CUBE 4.0.4WooCommerce 4.9.0CS-Cart B2C 4.12.1
商品情報一覧商品情報を一覧で表示・検索することができる
商品情報商品名、商品説明を登録・変更・削除ができる
商品検索商品名や商品コードで商品検索ができる
公開ステータス公開・非公開のステータスで商品検索ができる×
日付検索登録日などの日付で商品検索ができる
登録日
更新日
×
作成年月日
在庫検索在庫の有無で商品検索ができる
在庫あり
在庫なし

在庫あり
在庫なし
お取り寄せ

在庫数
価格検索商品価格で商品検索ができる××
送料検索商品別の追加送料、重量で商品検索ができる××
配送無料商品
商品カテゴリー検索商品カテゴリーで商品検索ができる
追加情報
商品フィルタ
販売個数検索販売個数で商品検索ができる××
その他検索その他の検索項目××
人気度
更新時間
型番
商品画像複数の商品画像の登録・変更・削除ができる
メイン・ギャラリー
商品画像表示商品画像とサムネイルの表示形式を選択できる設定ができる
ソース変更

テーマ変更

画像小
画像大
ギャラリー形式
リスト形式
追加情報メーカー名などの追加情報に登録・変更・削除ができる××
フィルタ追加情報を検索フィルタとして設定できる××
バリエーション色やサイズなどの商品バリエーションを登録・変更・削除ができる
発送目安
在庫
ブランドメーカーや著者名などの商品バリエーションを登録・変更・削除ができる××
写真
説明文
ページタイトル
URL
SEO名称
販売価格商品バリエーション毎に販売価格を登録・変更・削除ができる
スケジュール設定
通常価格商品バリエーション毎に通常価格を登録・変更・削除ができる
数量割引商品バリエーション毎に数量割引が設定できる××
SKU商品バリエーション毎にSKUを登録・変更・削除ができる
コード

SKU

コード
在庫数表示商品バリエーション毎に在庫数を登録・変更・削除ができる
サイズ商品バリエーション毎に長さ、幅、高さを登録・変更・削除ができる
重量商品バリエーション毎に重量を表示する
お取り寄せ在庫切れの際にお取り寄せとして商品購入設定ができる×
通知あり
通知なし
非対応

通知あり
非対応
入荷メール通知
0円商品無料サンプルなど0円商品の販売が設定ができる
ダウンロード商品ソフトやPDFなどのダウンロード商品を販売設定ができ、販売ファイル管理ができる×
URLによる設定
購入後ダウンロード

有効化設定
ダウンロード回数
利用規約
ファイル保管先
セット商品セットで購入する商品を設定できる××
レビュー商品レビュー管理ができる××
関連商品関連商品を表示設定ができる
手動アップセル
手動クロスセル
×
自動表示

オン/オフ
自動表示
販売制限商品バリエーション毎に一度の注文で購入可能な商品数制限の設定ができる×
最小/最大
年齢認証カテゴリーや商品に年齢認証を付けることができる××
カテゴリー商品カテゴリーを階層化して登録・変更・削除ができる
複数カテゴリ複数の商品カテゴリに登録ができる
タグ商品毎にタグの登録・変更・削除ができる
添付ファイル添付ファイルの登録・変更・削除ができる××
ポイントポイント付与、ポイントによる購入を設定できる××
SEO商品URLを自由に設定できる×

商品管理の特徴

EC-CUBEは、商品管理の基本的な機能は用意されていますが、ダウンロード商品が対応していない点と、メーカーの場合だと在庫はなくても生産ができた場合にすぐ出荷ができるので、注文販売に対応したいところですが、そちらも対応していないという点が懸念されます。

WooCommerceは、販売価格の適用に対してスケジュールを設定できるため、セールなどを行う際には便利であり、ダウンロード商品にも対応が可能です。

CS-Cartは、商品管理や商品検索でも機能が充実しており、追加情報でのフィルタ作成など、管理画面だけで様々な事が実現できるうえ、EC-CUBEWooCommerceが対応していない数量割引やセット販売、商品レビュー、ポイント管理といった、ユーザーが商品を買うインセンティブとなる機能が充実しています。

注文管理

注文管理は、ユーザーが商品を購入した情報を管理するためのものです。

また、ユーザーに商品を倉庫から配送するためのステータスを管理したり、返品のステータス管理といった配送管理にも利用されます。

注文ステータスとしては、注文受付、支払い確認済み、入荷待ち、完了といったものがあり、配送ステータスとしては、ピッキング、梱包、発送、返品のステータスとしては、返品受付、承認、発送済み、といったものが想定されます。

機能説明EC-CUBE 4.0.4WooCommerce 4.9.0CS-Cart B2C 4.12.1
注文ID開始値を設定できる
注文情報一覧注文情報を一覧で閲覧・検索ができる
注文一覧ステータス注文情報一覧でステータスを変更ができる×
個別
複数変更
注文ステータス変更注文ステータスを追加・変更・削除ができる
マスターデータ管理
×
注文情報詳細受注内容の閲覧・登録・変更・削除ができる
ステータス検索注文ステータスで注文を検索ができる
注文者情報検索注文者名、メールアドレス、電話番号で注文を検索ができる
注文者名のみ
注文商品検索注文商品で注文を検索ができる
商品名
×
カテゴリー
価格帯
商品価格
支払方法検索支払方法で注文を検索ができる×
注文金額検索注文金額で注文を検索ができる×
日付検索注文日などの日付で注文を検索ができる
注文日
入金日
更新日
お届け日
×
注文日
注文詳細ステータス注文情報一覧でステータスを変更ができる
注文操作記録注文の作業について自動で詳細が記録される×
手動
×
手動
各種メール送信注文されたお客様にステータスに応じてメールを自動で送信できる×
手動送信
各種メール編集各ステータス毎のメール文面を編集できる
テンプレート修正

テンプレート編集
対応状況一括変更複数の受注ステータスを一括で変更できる
帳票出力帳票を出力することができる
納品書PDF
×
注文確認書PDF
納品書PDF
配送表PDF
帳票メール出力帳票をメールで送信することができる
出荷明細

請求書

注文詳細
配送管理発送先、発送日時、発送業者、追跡番号などを管理ができる
お届け日
お届け日時
発送業者
追跡番号
コメント

配達日
お届け日時
出荷日
出荷メモ

発送日時
発送業者
追跡番号
コメント
発送ステータス管理発送ステータスを管理ができる××
ピッキング
梱包
発送
CSV出力注文をCSVで出力できる
受注
出荷
×
注文
注文商品
CSV登録注文をCSVを登録できる
出荷
×
注文
注文商品
返品管理返品管理ができる
返品完了のみ
×
販売レポート販売分析ができる
公式無料プラグイン
×
バーコード注文バーコードを発行できる××

注文管理の特徴

EC-CUBEは、注文管理の機能が一通り用意されており、納品書PDFの出力にも対応し、出荷CSV登録にも対応しているが、注文ステータスは不可逆と考えているようで、新規受付、入金済み、対応中、注文取消し、発送済み、返品とステータスが進むと、前のステータスに変更が出来ないため、ステータスを変更する際にはかなり慎重な運用が求められます。

WooCommerceは、注文の作業について自動で詳細が記録される機能として注文メモが用意されており、作業履歴が全て自動で記録されるのが大変便利であるが、注文情報の検索機能が弱く、印刷できる帳票にも対応しておらず、CSVの出力・登録に標準では対応していないので、注文受注後の業務フローを想定した場合、小規模なECサイト以外だとWooCommerceだけで完結するのは厳しいように思われます。

CS-Cartは、注文管理機能が一通りそろっている上、ステータスを追加・変更できたり、帳票類も充実しており、CSVの出力・登録にも対応している。

また、配送管理や返品管理機能も用意されているため、注文管理をECサイト内で完結させる分には十分な機能が用意されているが、販売レポート機能の項目は弱いため、販売管理や売上管理などを行う場合には、EC-CUBEWooCommerceと同様、外部のサービスやパッケージを利用する方が無難です。

会員管理

会員管理は、ユーザーがECサイトを利用する際に登録した情報を管理するためのものです。

ECサイトの商品を発送するための情報以外にも、顧客管理を行うための情報を追加して、ユーザーの嗜好を分析したり、優良顧客の購買行動を分析などができると便利です。

機能説明EC-CUBE 4.0.4WooCommerce 4.9.0CS-Cart B2C 4.12.1
仮会員登録時に仮会員設定ができる××
会員登録項目変更会員登録項目を追加・変更・削除××
会員登録のみ購入無しでの会員登録設定ができる×
メール実存確認会員登録時にメールの実存確認設定ができる××
会員情報一覧会員情報を一覧で閲覧・検索ができる
会員情報詳細会員情報の閲覧・登録・変更・削除ができる
基本会員検索会員情報を会員名、メールアドレス、電話番号で検索ができる
電話番号なし
住所検索会員情報を住所で検索ができる
都道府県


都道府県


都道府県
市区町村
番地
注文商品検索会員情報を注文商品で検索ができる
商品名
×
カテゴリー
価格帯
商品価格
注文条件検索会員情報を注文金額や注文件数で検索ができる
購入金額
購入件数

AOV
×
日付検索会員情報を登録日などから検索ができる
登録日
更新日
最終購入日

購入時期
最終購入日
×

会員管理の特徴

EC-CUBEは、会員登録において仮会員とメールの実存確認ができることで、スパムユーザーが増える対策を行っており、会員検索については購入金額や購入件数などの詳細項目でも検索ができ、会員詳細では購入履歴も表示されるようになっているため、会員と注文を一体で見れるのが便利です。

WooCommerceは、会員検索については、名前や国/都道府県、ユーザー名、メールアドレス、注文番号、購入金額、AOV(平均注文金額)、購入時期、最終購入日で検索ができますが、会員情報詳細についてはWordPressの会員機能を拡張した程度の機能しかなく、注文詳細も見ることができません。

CS-Cartは、会員検索では、ユーザーを特定するための氏名や電話番号、ユーザーグループ、住所、注文商品での検索機能がメインとなっていますが、会員情報詳細画面では登録年月日や最初の注文日、ユーザーがクレジットカードで購入した注文と購入完了した注文、総購入金額、最終注文日が見れ、個別会員毎の掘り下げができるようになっています。

マーケティング管理

マーケティング管理は、ECサイトにユーザーを集めたり、ECサイトにやってきたユーザーへ購入の後押しをするための機能です。

トップページやカテゴリートップにバナーを表示したり、売れ筋商品ランキングを掲載したり、イベントの告知をしたりするだけでなく、実際にユーザーにとってメリットのある、会員登録時にポイントプレゼントやポイント倍増キャンペーン、送料無料キャンペーンなどを実施することで、新規会員登録や購入数を増やす事ができます。

さらに、購入ポイントを付与したり、購入金額などによりゴールドやシルバーといったユーザーグループを作成して、特別価格などを設定することで、「同一商品はここで買う方がお得」と感じさせる事もできます。

機能説明EC-CUBE 4.0.4WooCommerce 4.9.0CS-Cart B2C 4.12.1
おすすめ商品表示管理画面で設定した商品を表示できる
テーマ対応

レイアウト管理
新着情報表示管理画面で設定した新着情報を表示ができる
テーマ対応

レイアウト管理
ベストセラーベストセラー商品のランキングを表示ができる××
レイアウト管理
バナー管理画面で設定したバナー表示ができる
テーマ対応

バナー管理
セール管理画面で設定した商品にセール表示ができる××
ユーザーグループ購入金額ランクなどによるユーザーグループを設定できる××
ユーザーグループ割引ユーザーグループで割引や特別商品価格を設定することができる××
キャンペーン管理画面で割引などのキャンペーン作成・変更・削除ができる××
20項目の条件
ユーザーグループの条件
8項目の特典
ギフト券ギフト券の発行やユーザーによるギフト券利用ができる××
ギフト券管理
クーポン券クーポン券の発行やユーザーによるクーポン券利用ができる×
自動生成
クーポンコード
対象ユーザー
特典
ポイント商品購入時のポイント付与やポイントでの商品購入ができる××
メルマガメールマガジンの登録、解除、アドレス変更ができる
公式無料プラグイン
×
コメントとレビューコメントとレビューを商品、カテゴリーなどでを集めて表示する仕組みがある××
お客様の声お客様の声を集めて表示する仕組みがある××
商品比較商品の比較リストを作成できる××
ほしい物リストほしい物リストを作成できる××
価格表商品の価格表を作成できる××

マーケティング管理の特徴

EC-CUBEは、トップぺージの決められた領域に新着情報やおすすめ商品、バナーを表示する仕組みが用意されているが、見せ方を変えるためにはEC-CUBEのカスタマイズに対する知識がないと対処できず、またセールやキャンペーンといったECサイトの運用に関する機能は用意されていません。

WooCommerceは、WordPressがベースのためおすすめ商品の表示や新着情報などは、Theme(テーマ)を編集することが前提となっており、共通の機能としては用意されていません。

また、ECサイトの運用に関する機能としては、クーポンの発行に対応しています。

CS-Cartは、管理画面で全て完結するように新着情報やおすすめ商品、バナーといったユーザーへの訴求機能が用意されており、さらにキャンペーンやギフト券、クーポン券、ポイントといったユーザーに対するインセンティブも管理画面で設定ができます。

さらに、コメントやレビュー、ランキング、商品比較、ほしい物リストなどの、ECサイトを継続的に利用する際に便利な機能も標準で用意されています。

管理者管理機能

ECサイトは、小さい会社の場合には一人で運用を行うということもありますが、通常は複数人で運用を行うのが一般的です。

またその場合には、社内の人員だけでなく、外部の人間に依頼をして運用を行う事も数多くあります。

そのため、ECサイトでは以下のように運用担当が分かれている場合も多く、それぞれで必要な管理権限が異なります。

  • コンテンツ運用担当
  • 注文管理担当
  • 商品管理と在庫管理担当
  • 配送管理担当

そのため、ECサイトにおいても、管理者別に権限設定を行える方が便利です。

機能説明EC-CUBE 4.0.4WooCommerce 4.9.0CS-Cart B2C 4.12.1
管理者管理管理ユーザーを複数設定できる
管理者権限管理管理ユーザー毎に管理権限を設定できる××

システム管理機能

ECサイトは、24時間365日運用し続けることが望ましいものですが、東証のシステム障害の対応について新聞とIT業界の見方が正反対なのは前提条件が真逆だからでも書いたように、「システムはどんなに上手く運用しても止まるもの」です。

そのため、システムが止まる前提で考えた場合、システムやデータをどのようなタイミングでどのようにバックアップを取っておくか、また止まった後にはどのように復旧させるか、を事前に検討しておく事が重要です。

さらに、常に最新のセキュリティに対応するためには、最新のバージョンにアップデートを行う必要がありますが、管理画面でのアップデートに対応できない場合には、結局毎回バージョンアップコストを対応するベンダーに支払い続ける必要があります。

機能説明EC-CUBE 4.0.4WooCommerce 4.9.0CS-Cart B2C 4.12.1
バックアップファイルやデータベースのバックアップ機能が用意されている×
復元ファイルやデータベースの復元機能が用意されている×
機能追加アドオンやプラグインによる機能追加
アップデート管理画面でのアップデートに対応している×
サポート公式サポート窓口が用意されている××

システム管理機能の特徴

バックアップや復元については、EC-CUBEでは機能として用意がされておらず、WooCommerceではWordPress側のバックアップ・復元Plugin(プラグイン)を使う前提となっており、専用の機能が用意されているCS-Cartとはスタンスが異なっている。

機能追加については、EC-CUBEオーナーズストアにおいて、プラグインやテンプレートが、CS-CartMarket Placeにおいて、Theme(テーマ)やPlugin(プラグイン)が用意されているが、圧倒的にWooCommerceに対応したPlugin(プラグイン)が多くなっています

また、アップデートやサポートについては、EC-CUBEは対応しておらず、WooCommerceではWordPressと同様にアップデートのみ対応しており、両方に対応しているCS-Cartとは違いがあります。

これは、「ユーザー自身にシステムに対する知識があって構築・保守・運用を行う」という前提のEC-CUBEWooCommerce、と「ユーザー自身にはあまりシステムの知識がなくても構築・保守・運用ができるように」と考えるCS-Cartのスタンスの違いだと思われます。

その他機能

ECサイトは、商品を販売するために設定すべき情報や、ユーザーにとって望ましい機能などがあります。

消費税や軽減税率の設定は、納税を行うために重要ですし、ソーシャルログインができると、ユーザーが会員登録する際の心理的障壁を下げることができます。

また、ターゲットユーザーが海外も想定される場合には、多言語対応や多通貨対応は必須となります。

機能説明EC-CUBE 4.0.4WooCommerce 4.9.0CS-Cart B2C 4.12.1
税率消費税、軽減税率を設定できる
スケジュール設定
CSV出力項目CSV出力項目を設定できる×
reCAPTCHAスパム対策にreCAPTCHAを導入できる××
ソーシャルログインソーシャルログインの設定ができる××
Google
Facebook
PayPal
Twitter
Yahoo
Live
Linkedln
Foursquare
サプライヤー商品仕入れ先を設定して購入通知などを送れる××
多言語対応複数の言語に対応
環境変数
英語/日本語選択

一言語限定

27言語
多通貨対応複数の通貨に対応
環境変数
一通貨限定

一通貨限定

多通貨対応

総合評価

EC-CUBEWooCommerceCS-Cartを、以下の項目で比較してきました。

EC-CUBEWooCommerceCS-Cartのそれぞれの特徴について、まとめてみたいと思います。

EC-CUBE

EC-CUBEは、オープンソースのECサイト構築パッケージとして、いまだに日本で多くのシェアを持っているだけあって、ECサイトで商品を販売するために十分な機能が一通り揃っています。

特に、フリガナ対応や郵便番号検索による住所入力、配送設定の都道府県対応、配達希望日時設定、注文管理の帳票類印刷の豊富さ、会員詳細では購入履歴も表示される点、CSV出力項目設定の豊富さ、など、日本発祥のECサイト構築パッケージ独特な細かい機能が用意されています。

しかし、ECサイトの構築という点では、ロゴを直すだけでもHTMLの知識が必要であり、レイアウトを変更するためにはEC-CUBEのカスタマイズに対する知識がないと対処できないため、EC-CUBEを自社に最適な形で構築するためには、EC-CUBEの知識が必要という点には注意が必要です。

また、ECサイトで重要な決済については、公式からEC-CUBEペイメント決済プラグイン(4.0系)が無料で提供されていますが、EC-CUBEペイメントの利用が必須となっており、初期費用や決済手数料、決済処理料、月額費用が非公開で個別対応となっている点も懸念点です。

ECサイトの商品を販売する以外の運用面においては、メディアECに代表されるECサイトのオウンドメディア化による集客が増えている中で、ブログ機能がない点や、数多くのECサイトで用意されているポイントシステム、送料無料キャンペーンなどを運用するためのプロモーション機能など、マーケティング管理の機能がないため、これらについてWordPressの導入や有償プラグインの導入などを検討する必要もあります。

管理画面を使ったアップデートがなく、オープンソースなので公式なサポートがない一方で、プラグイン毎に機能追加の対応バージョンが細かく決まっているため、EC-CUBEの知識がない企業は対応できるベンダーと組んでの運用は必須です。

越境ECへの対応を想定する場合には多言語や多通貨が必要ですが、一言語(英語/日本語)、一通貨のみの対応となっています。

WooCommerce

WooCommerceは、オープンソースのCMSであるWordPressのPlugin(プラグイン)として作られているため、WordPressの機能や膨大なカスタマイズ情報が利用できると言う点と、WordPressのコミュニティから出てくる多彩なTheme(テーマ)やPlugin(プラグイン)が導入可能な点が大きなメリットです。

また、日本国内対応のために無料で使えるJapanized For WooCommerceというPlugin(プラグイン)がリリースされており、フリガナ対応や敬称(様)付け、会社名、郵便番号検索による住所入力、配達希望日時設定、配達予約日設定、日付フォーマット変更、最終集荷時間設定、未出荷曜日設定、祝日設定、日本独自の支払い方法設定、特定商取引法対応と、日本独自の対応が行われています。

他にも、WooCommerceは標準機能で都道府県の配送設定も可能であり、クーポン券に対応していたり、公式や非公式の決済Plugin(プラグイン)も数多くリリースされています。

しかし、一方でWordPressのPlugin(プラグイン)として構築されているために、会員管理がWordPressの管理画面そのままであったり、帳票出力に全く対応しておらず、注文管理の機能が簡易的な部分があったりと、ECサイト構築パッケージと比較すると物足りない面も多いのは確かです。

ECサイトの構築という面においては、WordPressを使って行う形であるため、管理画面でできることは少なく、WordPressのTheme(テーマ)についての知識がないと、カスタマイズは難しいでしょう。

WordPressが使える一番のメリットとしては、やはりブログが使えるのでオウンドメディア化が簡単にできるという点と、WordPressと同様、管理画面でのアップデートに対応している点でしょう。

そのため、アップデートするにあたって、手動でソースやデータベースのアップデート作業が発生するEC-CUBEと比較すると、システムでの運用負荷は低くなります。

多言語や多通貨に対しては、元が海外のパッケージであるため各国別という形でEC-CUBEと同様に、一言語(英語/日本語)、一通貨のみの対応となっています。

CS-Cart

CS-Cartは、ECサイトの構築から運用までの機能が全て網羅されているECサイト構築パッケージであるため、基本的な機能ではEC-CUBEWooCommerceよりも多機能な部分が多くなっています。

一方、ロシア発祥のECサイト構築パッケージであるため、フリガナ対応や郵便番号検索による住所入力、配送設定の都道府県対応、配達希望日時設定、といった機能については標準では用意されていません。

また、ECサイトの構築にあたっては、EC-CUBEWooCommerceと異なり、インストールした後に、管理画面だけで初期設定からデザイン変更まで対応できるため、インストールした当日から運用を開始する、ということも可能です。

さらに、運用においても、マーケティング管理としてブログ機能や新着情報、おすすめ商品、バナーの掲載も管理画面ででき、キャンペーン管理やギフト券管理、クーポン券管理、ポイント管理といったユーザーに対するインセンティブも管理画面で設定ができます。

さらに、コメントやレビュー、ランキング、商品比較、ほしい物リストなどの、ユーザーがECサイトを継続的に利用する際に便利な機能、reCAPTCHAによるスパム回避、ソーシャルログインによる会員登録負荷の低減、ゴールド会員、シルバー会員といったユーザーグループの設定による会員の囲い込みなど、ECサイト運用に必要な機能については、Plugin(プラグイン)やAdd-on(アドオン)などを追加することなしに、利用することができます。

CS-Cartは、WooCommerceと同様に、管理画面でのアップデートに対応しているため、アップデートするにあたって、手動でソースやデータベースのアップデート作業が発生するEC-CUBEと比較すると、システムでの運用負荷は低くなります。

多言語や多通貨に対しては、標準で27言語に対応しており、通貨も必要なものを作成すれば、ベース通貨と自動でレート変換して表示ができます。

ECサイト構築パッケージを選定する前に

純粋な機能の部分で、EC-CUBEWooCommerceCS-Cartを比較してきました。

しかし、実際にこれらのECサイト構築パッケージから選定を行う場合には、単なる機能面だけで比較するのではなく、以下の項目から自社の状況を分析して、選定をする必要があります。

  1. ECサイトの構築や運用経験があるか?
  2. 自社でデザインやHTML、CSS、PHP、サーバなどの技術サポートができるか?
  3. 自社ECサイトに求める機能は販売のみか?

ECサイトの構築や運用経験があるか?

まず、ECサイト構築パッケージを選定する上で、ECサイトの構築や運用経験があるかどうかは大変重要です。

ECサイトの新規構築やリニューアルにあたっては、楽天市場やAmazonマーケットプレイスに出店したり、ASPやSaaSでカートシステムでECサイトを構築するのとは異なり、自由度が高くなる分、多くの決定すべき項目があります。

また、ECサイト構築の担当者になったらメルカリやヤフオクで運用業務を学ぶべしでも述べたように、ECサイトでは様々な運用業務があり、それが日次、週次、月次、年次という期間単位以外にも、イベント次や年度末などの様々なタイミングで発生します。

ECサイト構築パッケージの導入を検討する際に、これらの要素を想定せずにECサイト構築パッケージを選定してしまうと、実際の構築や運用において必ずトラブルとなってしまいます。

機能比較でみてきたように、EC-CUBEWooCommerceにはCMS機能やマーケティング機能が弱い点がありますので、機能追加のための追加開発が発生したり、運用でカバーを行うためのチーム編成が必要になる可能性もあります。

特に、独自ECサイトの構築にスピード感が求められる場合には、インストールして初期設定をすればすぐにECサイトの運用ができるCS-Cart以外は、有償のテンプレートやTheme(テーマ)を購入するといった形で対応をしないと、EC-CUBEWooCommerceでは初期構築に時間がかかってしまうでしょう。

一方、決済手段においてコンビニ決済やキャリア決済を行いたいと考えた場合には、どこの決済会社を使うのかを選択する必要がありますし、決済会社によって手数料が変わってきます。

さらに、Plugin(プラグイン)の開発が必要になる可能性もあります。

そのため、自社でのECサイトの構築や運用経験がない場合には、自社だけでECサイト構築パッケージの選定を行わず、まEC-CUBEWooCommerceずはECサイトの構築コンサルティングを依頼する方が、お勧めです。

自社でデザインやHTML、CSS、PHPなどの技術サポートができるか?

自社にデザインやHTML、CSS、PHPなどの技術サポートができるかどうかは、EC-CUBEWooCommerceのようなオープンソースと呼ばれる公式サポートがないECサイト構築パッケージを使う場合には必須の要件となっています。

オープンソースは、ライセンス費が不要でカスタマイズも自由に行える代わりに、発生したバグやセキュリティ対応については、自己責任で対応が必須となります。

また、管理画面でECサイトの構築ができない場合には、各ECサイト構築パッケージのカスタマイズについての知識も必要となります。

もちろん、自社で対応ができない場合には、それを理解してサポートをしてくれる信頼できるベンダーに依頼をすればいいのですが、EC-CUBEやWordPressについては、管理画面から簡単に導入できるレンタルサーバも数多くあるため、自分で簡単にインストールができてしまいます。

しかし、ECサイト構築パッケージのインストール自体はできたとしても、そこから実際の商品を販売できるようにするまでが大変ですので、「サーバに入っている」というだけでECサイト構築パッケージを選定すると、こちらも実際の構築や運用において必ずトラブルとなってしまいます。

自社ECサイトに求める機能は販売のみか?

ECサイトを構築や運用をした経験がない場合、ECサイトとは商品を販売するだけの機能があればいい、と考えておられる場合があります。

しかし、インターネット上で売上を上げ続けるためには、ユーザーをECサイトに集客して、顧客化して商品を販売し、継続して購入をしてもらい続ける必要があります。

そのため、一部のBtoB向けのECサイトでない限り、ECサイトに必要な機能として、商品を販売できるだけでは機能が足りないケースが大半であり、その部分だけでECサイト構築パッケージを選定すると、こちらも実際の構築や運用において必ずトラブルとなってしまいます。

自社の要件定義に見合ったものを選定する

見てきたように、EC-CUBEWooCommerceCS-Cartは、それぞれ特徴があります。

しかし、ECサイトにおいては単なる機能比較で選ぶのではなく、自社のECサイトに必要な要件定義を運用体制も含めて行い、それにマッチするECサイト構築パッケージを選定する事が重要です。

リソース・シェアリングでは、ECサイト構築における要件定義やパッケージ選定のコンサルティングから、RFP作成、ベンダー選定、設計、構築、運用、解析までをサポートしております。

ECサイト構築でお困りの場合には、是非弊社にお声がけください。

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リソース・シェアリングは、ITのコンシェルジュとして、クライアントにとっての最適解をご提案するコンサルティングから構築・運用・解析までをワンストップで対応できるITコンサルティング会社です。
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